不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

人生の最後の日に向けて

2019-08-31 05:59:00 | 日記
別に死ぬわけじゃないよ。

Basilica di Santa Maria Maggioreを参詣中に
ちょうどミサが始まって
礼拝堂の外から聞かせていただいたお説教。





我々は、この世に生まれた瞬間から
人生最後の日に向かって歩みを始めるのだという
当たり前だけれど、
日々の生活の中で忘れがちな事実を再確認

その前に拾い読み読んでいた記事ともリンクしているような気がして、
今回最後の最後まで悩んで
バタバタと出発を決めたイタリア行きの意義をちゃんと感じた。

1週間働いて、休みの日に必要なものを買い出しに行くためだけに
人生があるわけではないということ。

最後の日がいつ訪れるのか
予見することが我々にできないのなら、
憎しみあったり、疲れきったり、
自暴自棄になったりしながら
日々を過ごすのではなく、
愛しあい、尊重しあって、自分の望むことをきちんと見つめて生きる方がいい。

当たり前のことを当たり前にすることの難しさ。

やっぱり今のタイミングで
ちょっと無理しても心が求めていたのだから
イタリアに来るべきだったのだろうなぁ。

una giornata calda a Roma

2019-08-31 05:42:00 | 日記
前回のイタリアから
わずか3ヶ月で戻ってきたローマ。

朝日のコロッセオが見たくて、
アパートから歩く。




たまたまだけれど、
ローマまでのフライト中に観た映画
(Domani è un altro giorno)の舞台がRione Montiだったので、
ちょっと歩いてみたくて。

Colle OppioからColosseoへ。
朝の人影の少ない時間だと
自由に考えごとしながら歩ける。




でも日の出間もない時間から
コロッセオ周辺の修復作業現場では重機が動いていて
おじさんたちが陽気に朝の挨拶をしてくれる。
イタリアだな。






ぐるっと回ってDagninoで朝ごはんを買ってアパートに戻って朝食。




長い1日に向けて栄養補給した後は
アパート近くのBasilica di Santa Maria Maggiore。






Chiesa di Santa Maria della Vittoriaを経由してトレヴィの泉へ。
日差しがどんどん強くなって
水がきらきら。



Pantheonへ向かう途中で
Tazza d’Oroに寄り道してひと休み。
Granita di cafffe con panna。




すでにかなり暑い。



パンテオンからChiesa di San Luigi dei Francesi でCaravaggio を観てからナヴォナ広場へ。



ナヴォナ広場では
大量のシャボン玉が光をうけながら飛びまわって
あたり一面シャボンの香り。

さらにCampo dei Fioriを抜けてランチ。




Insalata Primavera。

ローマといえば揚げ物も食べておかねば。


チーズまみれのCacio e pepe。
疲れを吹き飛ばす強烈な塩気。

チーズまみれのランチを締めくくるにはカフェも必要。
カップが可愛い。




Chiesa di Santa Maria Sopra Minervaは
堂内の安全確保工事中のため入場できず、
ゾウさんに挨拶して
時間にまだ余裕があったので、
そこからヴァチカンへ移動。



同行者にローマ初上陸の方がいたので、
Basilica diSan Pietroへ入場しようと
列に並んだのだけれど
16:00近いのに、まだまだ長い列ができていて
炎天下での待機に命の危険を感じたので
入場を断念。
次回ローマに来るときはヴァチカン狙いで行こう。
美術館も行きたいし。

Via conciliazione のカフェで水分補給をしたら、
スタッフのおじさん軍団の中に
明らかにロバート・デ・ニーロを意識した人がいて、
彼のテンションの高さに改めてイタリアを感じる(笑)。



よく歩き回ったので、
一旦アパートへ帰還。

快晴のローマは確かに猛烈な暑さだったけれど、
日本の暑さとは質が違って
とにかく風の流れる日陰で休めば生き還るので、
たっぷり満喫できてよかった。

またこよう。


Di cosa hai paura ?

2019-08-19 23:56:00 | 日記
Laylaを日本に連れてきて6年経過。
すっかり日本の暮らしにも慣れたと思う。

日本暮らしが始まってからずっと
Laylaは二階の両親の居住区で過ごす時間がほとんどで
夜も両親と眠っている。

ところが、3日前から
夜に怖がり始めて
何かに怯えて逃げるように
二階のあらゆる隙間に入り込もうとするので
様子をみるために、
夜だけは一階の私の部屋で一緒に過ごすことに。

私の部屋にいると
落ち着いて寄り添って眠るのに
両親のところでは
しきりに天井を気にして逃げ惑っている。
母に日中の様子を尋ねると
特に変わりはなさそうで、
お昼寝は一人でお気に入りの場所で落ち着いて眠っているらしい。
夜だけ挙動不審になるお嬢様。
なにか見えてるのかねぇ。

