shige's diary

気ままな日記です。

年末のご挨拶

2008年12月30日 23時00分05秒 | その他
「除夜」とは「旧年を除く夜」という意味で、大晦日の夜、1年の最後を締めくくり、除夜の鐘の音に、この1年の罪を懺悔し、罪を作る心を懺悔し、煩悩を除き、清らかな心で新しい年を迎える夜をいいます。
年末の挨拶らしからぬ話題で恐縮ですが・・・
パットオースチン

金融不安から世界的な不況に入りました。もはや日本は、中国と比べて価格競争力がなく、F1レースで言えばトップ争いの事故でペースカーが入った状態。いずれ中国が抜き去っていきそうな気配です。

故ドラッガーさんが7年前に唱えた「ネクストソサエティ」 、個人の価値観の多様化と企業論理の質的変化は、年齢に関係なく「働く」ということの意義が根底から変化していく時代の到来です。

来年あたりからは成熟高齢少子化社会にむけて、生きる術を真剣に考え、子供の世代に伝えていく必要があると思っています。ウォレス・ワトルズに傾倒するのはやりすぎですが・・。

「煩悩」とは、愛着、執着のことで、自分にとって離しがたい、捨てがたい感情、感覚のことです。
108の煩悩は人間の感覚を司る眼(げん)耳(に)鼻(に)舌(ぜつ)身(しん)意(い)の六根が、それぞれに好(気持ちがよい)悪(いやだ)平(何も感じない)不同の3種があり3×6=18の煩悩となり、これが、また浄(きれい)染(きたない)の2種に分かれ18×2=36の煩悩となり、さらに、現在・過去・未来の3つの時間が関わって、36×3=108となります。一説では1年の12ヶ月+24節気+72候を合わせて108とするものもあります。

なかなか煩悩から解脱するような考えには至りませんが、今年の様々な出来事を振り返って、来年の糧としていければと思います。
パットオースチン パットオースチン パットオースチン アブラハムダビー アリスタステラグレイ ペガサス アンブーリン アンブリッジローズ

気ままで拙い記事を読んでいただいた皆様、また、暖かいコメントをいただいた方、
本年はどうもありがとうございました。
来年も細々とですが、続けていければと思います。
大晦日の夜は除夜の鐘を聞きながら1年を振り返り、良い年をお迎え下さい。

今帰仁(なきじん)城跡ほか

2008年12月29日 10時20分47秒 | その他
水族館からホテルに戻って、また車で出かけました。半日で見て回るには限りがありますが下調べ通りに・・・
どこも道は空いていてスイスイ走れるのが良いですね。

【沖縄フルーツランド】
http://okinawa-fruitsland.com/index.php

沖縄フルーツランド 沖縄フルーツランド
南国ムードたっぷりの熱帯果樹園や蝶にカラフルなオウムやインコに触れ合った後は、ブルーシールのアイスクリームを食べました。

【今帰仁(なきじん)城跡】
http://www.nakijin.com/gusuku/gusuku_Frame.html

本島からの大橋が開通した古宇利島をドライブした後、名前に惹かれて「今帰仁城跡」に行ってみました。
この今帰仁城を含む「琉球王国のグスク及び関連遺産郡」は2000年12月に文化遺産として世界遺産に登録されています。「グスク」とは奄美大島諸島、沖縄諸島、両先島諸島の現存する遺跡で、200から300近くあると推定されています。
14世紀から450年間続いた琉球王国ですが、統一王朝の尚巴志(しょうはし)による統一王朝ができる前が三山時代です。この今帰仁城を拠点とする北山、浦添城を拠点とする中山、島尻大里城を拠点とする南山の3つの勢力が台頭しましたが、尚巴志が那覇市の首里城に拠点を構え、北山制圧後は、首里王府の北山監守の居城として使用されました。

今帰仁城跡 今帰仁城跡

今帰仁城は標高約100mに位置し、城の高台からは東シナ海が見渡せます。
9つの城郭が山の頂上付近の平坦な部分に点在していますが、周囲は断崖になっていて、山の稜線を貫く延々と続く石段を辿り、随所でつつ岩場をよじ登りつつ進みます。
城壁は山の反対側にまで及んでいますが、ところどころ岩を積み上げただけの状態になっていて、今にも崩れだしそうです。山城特有の敵が攻めてきた時のことを考えてあるんでしょうか。

思えば600年の年月を経て、台風や地震にさらされてきたことを思えば、この状態で保存できていることが感動に値します。
ここは桜の名勝としても知られており、石段の両脇に大木の桜が葉を落として春を待っています。

