shige's diary

気ままな日記です。

冬はエルフの寝床で

2008年01月26日 20時23分44秒 | その他
ここのところ寒い日が続きますね。出張先の金沢は雪に覆われたようですが、一足早く奈良に帰ってきました。庭では先週からの凍て付くような寒さで、ほとんどのバラが眠りに付いています。
かろうじて、ミニバラや古株のアリスタステラグレイ、レオニーラメッシュ、バレリーナが寒風に花を揺らしていますが、アブラハムダービーはとうとうドライフラワーになってしまいました。
アリスタステラグレイ アリスタステラグレイ レオニーラメッシュ ミニバラ バレリーナ アブラハムダービー

そんな冬の定番といえば・・・
アイスバーグアイスバーグ アイスバーグ
アイスバーグ、別名:「シュネービッチェン(白雪姫)」は、普段は目立たない存在なのですが、この時期は寒さに酔ったようにほんのりピンクがかって、まるで出番を待っていたかのようです。
一方、休むことを知らないチャイナローズの蕾が「しもやけ」のように真っ赤に色づいて、今度ばかりは簡単には開きそうにありません。
フンショウロウ フンショウロウ
ルイ14世 クオステンシャン
これはやはりドイツと中国の生まれの差でしょうか。
鉢植えのバラの株元から苔が生えてきています。拡大すると胞子の先がエルフのようです。
北欧神話のエルフは、森に住み魔法の力を持っていて、賢くて自然を愛する長寿な神族ですが、バラも自然に任せてこんな苔とも共存できるか・・・。

苔もエルフの寝床と思えば、バラとの相性はいいはず、
苔
・・、いやそんなわけはありませんが、今年は、植え替えをサボってしまいそうです^^;

秋篠寺(あきしのでら)

2008年01月20日 12時58分10秒 | その他
うちから車で10分ほどのところにある秋篠寺(あきしのでら)を紹介します。
鳴くよ鶯の平安遷都と時をほぼ同じくして建立、真言密教道場として隆盛を極めましたが、平安末期に兵火に遭い、明治初期の廃仏毀釈の嵐で堂の大半を失ってしまいました(涙)。でも、唯一残る本堂には、作家の堀辰雄が「東洋のミュゥズ」と慕った技芸天女像(ぎげいてんにょぞう)がこのお寺の存在価値を高めていますが、私が見たかったのは庭一面に広がる苔の絨毯だったりします。
観光客で賑わう東大寺や興福寺、薬師寺、唐招提寺のような華やかさはありませんが、皇室の名前のイメージとは別に、この伎芸天を崇拝して季節ごとに再訪するファンも多いようです。東門 雑木林 本堂
さすがに今の奈良は冬ごもりの真っ只中で、夕暮れ時にこのマイナーな寺にまで詣でようとする人はまばらなのですが、参道の敷石を踏み込んでいくと周囲とは別世界に迷い込んだような錯覚に陥ります。
寺の入り口までの外苑庭園、ここは、自然のままに繁る杉木立の足元に千古の歴史を秘めたまま苔の絨毯が息づいています。
苔 苔
この寺のシンボルともいうべき伎芸天の画像が無いので(撮影禁止)、堀辰雄の文章を引用しておきます。
このミュウズの像はなんだか僕たちのもののような気がせられて、わけてもお慕わしい。朱(あか)い髪をし、おおどかな御顔だけすっかり香(こう)にお灼(や)けになって、右手を胸のあたりにもちあげて軽く印を結ばれながら、すこし伏せ目にこちらを見下ろされ、いまにも何かおっしゃられそうな様子をなすってお立ちになっていられた。此処はなかなかいい村だ。寺もいい。いかにもそんな村のお寺らしくしているところがいい。こんな何気ない御堂のなかに、ずっと昔から、こういう匂いの高い天女の像が身をひそませていてくだすったのかとおもうと、本当にありがたい。(堀辰雄著 『大和路・信濃路』 より)