私は久しぶりに一緒に眠れるので幸せ。
だって、やっぱり可愛いんだもん。



そういえば、夏の連休中に
甘えん坊度が一気に加速したけれど
なにか関係あるのかな。

しばらくは、
べたべた&いちゃいちゃしよう。


忍野八海「出口池」

2019-08-18 23:50:00 | 日記
何かといえば
ふと思いついてふらっと行っちゃう忍野。

今日はとうもろこしをゲットするために向かう。
母の知り合いに朝採りとうもろこしをお願いしておいてお昼前に到着。
無事にとうもろこしと忍野蕎麦を入手してから忍野八海へ。
メインの湧水地はいつものようにごった返していたので、
ちょっと離れた出口池へ。




わざわざここまで足を運ぶ観光客は少ないので、静かな空間。
目の前の民宿に東京からボーイスカウトの団体が来ていて賑わっていたけれど、
それでも落ち着いて水の美しさを堪能できる。
レイラはスカウトのお姉ちゃんたちに可愛がられて満足気だった。


つい柿田川のぽこぽこ湧水を思い浮かべてしまうので
ここの湧水が地味でわかりにくく感じるけれど
ちゃんと欅の木の下の岩の奥から湧いてきている。






かつて富士山頂を目指す人にとっては
お守りとして崇められた神聖な水。

この湧水池を見下ろす丘の上に出口稲荷神社。
渋い。





おいなりさんから見る出口池。


こんなに冷たい水の中で
悠々と泳ぐ黄金の鯉。


苔生す感じがとてもきれい。


明日からの長い一週間を走りきるためのパワーをたっぷりいただいてきた。

井川湖へチャレンジ

2019-08-17 23:54:00 | 日記



2週間前にオクシズ桂山の
ひまわり畑へ遊びに行ったときに
母がもらってきたチラシを頼りに
再びオクシズへ。

チラシの内容は、井川湖上音楽祭。

母の所用を済ませてからの出発だったので
10:30スタートのドライブ。
井川湖までは初めて行くので、
おおまかのルートは頭に入れて
3時間で着く予定だったけれど
ナビが思いもよらぬ山道を選択。
分岐点で私のシミュレーションと逆を指示するナビ案内に悩んだ末に
ナビを信じて進む。
最短距離を選ぶナビは時々危険。
結果的には無事に到着したのだけれど
それはそれは果てしない杉の林を
延々と行く山道ドライブ(大日峠)で、
さすがに途中で飽きちゃった。

井川湖に着いてから現地ガイドさんと話していたら、
地元の人でも滅多に使わないという
一番大変なルートだったらしい。
大雨のあと落石の危険もある中
初見でよく走りきりましたね、
と言われたけれど
走りきらないと、おうちにも帰れないしね。



林の景色に飽きた頃
かなり高い位置から湖面がちらっと見えた時は
自然におぉって声が出た。
しかしそこから湖畔までもけっこう遠かった。

井川湖は大井川上流にある人造ダム湖。
このダムを建設するために
大井川鐵道が敷設され、
旧井川村の主要集落はダムの下に。
かなりの山奥ではあるけれど、
住所は静岡市葵区。
葵区広すぎ。

たどり着いたのは井川ダム。


ここから湖畔ハイキングルートを歩きたかったのだけれど、
時間の制約があったのと
思ったほど涼しくなかったので、
両親とレイラを連れて歩くのは危険と判断して
車で井川地区の集落へ移動。


集落は狭い道が入り組んで
歩いたら面白そうなのだけれど
とにかくこの夏一番の猛暑日だったし
真夏の炎天下には無理はしないほうがいい。

渡船の受付兼待合所で
冷たい井川茶のサービスを受けながら
現地のガイドさんにおすすめスポットなどを教えてもらい
秋にリベンジしようと心に決める。



湖上音楽祭は渡船の上で演奏するイベントで
最終便の13:50には間に合いそうだったのだけれど、
結局レイラが乗船できなかったので諦めて
そのまま長島ダムへ移動。

途中車道脇から
最近人気のある大井川鐵道の奥大井湖上駅が見えて
やっぱりあそこも行ってみたいと思うミーハー。
ここもリベンジしなくちゃ。



長島ダムに着いたら
ちょうど毎時のダム噴水ショーの時間。
ダム湖の水をきれいに保つために
水をかき回す目的の噴水設備なので
ショーというほど華々しくはないけど、きれい。






どこもかしこも水と山と空。
きもちいい。


ダムの貯水量によって放流水量も異なり
この日も放流していたけれど、
この放流の仕方は貯水量が少ない時のパターンらしい。
少ないんだ、そうなんだ。

放流水のしぶきでできる虹。

なんかダムも面白そう。
ハマったら大変なことになりそうだから、
気をつけよう(笑)。



電車こないかなぁと思いながら
長島ダムの四季彩公園の日陰で
ぼぉっとしていたら、やってきた。
すごくのんびりやってきたアプト式。
牽引車両の切り離しとか見ていると飽きない。



緑が濃い中、一部紅葉してるし、
セミの声はツクツクボウシに変わっていたし
山深い井川の季節はもう一歩先を行っている感じ。

帰りは川根温泉経由で帰ったら、
運転もとっても楽だった。
次回はこのルートで行こうっと。