こんにちは!どーも、矢野です('ω')ノ
今回は、ALSA Japan 学術交流会のクマテーブルの様子を書きます!
学術交流会とは、日本中のALSAの会員が集まり、二日間にわたって社会問題について考え、それらを「政策提言」として、外部からお招きした外部講師の方々に対して発表する、という壮大な企画であります。
普段のAAでは、学生間である問題について考察し、終了となります。
が、ごくごく冷静に考えてみると、考えたことを外部に発信したい!と思うことは当然のことであり、言うならば、ラーメン屋さんに行けば、替え玉を注文したくなるのと同じようなことなんです!(実は全然同じようなことではない。)
また、関西の会員も東京へ出向き、初めて出会う人も多くいる中で、共にひとつのことについて考える、ということは、刺激が大きく、楽しいことであるなんてことは、自明の理なんです。(そう、これはホント。これは自明の理。)
あまり調子に乗ると、肝心の内容について書かれた部分に到達する前に、「なにこのブログ!?」「結局は書いてる人の自己満じゃね!?」「ウゼッッッ」と言われ、(確かに他の人が書いたブログに比べると異質であるし、僕は自己満で書いてるし、そうであるからウザいと思われるのも、まぁ仕方がないことだとは思うが、)右上のバツ印をクリックされてしまう可能性がうなぎ上りに上昇してしまうから、導入部分はここらあたりで止めておいて、当日の様子について書いていこうと思います。
はてさて、皆さま、「TPP」というワードを聞いたことがない人はいませんね?(聞いたことないって人は、きっと聞き間違えでもしてるんだよ笑)
では、TPPについてどれくらい知っていますか?TPPと言われてどんなことを思い浮かべますか?
TPPとは、「Trans-Pacific Partnership」の頭文字をとったもので、日本語には「環太平洋戦略的経済連携協定」と訳されます。
そして、その中身には、貿易、知的財産、金融サービスなど、その他諸々の規定があります。
今回の我々テーブルクマでは、その中の「知的財産」にフォーカスを当てて考えました。
【笑顔が溢れていますが、これは脳が知的刺激を受けたことにより快感を覚え、本能的にその快感を笑顔として発現させたのであって、決してヘラヘラしているわけではありませんよ!!!】
現在、TPP参加国の中で最も大きな力を持っているのはアメリカであると断言してよいでしょう。 そのアメリカが知的財産の分野においてどのようなことを要求しようとしているのか、ということを議論の中心に置き、ディスカッションしました。
【真ん中にいるのがTCの槙、右隣がACの嘉満ちゃん、左隣が同じくACの熊井です。両ACは我らが中大の会員で、この画像的にいくなら、そうですね、アレだね。熊井は槙の右腕で、嘉満ちゃんは左腕だったわけですよ!(アレ!?何言ってんだ俺(^-^;】
まずは、TPPに加入した際のメリットから。
皆さんは映画や音楽のCDの「海賊版」というものを知っていますか?
海賊版というのは、オリジナルの物をほとんどそのままコピーした物で、一般的に正規品よりも安価で販売される違法な物です。その海賊版が流通すると、正規品の売れ行きが滞り、販売元が利益を伸ばせなくなることにつながります。
しかし、TPPにおいてアメリカは、この海賊版を厳しく取り締まることを提唱しており、日本がTPPに参加することで違法な海賊版の販売、流通を阻止することができます。
では、日本がTPPに参加することでデメリットは生じるのでしょうか?
日本が世界に誇る「アニメ文化」。
そいて、いまやアニメ文化と表裏一体となっているのが同人誌をはじめとする「二次創作文化」です。
もし、日本がTPPに参加し、アメリカの要求をすべて受け入れるとなると、二次創作に大きな規制がかけられてしまう可能性があります。
【笑顔を振りまくイケメンTC槙健輔。そう、このときは確か、ヘラヘラしてましたね(笑) と、ここで後ろのホワイトボードに目が行ったあなた!なかなか鋭い勘してますね。もちろん、ホワイトボードにぎっしり書き込まれるほど、濃密な議論だったことを示したくて、この写真を使ったわけですよ(≧▽≦)】
通称、コミケと呼ばれる同人誌のイベント、「コミックマーケット」には世界中から50万人以上の人々(ちなみにこれは、鳥取県の総人口とほぼ同じなんだとか。)が参加し、数多くの同人誌漫画が売買されます。
もし、二次創作が大きく規制されてしまうと、莫大な経済効果をもたらすコミケが開催できなくなる可能性があるし、何より日本が誇る二次創作文化が衰退してしまいます。
日本側としては、この規制を食い止めなければなりません。
では、どうすれば良いのか?
