鉄腕アチョ

先天性心疾患の長男(2003年4月7日生)の闘病と成長日記

2003年11月ごろ

2005年11月07日 00時13分56秒 | 闘病
気管切開後に一般病棟に戻ったため、また長い時間アチョに接することができるようになりました。

カミさんは毎日昼過ぎくらいから夕方7時~8時まで面倒を見、私は仕事を6時とかに切り上げて電車で蓮田駅→バスで7時くらいに病院ついて小一時間だけ面会する、という生活パターンができました。たまに仕事が夕方まで長引いたときはお客さんとこから営業車で直接向かったりもしてました。

気管切開後に増えた重要な作業として、喉の消毒があります。

喉に穴あけてる状態なので、そのままほっとくと化膿したりバイ菌に感染してしまう恐れがあるため、毎日喉のカニューレがささってる部分を消毒してあげねばならないのです。

実際には何やるのかというと、首のバンド外して喉のカニューレがささってる部分にイソジンを綿棒で塗りつけ、その上からガーゼをかぶせてあげます。さらに垢がたまるので首のバンドが巻きついてる部分を濡れたタオルで拭いてあげます。

アチョは気切後お風呂にも入れるようになったんですが、喉の部分は濡らしてしまうと衛生上も良くないしお湯が直接気道に入ってきたらマズイので、二人がかりで一人が首から上を濡らさないよう体を支えながらもう一人が体を洗うというけっこう大変な作業をします。そのため、首の部分はお風呂では洗えず、垢がたまりやすくアセモもできやすいみたいです。(この時期は冬場でしたからまだよかったですが・・・)よって、喉消毒のときに首も拭き取りをするのです。

そのあと、バンドを首に巻きなおして終わり。

これも一人がカニューレが外れないように押さえ、もう一人がガーゼ交換&イソジン塗布&首拭きをする、という二人作業です。しかもこっちはアチョは怖がっていつも大泣きで、暴れてもう大変!!作業中にカニューレが外れてしまうと大事なので両腕を動かせないようにタオルでグルグル巻きの簀巻き状態にしてやってました。

カニューレ交換は一ヶ月に二回くらいなんですが、カニューレを喉に入れるときは細菌とかが入らないように無菌状態にしてからじゃないとできないので、事故で外れてしまったときは大騒ぎになってしまいます。(この後アチョも数回あった。)

お風呂に入れるときはさっき書いたように喉が湯船に浸からないように注意しながらやってはいますが、どうしてもガーゼは少しは濡れてしまいます。なので、だいたい4時頃にカミさんが看護士さんに手伝ってもらってお風呂入れて、そのまま消毒するのがパターンとなりました。

土日などは私も手伝うのですが、風呂&消毒が終わるころにはもう汗だくです。けっこうしんどい。

毎日やってるカミさんはそうとうキツかったと思います。

アチョは首にバンドが巻きつけられるのが違和感があるのか、たまに手で首のところをひっかいたりしているため、基本的に寝るときは両腕にワッカをはめるようにしました(写真)。こうすればヒジが曲がらないので顔や首に手が届かないからです。首いじっててカニューレ引っこ抜かれても困りますし、かわいそうだけどしょうがないですね。

最新の画像もっと見る