人には脳裏に焼き付いている原風景が色んな形で残っているようで、節目には訪れてみたくなる場所があります。 実家に帰ったついでに、そんな原風景の空気を吸い込んで、明日への元気をもらってきました。 倭(やまと)は、国のまほろば たたなづく青垣 山ごもれる 倭し うるわし (古事記より) 「まほろば」とは、「まほら」「まほらま」とも言われ、美しいところ、優れたところを示し、転じて「国の中心」を意味します。 邪馬台国を始め、日本の古代史上、各地に「倭(やまと)」の地名があって、この歌にも諸説があるようです。 詳しいことは判りませんが、「まほろば」と聞くと私はこの風景が思い浮かべます。 奈良盆地の東南にある三輪山の展望台からの眺めですが、私にとっては、幼少の頃から慣れ親しんだ風景。 ここからは、盆地の中にぽっかりと浮かぶ大和三山(やまとさんざん)が見渡せます。 「たたなづく青垣」とは、遠くに行儀良く一列に並んだような山々のことです。 |
左から香具山、畝傍山、耳成山です。背景には大阪との境、金剛山・葛城山・二上山が一望できます。 地元にいると普段は意識もしないのですが、改めて眺めてみると、飛鳥、藤原、平城の四百年以上、都として栄えた古代の神話、伝説が語りかけてくるようです。 唐朱瓜(からすうり)の実を発見。鮮やかなオレンジ色で目に付きますが、鳥も食べないそうです。 | |
◆香具山(152m)、 最も神聖視された山で、多武峰(とうのみね)から延びた尾根は、天から降ってきた山との伝承があります。 ◆畝傍山(199m) 最も高い山で、山麓には橿原神宮神苑や神武天皇陵が広がり、荘厳な雰囲気でより神聖さを感じさせてくれます。 ◆耳成山(139m) 最も均整のとれた円錐状で、人の耳が無いように見える山と呼ばれるようになったそうです。 便利さやスピード化の陰で、大切な原風景が失われていくように思われてなりません。展望台で大きな伸びをしながら、変わらない風景に安堵しつつも、桂浜を見下ろす竜馬のような心境に浸りました。 多忙につき、コメントは受け付けておりません^^。 |
3月に入り、夕方には西日が北側にも差し込むようになってきて、地植えのクリスマスローズが咲き始めました。 玄関先のエゴノキの株元に植えた古株には、沢山の蕾があがってきていますが、光線の加減で色んな色が交じり合ってみえます。この時期は濃い色なのに、過去の画像では5月の連休の頃には薄いピンクで咲いていました。 |
|
前から紹介していましたヴィーナスガーデン交配種の一つは、赤と緑と黄色が入り混じったような不思議な色合いで咲いてきました。内側のフリルのようなのがセミダブルの証です。この先、どんな花が見れるのか楽しみです。 |
|
他の草花と混載にしているバレンタイングリーンが、ノースポールと一緒に咲いてきました。 ひっそりとした風情の花は、華やかさこそありませんが、よく見るとちゃんと自己主張する個性で長く咲き続ける逞しさがあります。 多忙につき、コメントは受け付けておりません^^。 |