みちあき神父のふぉと日記

カトリック教会の司祭です。日記のテーマは「がんばらない―Take it easy―」。ここで、ひと息ついてくださいね。

バゴンシランの献堂式

2012-05-07 14:00:00 | Everyday is special
昨日茨城県と栃木県で竜巻の被害がありましたが、皆さんのご無事を願っています。
ニュースを見たところでは、つくば教会からは離れた所を通過したようですが、甚大な被害が出ているようで心配しています。

ところで、昨日こちらでは、バゴンシラン教会の新しい聖堂の献堂式が行われ、参加してきました。

古い聖堂の周りをすっぽり囲むようにして建てられ、内側の古い聖堂が順に解体されていく工法でした。
鉄骨の白を基調とした聖堂は、青空に映えてとても美しいです。

この日は、所属するノヴァリチェス教区のトビアス司教さまが来て、司式してくださいました。
みことばの祭儀から祭壇の祝福までに2時間、その後の感謝の祭儀に1時間の、合計3時間にわたる荘厳な式でした。

やはり、教会聖堂は地元に住む信徒にとっての誇りであり、心のより所です。とくに、この教会のある地域は比較的貧しい所なのでなおさらです。
皆さんの、本当にうれしそうな笑顔が印象的でした。

式には、会議に出席しているイエズス・マリアの聖心会の総長ハビエル神父を初め、アジア各国の管区長たちも出席しました。

これからの、教会の皆さんの歩みの一歩いっぽに、神さまの祝福がありますようにと祈りました。

このたびは、まことにおめでとうございました。



祭壇は、ダークブラウンの、落ち着いた色調。



聖ひつも、聖堂の形をしています。



式の前、1階も2階も満席となり、座れない人も出てきました。



みことばの祭儀の後、聖堂祝別の儀が始まります。祭壇の上に聖香油をかけていく司教さま。



司教さまは、カズラと呼ばれる祭服を脱ぎ、「エプロン」をして、ていねいに素手で聖香油を塗り込んでいきます。



時間をかけて、聖香油が祭壇上のすべてに行き渡るように、じっくりと塗り込んでいきます。



香もたくさん焚かれて、荘厳な儀式が続きます。



祝別が終わった後、司祭団の数名が祭壇上の余分な油を拭き取っていきます。



つづいて、信徒の代表も拭き取っていきます。



ミサの最後にあいさつした主任司祭のマリシ神父さま(ハワイ出身のイエズス・マリアの聖心会士)。皆で感動し、よろこびを分かち合いました。空いた窓の部分には、後日ステンドグラスが付けられます。



とくべつに着飾った聖歌隊の面々。みんな若いですが、素晴らしい歌声でした。

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