フウリンブッソウゲ(風鈴仏桑花) がひそかに咲いていました。ハイビスカスの一種の非耐寒性常緑低木で、沖縄では年中花が咲くそうです。各地でブーゲンビリアの鮮やかなピンクを見かけましたが、那覇市内ではハナミズキが咲いているのには驚きました。
【備瀬の海】
http://okinawa-re.com/bisenohukuginamiki.html

備瀬のフクギ並木を抜けて、日没まで備瀬崎の海を散策。鬱蒼としたフクギの林の中に、静かに村が沈んでいるようで、海に出るとすぐ向いにある小さな島が見えます。

沖縄も白砂を入れてる人工ビーチが多い中、自然のままのサラサラの砂浜です。
娘たちはさっそく砂遊びを始めました。

冬とはいえ沖縄の青い海は、おおらかで優しい自然の営みに溶け込むように時間が過ぎていきます。

でもやはり冬の落日は釣瓶落しのよう・・・
夕暮れビーチ

【最終日】
那覇市に戻りレンタカーを返却後、国際通りで買い物。
お土産はちゅら玉、12月のタコーズブルーは「仕事運」を高めてくれるそうです。
そして、忘れてならないのは琉球植物の種。沖縄からの植物の持ち込みは検疫を通す必要がありますが、種なら問題がないので2種類の花の種を買ってきました。
①月桃:熱帯・亜熱帯に自生するショウガ科ハナミョウガ属の多年生常緑草です。
②サンゴアブラギリ:熱帯アメリカ産、珊瑚に似た花をつけるトウダイグサ科タイワンアブラギリ属の植物でハイドロカルチャーにもなります。
春になったら植えてみよう^^。
花の種 ちゅら玉 ICにて

昼食は、沖縄ブランドのハンバーガー「A&W」。クリンクリンのチーズポテトが美味しかったです。
足早に回った冬の沖縄でしたが、見所たっぷりで家族と一緒の視線で楽しめました。
Thanks fin。。  

美ら海水族館

2008年12月27日 12時00分00秒 | その他
宿は「マハイナウェルネスリゾートホテル」http://www.mahaina.co.jp/にしました。
北部本部町の海洋博記念公園の隣にあります。
到着が夜の8時前でしたが、駐車場はすでに満車状態で、ほとんどがレンタカー「わ」なのには苦笑しました。
オーシャンビューの広い部屋はロングスティ用にキッチン付きなので、夜食に海の駅で買ったインスタントのソーキそばを調理して食べました。
生ピアノ演奏がクリスマスらしい賑やかな雰囲気を盛り上げます。沖縄は豚料理が多いのですが、二日目の夜に食べたオリジナルの「もとぶ牛」は格別でした。

【美ら海水族館】
二日目は朝から今回のメインディッシュ「美ら海水族館」http://www.kaiyouhaku.com/へ。
ホテルからは、熱帯・亜熱帯都市緑化植物園、熱帯ドリームセンターを抜けて歩いていけます。
沖縄建築の雰囲気を取り入れた4階建ての本館は、6年経っても最新の設備で見応えたっぷりです。ちなみに入口ゲートは4階にあります。

美ちゅら海水族館
「黒潮の海」の大水槽。世界一分厚いアクリルパネルの向こうに、ジンベエザメやマンタが悠々と泳ぐ中、マグロやカツオが駆け回る様子はまさしく「圧巻!」です。

舞台裏を案内してくれるツアーに参加しました。
上から見る水槽はシンプルで水族館の内部が迷路のような順路になっていて、観客と水槽とその中を泳ぐ魚達との位置関係が良くわかりました。
係員さんの話で意外だったのが、飼育している生物はすべてこの水族館の周辺の海域から捕獲してきたものだとのことで、水槽の海水はすべて水族館から2kmの沖合いの海域からポンプで汲み上げているそうです。よって、四季折々で変化する温度の調整は不要とのことですが、こんなことは他の水族館ではありえないですね。

昼食は、アクリルパネルの一角のカフェテリアで、店内から見る眺めも迫力満点です。
水族館 水族館 水族館 水族館
水族館 水族館

妻と娘が「オキちゃん劇場」のバンドウイルカショーを観ている間、
夏を思わせる海岸の澄み切った空気に誘われて、エメラルドビーチへ足を伸ばしました。

エメラルドビーチ エメラルドビーチ エメラルドビーチ
エメラルドビーチ エメラルドビーチ 海辺の花
人影のない砂浜で静かに光り輝く波よせぎわは、珠玉の波泡に満たされながら、
水槽の中を泳ぐこの海が生み出した数々の生命の遥かな時間を語ります。
こっそり珊瑚の欠片を飲み干したペットボトルに詰めて持ち帰りました。
to be continued..

