Andyの日記

不定期更新が自慢の日記でございます。

ホンダ新体制

2007-11-13 16:36:29 | モータースポーツ・車
まさか、と思っていたが、あのロス・ブラウンがホンダチームに加入することに正式決定した。
そして 11/26 からチームに加入して仕事をするということだ。彼自身はフェラーリに再加入
したいという希望もあったようだが、その場合は全権を掌握しての最高責任者として加入する
ことを望んでいたようで、その条件面でフェラーリと折り合いがつかなかったらしい。きっと、
ジャン・トッドとはいろいろとあったのだろう。彼の仕事の進め方が、自分に合わなくなって
きたんじゃないのかな。

彼が入っても、すぐにはチームが力をつけてくるわけではないだろう。上位争いができるように
なるまでは、あと2~3年はかかるはずだ。ニック・フライ色が残るチームを自分の色に
しなければならないし、車をホンダエンジンに適したデザインに設計する必要もあるし、他にも
やることはいろいろある。今のフェラーリしか知らない人には信じられないだろうが、90年代
前半のフェラーリといえば、周回遅れにされることもあるような低迷ぶりだったのだ。それを
プジョーのラリー・チームから引き抜かれたジャン・トッドが少しずつチームを立て直して、
そのおかげで今のフェラーリがある。それと同様に、ホンダも一歩一歩着実に進歩していく
ことだろう。ていうか、福井さんが無茶な要求をつきつけないことを祈るばかりだ。

ドライバーはどうするのだろう、バトンはまぁいいとして、もう一人は?バリチェロはどうも
放出される可能性が高いらしい。確かに、今シーズンの走りを見ている限りでは、どうにも
情けないし、もう終わったという見方をするしかないと思う。代わりに誰を入れるのか?
ロス・ブラウンがホンダに来るとなれば、ホンダに入りたがるドライバーも出てくることだと
思う。ていうか、もし来年フェラーリがライコネン&アロンソ体制になるとしたら、マッサが
はじき出されることになる。ただし、ロス・ブラウンは彼の走りを間近で見てきた人間だから、
チームに必要な人間であるかどうかを知っているはずで、マッサを入れることを許すかどうか、
微妙なところではないか。どちらかといえば、彼は緻密なフィードバックを返してくれる
ドライバーを好むので、マッサという選択肢はあまりないのかもしれない。しかし、そういう
タイプのドライバーは今のF1には少ないようだ。先日引退を表明したブルツをもう1年ホンダで
走らせるというのはどうだろう、彼はそういう点では優れたドライバーみたいだし。今はまだ
勝てるドライバーよりは、チームを成長させるドライバーのほうが大切な時期だ。