Alfa Live

人生のエンジンを探してつらつらと....。

フィッシュマンズ

2013年05月11日 | 音楽

フィッシュマンズの音楽は以前から大好きで、

特に「空中キャンプ」は没頭して聴いた時期があるんだけど、

佐藤伸治の遺作となった「宇宙ー日本ー世田谷」をはじめて聴いたときは、

なんだか暗くて聴いてられなくて、

それで、それ以来あまり聴かなくなってしまった。

 

最近になって、ふと思い立って、

佐藤伸治の歌詞を詩集としてまとめた「Long Season」を読んでいたら、

言葉の輝きにあらためて感動して、

それで、いわゆる世田谷3部作を、

またよく聴くようになったのだ。

 

佐藤の高音のボーカルに乗って聞こえてくる、

少し物悲しく聞こえる歌詞に対して、

本に印刷された言葉は、

一人で勝手に散歩しているのんきな言葉といった印象もあり、

親しみやすく、音楽で聴くのとはまた違った魅力がある。

 

歌詞として聞こえてくる言葉と、

紙の上に印刷された言葉の印象が、

ずいぶんと違うのだ。

 

それぞれが素晴らしいから、素晴らしさが2倍になった。

 

言葉って面白いな。

 

そんなことを思いながらフィッシュマンずを聴いている。

 

詩人としてもミュージシャンとしても、

ずば抜けた才能を持っていた佐藤伸治が、

33歳という若さで亡くなってしまったのは、

ほんとうに惜しい事だったなぁと、

あらためて思う。

 

 

 

 

 

 


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