琉球村&琉球ガラス体験

2008年12月25日 07時08分04秒 | その他
メリークリスマス
朝、吐く息が白くてこのまま雪でも積もれば雰囲気が出るものですが・・・、
寒いのが苦手な妻の企画で先週末からシーズンオフの沖縄に行ってきました。妻いわく、沖縄の夏は海が気になってじっくり観光できない。ホテルもチケットも取りやすいオフシーズンは道も空いていてお薦めなのだそうです。

まだ、画像の整理ができていませんが、今回訪れたスポットを何回かに分けて紹介します(一部うちの奥さんも登場(笑))。まずは「琉球村」と「琉球ガラス造り」です。
ツリー海以外の沖縄観光といえば、琉球時代の建築や亜熱帯マングローブの森に興味がありましたが、今回は、娘の冬休みに付き合う格好で、水族館がメインの旅になりました。
那覇でレンタカーの手続きを済ませ、高速で南風原南ICから石川ICを目指します。嬉し恥ずかし真っ赤なフィット(1300CC)は、さすがに高速ではやや非力ですが、いくらアクセルを踏んでもガソリンが減らない、燃費の良さにはびっくりでした。

初日は琉球村と琉球ガラス造りの体験に沖縄本島のほぼ中央部西海岸に位置する恩納村(おんなむら)に向かいました。
石川ICを降りてからはナビを頼りに海岸線の58号線を延々走り、途中の海岸線は水が透き通って、ところどころに白浜も見えます。

【琉球村】
琉球の文化・芸能を見て体感できるテーマパークです。各地の琉球民家が移築されていて、伝統的な陶芸工房や製糖、染・織物の紅型、藍染め、花織りを体験できます。また、かんから三線や念仏踊りエイサーを指導してくれます。
琉球村 琉球村 http://www.ryukyumura.co.jp/index.html
【琉球ガラス】
琉球村で時間がかかってしまい、予約を入れていたお店が釜の火を17時で消してしまったため、看板を頼りに別の店を探して、何とか、吹きガラスを体験することができました。
沖縄のガラス製造の歴史は古く、明治の中期からランプや瓶などの生活用品を昭和の初期まで作られていましたが、戦後からは、コーラやビール瓶などの空瓶を利用して、色付ガラス器を作り始め人気を集めています。
琉球ガラス 琉球ガラスガラスの原料はソーダ石灰ガラス、鉛ガラス(クリスタル)カリガラス等がありますが、琉球ガラスはソーダ石灰ガラスです。主原料は桂砂と灰ですが、桂石のみだと1800℃までガラスが溶けないところが、ソーダ灰を加えることにより1400℃で溶け出すそうです。

副材料として着色の為の金属化合物を加えることで、成型時にカラフルなグラデーションが生まれます。

琉球ガラスには、型を使わずに様々な形に仕上げる技法(宙吹き法)と、型の中にガラスを吹き込む方法(型吹き法)があります。

ヒビ模様は、アイスクラックと呼ばれ、吹きガラス成形途中でガラスの表面がまだ半溶融状態のとき瞬間的に水に浸すと、ガラスの外側表面に氷列丈が入るそうです。
他に、金剛砂をガラス面に吹き付ける方法(サンドブラスト)やグラデーション(色ぼかし)、透明ガラスの上に、色ガラスを被せかけ色ガラスの面に模様をつける琉球切り子等々・・・、

様々な技法を取り入れ、その独特な造形美で暮らしの中にとけこむ光る芸術品を生み出します。

吹きガラス体験

冬至の日は短く、18時には暗くなってきます。夕食の予約もずれてしまった為、足早にホテルにチェックインしました。

to be continued..

ひっそりと(冬の芽吹き)

2008年12月19日 00時26分36秒 | 庭あそび
花の少ない真冬や早春にひっそりと咲くキンポウゲ科(学名:Ranunculaceae 和名:ウマノアシガタ科)は、アネモネ、ラナンキュラスや二ゲラのほか、世界中に約50属、1500種も分布しているそうです。

【クレマティス】
やっと開いた冬咲きクレマティスの「カシリナ(Kashirina)」
シルホサフレックス、ランタンジムと同じような斑点(スポット)がありますが、より原種に近いのか、幾分、花弁がしっかりしていて布地のようです。

