昨年11月に阪急梅田で仕事をさせてもらったときに
イベント会場で別の講座を担当していたのにもかかわらず
私が引率したイタリア人シェフの料理の材料の調達まで
全部受けもってくれた石崎シェフ。
写真は2007年11月の阪急梅田のイベント中の1コマ。
家庭で作る簡単イタリアンということで講義。
日本のイタリアンの業界では有名な方ですね。
訳のわからぬイタリア人の我侭にも丁寧に対応してもらって
人情の厚い江戸っ子で
またシャキシャキしているところがとても印象的でした。
このイベントのおかげで、お話しする機会があり
シェフがトータルコーディネートをするレストランが
実家の近くにあることに話が及び
日本滞在中に両親を連れて
実はランチを食べに行っておりました。
伊東のちょっと南の漁港の街、川奈。
私の中では幼い頃から時々テレビで放映される
ゴルフの会場となるゴルフ場の街
としての認識しかなかったのですが(爆)。
日本滞在中に伊豆の温泉満喫の旅を両親としている途中に
無理矢理組み込んだランチのスケジュールだったので、
予約も連絡もせずに突然フラッとでかけていった先。
伊豆の田舎のこんなところに
なぜこんなメルヘンチックな建物が
と思うような不思議な空間ですが
伊豆高原の雰囲気が流れてきているのだろうなぁという感じ。
基本的には結婚式場&宿泊施設がメインで
併設してレストラン&カフェ、そしてステンドグラス美術館。
この組み合わせがとても伊豆高原チック。
Kawana Michel Resort Wedding
海を見下ろす立地で、都市部の喧騒から離れていて、
こういうところで挙式したいという方も多いのだろうなぁ。
まぁ、挙式には縁のない私なので、目的は食事ですけど。
私には居心地の悪いくらいロマンティックでメルヘンな雰囲気で
なんとなく場違いな感じだったのですが
シェフ自らテーブルまで出てきて料理の説明をしてくれて
本当に気持ちよく食事をさせてもらいました。
毎日フィレンツェで暮らす私は
個人的には日本でイタリアンは食べたくないのですが
両親は久々にイタリアの香りを感じたようで大満足。
素材は地元で採れるものをメインにしていて
日本風にアレンジされたイタリアンのCucina Nuova。
前菜の盛り付けやデザートの盛り付けも
とても斬新でフレンチの要素もあり。
お奨め料理をいただいたのですが
プリモで出てきたのは地元で取れる桜海老を
ふんだんに使ったパスタ。
本当に桜海老でパスタが見えないほどたっぷり。
桜海老苦手なんですけどねぇ。本当は。
目がみんなこっち向いているぅと慄きながら食べました(笑)。
フレッシュトマトのさっぱり味でした。
前菜、プリモ、デザートどれもおいしくいただきました。
特に父は久々に食べるクラテッロ
(前菜がクラテッロのサラダだったので)の
おいしさに感激しておりました。
父が食べ物で喜ぶのを見ると幸せになります。
母はその後案内してもらったステンドグラス美術館に大感激し
今度もっとゆっくり見に来るのだと意気込んでおりました。
で、今頃なぜこんな記憶を引っ張り出してきたかというと
11月のイベントで石崎シェフのアシストをしており
またミッシェルガーデンコートでも
日々料理に携わっている副料理長が
石崎シェフの友人であるイタリア人シェフのところに
研修に来るという連絡を受けたのです。
アドリア海側にあるCattolicaという街にあるレストランで
今月末までの研修旅行だということで
仕事始めになる前にフィレンツェに遊びに行きます
と連絡を受けたのでした。
おいしいものでも一緒に食べましょうということなのですが
日曜日なので、私の一押しGuscioはお休みだし。
さてどこへお招きすればよいのやら。