イメージが浮かびますか?
この伎芸天を歌った句もたくさんあります。
秋篠の伎芸天女の印むすぶゆび細々と空(くう)に定まる   (鈴木光子)
伎芸天女寒きしじまの夕にすら匂ひ こぼれて立たせ給へり  (松山ちよ)
ならへいざ伎芸天女のおんまみに 眺め憧れ生き死なむかも  (川田順)

まぁ、信仰心の無い私には普通の仏像にもみえますが、興味のある方は検索してみてください。

私の視点はやはりこちら・・・、境内にひっそりと咲いていた花を撮ってみました。
椿 椿 寒椿
山ツツジ 山ツツジ バラ バラ
落花 落花 落花

庭一面に青々と広がる苔の幻想的な美しさと伎芸天女に季節の花々、
仏像ファンならずとも、ここはまるで宝石箱のようなお寺です。

バラの体力温存?

2008年01月13日 21時45分27秒 | その他
バラの栽培は苦労が多いといわれますが、一年を通じて咲く植物はバラ以外には思い当たらないことを思えば、常に咲かせようとするのは人間のエゴなのかもしれませんね。
Morfing冬場、暖地でも挿し木苗や弱った株の防寒対策は欠かせませんが、ある程度生育した株は真冬でもそこそこ咲き続けてそのまま春を迎えることも多いようです。
でも、年々、バラが弱っていくのは何が悪いのか、やはり秋口からの日照の少なさと関係しているのか、この連休、伸ばし伸ばしになっていた冬の作業を始めながら、バラの体力温存について考えてみました。
【四季咲き性って】

書籍等のバラの開花時期による分類は、一季咲き、四季咲き、返り咲き、繰り返し咲き、二季咲き、自由咲き・・・と色々な表記がありますが、一般的には、春から秋までに伸びた枝先に必ず花を付ける品種を四季咲きというようで、あくまでバラが成木の状態での区分です。
四季咲きに優れたラベンダー・ピノキオの灰色がかった淡茶色の花がやっと咲きました。春の柔らかな花びらが咲き進むにつれて微妙に変化する花色は絶妙でした。
よく、大苗から年々枝数が減って、最後は枝が一本だけになってしまうようなケースがありますが、これは冬場に蓄積された枝の養分だけで春に開花して、その後、根が十分に生育していないときは、株全体のバランスを保つ為にバラ自身が枝を枯らすのだと理解していますが・・・。ラベンダーピノキオ ラベンダーピノキオ
すごく気に入っているラベンダーピノキオですが、3本あった枝が2本に・・・(汗)。

【1年目は一季咲きでいい?】
冬は11月頃から秋バラの蕾が年越えして、長いものになると蕾から開花までに2ヶ月以上かかって咲いてきますが、この2ヶ月ってバラにとっては休眠、蓄積の期間なんでしょうか・・
いや、とき既に遅し!、本来の四季咲き性を発揮しているようでも、根っこが追いついていかったのは、春から夏の生育に問題があって、初夏にベイサルシュートが出なかった段階で、秋の開花は諦めるぐらいの潔さが必要だったのかも。
こちらは、古株のアリスタステラグレイ、昨日の冷たい雨の中でも咲いていますが、枝に養分を蓄積する術を忘れてはいないようで充実した新芽を温存したままでの開花です。
Alista stela Grey Alista Stera Grey欧州が起源のバラは本来一季咲きで、台木にしているノイバラやロサカニナ、ラクサも一季咲き。これにチャイナローズの四季咲き性を掛け合わせた穂木を接いであること思えば、一季咲きの根っこに四季咲きの上物を乗せた車のような状態です。
しかも畑でのびのび生育していたところを掘り起こされ、寝かしつけられて、ダメージ(?)を回復しながら迎える春から夏までの季節はバラにとっての正念場であることは間違い無いんですが・・・。んーー、これだと、春の開花を我慢してシュートを出させて秋の一季咲きにするしかないのか(大いに疑問?)