おそらく、アメリカが二次創作について規制を厳しくしたいと考えている理由は、「原作者の保護」にあると考えられます。
では、アメリカを納得させ、かつ、日本の二次創作文化を守る方法は無いか、と考えました。
考えた結果、①一次目的が営利である物を禁止する。②引用元を明らかにする。という2点が出ました。
①二次創作文化とは、発想を外部に表示するために、ある作品に自らの発想をのせて発信するものであり、また、逆のパターンでは、ある作品から刺激受けて生まれた、または膨らんだ発想を原作へのリスペクトを込めてパロディとして発信する、というものです。
他人がお金を出してくれる、ということは自分の発想が認められた、ということを意味します。この側面を大切にするために、営利目的の全面禁止という形ではなく、一次目的が営利目的である物を禁止する、という形でまとまりました。
②世の中には、原作者に対して誹謗中傷するために二次創作をする、という人もいるでしょう。しかし、これは本来の二次創作文化の範疇のものではありません。また、これは原作者の不利益になる行為でもあります。
引用元を明示させることにより、原作者へのコンタクトが取りやすくなり、原作者本人の意向によっては、これ以降の製作、頒布を禁止するなど、迅速な対応をとることができます。ひいては、このことが「原作者の保護」をより一層強くするということになるんではないか、ということです。
【テーブルクマの集合写真。みんなでクマさんのポーズをとっています♪(ま、俺背高いし、大丈夫だろう、と思って最後列にならんだら、、、あぁ埋もれてしまったではないか( ;∀;)】
新入生の皆さん、初めての合同企画、いかがだったでしょうか?実は、僕、去年の学術交流会には参加していないので、(恥ずかしながら)2年生にして初の参加でした。
僕はすごく楽しかったですよ(#^^#)
同じ大学で、よく知っている人とディスカッションすることも楽しいですが、こうやって初めて会う人と、ディスカッションを通して仲良くなることの楽しさということを体験できたのではないでしょうか?
ALSAの魅力のひとつに、「インカレサークル」であることが挙げられます。他大の人と友達になれることは本当に大きな魅力です。
今回、この学術交流会に参加出来なかった新入生も心配することはありません。
ALSAでは、他大と合同で活動する企画がたくさん存在します。この学術交流会も数あるうちのひとつです。
学術交流会に参加した友達、先輩から感想を聞いてみて、他大に友達を作りたいと思った人は、是非とも様々な企画に参加してみましょう!
(他大のAAに勝手に参加する、なんて方法もあります(笑)なんでも、今年の新入生の中には、もう他大のAAに参加しちゃいましたなんて人もいるみたいですね。スンバラシイです(^○^)笑)
それと、もうひとつ。この学術交流会を実行するにあたっては、計画を立て、外部講師をお招きし、その他さまざま雑務をこなし、学術交流会を成功に導いてくれたスタッフの方々の存在を忘れてはいけません。本当にお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。
また、それぞれのテーブルを仕切ってくれたTC,ACの方々の頑張り無くしては成功を収めることもできなかったでしょう。事前の準備から、最終日の政策提言に向けての徹夜でプレゼンを作り、そして集大成の政策提言。本当にお疲れ様でした。
なんだかしんみりしてきましたが、(え?俺だけ?まぁいいや、俺の場合、自己満で書いてる部分大きいし笑)今日はこのくらいにしておきます。
それでは皆さん、また逢う日まで(;_;)/~~~
※Facebookページにて学術交流会の写真をアップしたのでそちらもご覧下さい!
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