カシリナ カシリナ
ウクライナ語(?)の響きが素朴な少女の雰囲気を漂わせます。
【クリスマスローズ】
先日、植えつけたクリスマスローズに花芽が確認できました。いつも2月ごろから咲き始める印象だったんですが、花芽はこんなに早く出てくるものなんですね。「ピコティDN+ダブルピコティ」の交配らしいんですが、どんなのが咲いてくるかすごく楽しみです。
花芽 花芽
古葉切り 古葉切り
花芽 花芽
クリスマスローズの成長サイクルは、春に咲く梅や桜と同じで、花芽分化は夏ごろから始まって早いものだと年内から咲き始めるようです。
品種や固体によって開花の時期はかなりばらつきがあるようで、改めて四季咲きのバラの性質とは全く違うことに気づきました。

さらに本やネットで色々調べてみると古い葉っぱは切ってしまったほうが良いようです。少ない日差しを少しでも株元に当てたほうが良いとのことで、早速、カットしました。
クレマティスやクリスマスローズの地味で原始的な花は、ひっそりと蕾を膨らませて、季節の到来を告げてくれているようです。


ぼんやりと・・

2008年12月14日 22時05分51秒 | 庭あそび
近年活発な出現を見せる「ふたご座流星群」。昨夜は「極大日」だったようですが、残念ながら雨空で観ることができませんでした。
透明感
ここのところの経済情勢の悪化は、他人事とは思えなくなってきていますが、先週は朝から濃霧で電車が遅れて会社に遅刻しそうになったり、大事な会議のある日に限ってスーツの上下がちぐはぐだったり・・、このまま、ぼんやりとした年末を迎えてしまいそうです。
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そもそも、満月の夜には星に願いを賭けることすらままならぬのか・・・


【赤く黒く】
ルイ14世の最後の花が咲き続けています。
独特の赤黒さで年中良く咲いてくれますが、
年末まで残っていたのは初めてです。
ルイ14世
レグネリー レグネリー
同じ色合いのオキザリス・レグネリー(Oxalis regnellii)[カタバミ科]は夏に小さな株を入手してからずっと咲き続けています。
前にどこかの会議室に鉢植えが置いてあって、ずっと気になっていたんですが、黒紫色の大きめの三角形の葉が独特で、薄いピンク(赤紫)の花が咲きます。
小さな球根で増えるので、庭植えも可能なようですが、冬の霜に当てずに軒下で様子をみています。
※トライアングラレスとも呼ばれるようですが、レグネリーというネーミングがぴったりきます。

年末まであと少しですが、ぼんやりせずにこの植物のようにメリハリを付けていきたいですね。

ローズヒップの楽しみ方

2008年12月07日 19時44分40秒 | バラ関係
師走の休日、天気はいいものの北風が吹き込むと凍えそうでした。
プルプル・・・、こんな日に庭に出ていると鼻水が出てきそうですが、伸び放題のツルバラを剪定していて、アーチの上のほうでローズヒップを見つけました。
Rose hip

花後の咲きがらは摘み取っていたつもりなんですが、思わぬ収穫もうれしいものですね。

【ではさっそく】
さっそく土俵に上がってもらうことにしました^^。
Rose hipひがぁしぃ、にゅぅどーぉーん、にぃしぃ、るぃーずおじぇえ^^

やっぱりここはニュードーンさんの暴れん坊ぶりに行司役のダイコンさんもたじたじですね。
負けたルィーズオジェさんはローズヒップティにしました。
種は後で植えてみよう。
ローズヒップはビタミン類が豊富に含まれていて、肌荒れ防止、美肌効果、老化防止、風邪予防に効き目があると言われています。ビタミンCが間接的にコラーゲンの生成にも貢献し、リコピン、マンガン、カルシウムなども豊富に含まれホルモンバランスの乱れが改善されます。

※ちなみに一般に市販されているローズヒップはチリ南部のアンデスに自生する野バラや、ルーマニア(だったか)のガリカ系のローズヒップ専用品種で、品種によっては食用に適さないもののあります。
Rose hip


【ローズヒップティの作り方】

①ローズヒップを小さなナイフで半分に割ってから、まず種を抜き、種の周りの繊維を取り除きます。皮は痛んでいる部分は剥いておきます。
②そのままタオル等に置いて、天日で1週間ぐらい乾燥させます。
③半乾燥になったローズヒップを細かく刻んだものに砂糖少々をカップに入れ、お湯を注ぎます。
③スプーンでよくかき混ぜてからよく蒸らします。ローズヒップの実がトロッとしてきたところをいただきます。
Rose hip

【種まき】
黒っぽく色が変わって充実している種を使います。水分が多くて白っぽいのは発芽の可能性が低くなります。
バラの種は、一度寒さに会わないと発芽しないので、水に浸して冷凍庫に2週間ほど入れておいてから撒きます。

運がよければ立派な「お相撲さん」、いや、新たな新品種が生まれるかも^^