バラの栽培が難しいのは、常に3ヶ月先を予測して手を打っていく必要があることでしょうか。
でも、そんな計画性のある人はこんなに増やさないんでしょうね(汗)

年越しの蕾(開花)

2008年01月07日 01時17分26秒 | バラ関係

【年越しの蕾】
年越しの固まってしまっていた蕾が部屋の中では嘘のように咲き誇っています。
こうして咲かせてみると本来の精彩や香りまで取り戻しているのが不思議です。
冬の作業を完全にサボっているくせに、こんなことでいいんでしょうか(笑)
English Garden English Garden
【病細菌を残さない】
秋バラはいつまでも咲かせずに、黒点病などの病細菌を春に持ち越さない為にも年内に葉っぱや蕾を毟り取るといいといわれますが、1月2月と硫黄石灰合剤の消毒を予定しているので、正月を過ぎても年越しの蕾がまだたくさん残っています。
Fen Znuang Lou Fen Znuang LouFen Znuang Lou
Labender Pinochio Abrahum Darby
【切花で楽しむ】
弱っている株は消毒までには何とか休眠させておきたいところですが、バラ園ではいまだに咲かせているのが普通のようですし、どうせなら冬もバラを楽しみたいですね。
Pat Austin Pat Austin Pat Austin

また会えたね♪

2008年01月03日 21時55分43秒 | その他
【やっほー、久しぶり!】
年末からピラカンサや南天の実をつっついているのを見かけていましたが、
初登場のみかんの輪切りに「待ってました」とばかりに飛びついてきました^^。
キスケみかんの輪切り めじろ
めじろ めじろ
イングリッシュガーデン ミニバラ
今のところ、このみかんの存在に気付いているのは「めじろ」のみのようですが、
そのうち大物がやってきます^^。 昨年の記事はこちら

ずっと放置してあるピーナッツリースには四十雀が興味を示しかけていますが、
まだ警戒心が強くて姿を見せません。
これから冬本番を迎えて他に食べ物がなくなると、正々堂々と集まってきます。
寒くてバラの冬作業が一向に進みませんが・・・(汗)、
このまま4月頃までは、小鳥たちの「餌やり係」が私の日課となります。

【アフターガーデニング】
Bear&rose 部屋の中で咲かせたイングリッシュガーデンが何故か白く咲いてきました。
これはマダムフィガロ?、グラミスキャッスル?どうも蕾を取り違えたようです。
生け花にすると水切れさせることが多くて、気がついたら蕾のまま枯れてしまっています。ずぼらな私は、家の中でバラを楽しむのには向いていないようです。

A Happy New Year !

2008年01月01日 20時02分12秒 | その他
アブラハムダービー あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いします。
年末に撮ったアブラハムダービーの画像をグラフィックソフトで加工しつつ、大晦日の夜中に「YouTube」を眺めていたら、懐かしい映像を見つけました。今でこそ押しも押されぬハリウッドスターのジム・キャリーが、2000年カウントダウンの感動と喜びを全身で表現しています。

2000年初といえば、バブル崩壊から日本経済がITを柱とした立て直しが前面に打ち出され、ハイテク、ITの株価が高騰していた頃・・・。ほんのつい最近のことのようですが・・
あれから8年・・・、市況は新興市場を見限ったようで、彼らが標榜したドッグイヤーでは3倍の24年が過ぎ去った今、IT業界は3k職場たる不人気から若年層の人手不足が続いています。
Jim Carrey Faking New Year 2000
Going crazy on new year(音は小さくしてご覧下さい。)


このジムキャリーのコメディアンぶりは冷え切った不透明感を吹き飛ばさせてくれたのを覚えています。
そしてまたオリンピックイヤーの今年、アジアの情勢も大きく変化していくんでしょうね。仕事は相変わらず忙しいのは間違い無いんですが、このジムキャリーのように前向きなパワーみなぎる年にしたいものです(笑)。
御屠蘇気分でテンプレートの設定を色々いじっていたら、わけがわからなくなってきました。