ご近所に、干し柿がのどに詰まって救急車で運ばれたけど、脳死をしてしまったおばあさんがいました。
「あと、余命は、あと1か月です。」と、言われていたのですが、1か月を超えても、まだ生きながらえています。
そのことで、ご近所の各々の家族たちは話し合うきっかけが出来ました。
それは、「延命治療」のことです。
もう、脳死とわかっているけど、その後の治療をどうするかを自分たちで考えます。
医者は、命に関わることですから、軽々しく命のことを口にすることはありません。
だから、命に関することは自分で決めないといけないのです。
我が家では、延命治療をしないことになりました。
そういう書類は作ってはいませんが、家族会議でそのことは、みんなが納得したのです。
ご近所の家でも、延命に関する話をしているようでした。
3人家族で、おばさんと息子は、もう延命治療はしない。という書類を作り仏壇の引き出しに保管しているようです。
しかし、一番お年寄りのおじさんは納得しないようでした。
おばさんと息子が、そのことを言うと、「わしゃ死なん。」と言い、取り合わないみたいでした。
ぽっくりと死ねたら問題はないのですが、脳死状態になると、話は別です。
我が家では、そのおじさんのことで笑い話になったのですが、おじさんの家族は、「・・・。」と、考えることになりました。