2003年の10月に入ったころだったか、先生が「気管切開をしましょう」と持ちかけてきました。
喉に手術で穴を開けて、そこにカニューレというアルファベットのJのようにカーブしたプラスチック製のチューブを差し入れ、カニューレの左右両端をバンドなどで首に巻きつけて固定させる。先端には「人工鼻」というのをつける。そこにつながっているチューブを酸素ボンベにも繋げて酸素を気道に直接酸素を送り込むようにする、というのです。
今までのように鼻や口から酸素チューブを突っ込むやり方だとミルクを飲んだり離乳食を食べることもままならず、ベッドにほぼ縛り付けられるような状態で身動きもろくにとれない状態でした。
気管切開してしまえば口がフリーになるので飲み食いが自由にできるようになるし、酸素チューブの届く範囲内なら自由に生活でき、携帯酸素ボンベを使えば外出もできる、というメリットがあるということでした。
声が出づらくなるという欠点がありますが、慣れてくればある程度話もできるようになるし、将来体が大きくなって気道が十分な広さを確保できるようになったら、はずして穴を塞ぐことも考えているとのこと。
それと、痰が出て来やすくなるので吸引機でそのつど吸い出してあげなければなりませんが、それも自分たちで吸引するやり方は簡単に覚えられるし問題はないでしょう、との見解でした。
アチョはいつもミルクは鼻から挿入されたチューブで流し込まれていて味気ないだろうなと思っていたので、自分の舌で味わえるようになるならそれもいいかなと考え、手術をお願いすることにしました。
上の写真が術後のアチョです。
チューブを固定するためにペタペタ顔に貼られていたテープがなくなり、それが本人にとっては一番うれしかったようです。けっこうカユがっていたので。
しばらく経過をみていましたが、サチュレーションも60~70で安定した状態が続いていたため、しばらくしてCCUから一般病棟に戻ってよいことになりました。
喉に手術で穴を開けて、そこにカニューレというアルファベットのJのようにカーブしたプラスチック製のチューブを差し入れ、カニューレの左右両端をバンドなどで首に巻きつけて固定させる。先端には「人工鼻」というのをつける。そこにつながっているチューブを酸素ボンベにも繋げて酸素を気道に直接酸素を送り込むようにする、というのです。
今までのように鼻や口から酸素チューブを突っ込むやり方だとミルクを飲んだり離乳食を食べることもままならず、ベッドにほぼ縛り付けられるような状態で身動きもろくにとれない状態でした。
気管切開してしまえば口がフリーになるので飲み食いが自由にできるようになるし、酸素チューブの届く範囲内なら自由に生活でき、携帯酸素ボンベを使えば外出もできる、というメリットがあるということでした。
声が出づらくなるという欠点がありますが、慣れてくればある程度話もできるようになるし、将来体が大きくなって気道が十分な広さを確保できるようになったら、はずして穴を塞ぐことも考えているとのこと。
それと、痰が出て来やすくなるので吸引機でそのつど吸い出してあげなければなりませんが、それも自分たちで吸引するやり方は簡単に覚えられるし問題はないでしょう、との見解でした。
アチョはいつもミルクは鼻から挿入されたチューブで流し込まれていて味気ないだろうなと思っていたので、自分の舌で味わえるようになるならそれもいいかなと考え、手術をお願いすることにしました。
上の写真が術後のアチョです。
チューブを固定するためにペタペタ顔に貼られていたテープがなくなり、それが本人にとっては一番うれしかったようです。けっこうカユがっていたので。
しばらく経過をみていましたが、サチュレーションも60~70で安定した状態が続いていたため、しばらくしてCCUから一般病棟に戻ってよいことになりました。