突然崩壊が始まって
あれよという間に工事中の様相を呈してしまった
シニョーリア広場にあるランツィのロッジャ(Loggia di Lanzi)。
ここにはベンヴェヌート・チェッリーニ
(Benvenuto Cellini)のブロンズ像「ペルセウス(Il Perseo)」や
ジャンボローニャ(Gianbologna)の
「サビネの女の掠奪(Il Ratto)」
などの彫刻作品が置かれている。
崩壊が見られたのは開廊を支える柱部分の装飾。
まぁ、気長な修復工事がまたひとつ増えたってことです。
ところで、このペルセウス像。
数年前に修復が完了してここに再び置かれているわけですが、
近くにいたおじさんが親切に教えてくれた話。
「Può trovare l'autoritratto di Benvenuto Cellini.」
そう、このペルセウス像のどこかに
作った本人、チェッリーニの自刻像があるというのです。
私はなんとなく
その昔にも聞いたことがあったようなないような
うろ覚えな記憶だったので確認。
私 「後頭部?だよね。」
おじさん「そうそう、よくしっとるね。」
私 「いや、昔聞いたことがあったような…。
でも忘れてました。」
おじさん「もうこれで忘れないさ。」
そう刷り込み学習。もう忘れません。
メドゥーサの首を持つ冷酷な表情のペルセウス。
その背後に回ってみると
羽付ヘルメットをかぶった
彼の後頭部を拝むことができます。
このヘルメットの後頭部をじっくりよぉく見ていると
鼻が浮き出し、目が窪み、ひげがもじゃもじゃ…。
そう、なんとなく人の顔に見えてくるのです。
ペルセウスの髪の部分が髭に。
ヘルメットの後ろ中心が鼻に。
その人の顔が果たして
チェッリーニなのかどうかまでは
私は検証できませんが、
まぁ、自分の作品に自分を描いたり
彫り込んだりするのは
当時の芸術家の常套手段ですから
ありえなくはない話です。
ということでポンテ・ヴェッキオの上にある
チェッリーニの彫像と見比べてみたのですが、
似ているといえば似ている。
皆さんもフィレンツェにきたら確認してみてください。
ちなみに今は
ランツィのロッジャが修復中で
全体に足場が組まれているので、
なかなかペルセウスの後ろ側に
接近することができません。
あれよという間に工事中の様相を呈してしまった
シニョーリア広場にあるランツィのロッジャ(Loggia di Lanzi)。
ここにはベンヴェヌート・チェッリーニ
(Benvenuto Cellini)のブロンズ像「ペルセウス(Il Perseo)」や
ジャンボローニャ(Gianbologna)の
「サビネの女の掠奪(Il Ratto)」
などの彫刻作品が置かれている。
崩壊が見られたのは開廊を支える柱部分の装飾。
まぁ、気長な修復工事がまたひとつ増えたってことです。
ところで、このペルセウス像。
数年前に修復が完了してここに再び置かれているわけですが、
近くにいたおじさんが親切に教えてくれた話。
「Può trovare l'autoritratto di Benvenuto Cellini.」
そう、このペルセウス像のどこかに
作った本人、チェッリーニの自刻像があるというのです。
私はなんとなく
その昔にも聞いたことがあったようなないような
うろ覚えな記憶だったので確認。
私 「後頭部?だよね。」
おじさん「そうそう、よくしっとるね。」
私 「いや、昔聞いたことがあったような…。
でも忘れてました。」
おじさん「もうこれで忘れないさ。」
そう刷り込み学習。もう忘れません。
メドゥーサの首を持つ冷酷な表情のペルセウス。
その背後に回ってみると
羽付ヘルメットをかぶった
彼の後頭部を拝むことができます。
このヘルメットの後頭部をじっくりよぉく見ていると
鼻が浮き出し、目が窪み、ひげがもじゃもじゃ…。
そう、なんとなく人の顔に見えてくるのです。
ペルセウスの髪の部分が髭に。
ヘルメットの後ろ中心が鼻に。
その人の顔が果たして
チェッリーニなのかどうかまでは
私は検証できませんが、
まぁ、自分の作品に自分を描いたり
彫り込んだりするのは
当時の芸術家の常套手段ですから
ありえなくはない話です。
ということでポンテ・ヴェッキオの上にある
チェッリーニの彫像と見比べてみたのですが、
似ているといえば似ている。
皆さんもフィレンツェにきたら確認してみてください。
ちなみに今は
ランツィのロッジャが修復中で
全体に足場が組まれているので、
なかなかペルセウスの後ろ側に
接近することができません。