イタリアより

滞在日記

ラヴェンナへ

2013年12月27日 | ラヴェンナ

ラヴェンナの世界遺産の一つサン・ビターレ教会のモザイク

素晴らしいモザイクが教会内部を覆っています

金色に輝く鮮やかな装飾には圧倒されました

出てくる言葉は…

すごっ☆


■2013年12月26日(木)

ベネチアから列車を乗り継いで片道約三時間、考えればそんなに近くはないのですが、ベネチアから日帰り圏内ということで、今日は朝早く起きて、世界遺産のモザイクの町、ラヴェンナへ行って来ました。少し前に、ホテルに戻りましたが、町全部がモザイクだといっても過言ではないほど、まだ頭の中にキラキラと見事なモザイクが輝いています。諦めずに強行してよかった。というのも…


今朝7時のリアルト・ヴァポレットの乗り場


そうです。ベネチアの洗礼を受けました。ハイ、想定内、アックアアルタです。といっても、ベネチアでは高潮になるときにはサイレンがなるのですが、昨夜も今朝も注意報はなかった為、安心していました。もっとも、この位の潮位では、アックアアルタとは言わないのかも知れません。ただ水かさが増しただけ…

とはいうものの、運河沿いにあるホテルの前も川から水があふれて、今朝はリアルトと同じようになっていました。ホテルの玄関口には水の進入を防ぐアルミ製の戸がしてあり、外に出た私は、足下に迫る水に、あーやられたなぁ~行くのはやめよう、と思いました。雨も降っているし、風も吹いている…部屋に引き返して、もう一眠りしよ。


イタリア高速鉄道のフレッチャジェント

午前7時25分発


これぞ、悪魔のささやきです。一瞬そうは思ったものの、既に予約している切符は無駄になるし、第一あんなに訪ねたかった場所をこの期に及んで諦めるか…そう思い至ったときには、私の足は、もう水の中に一歩踏み入れていました。覚悟のダイブです(大げさ)。こそ泥のようにつま先立ちをして歩きましたが、なんの役にも立ちません。あっという間に足はくるぶしまでびちょびちょです。


フレッチャジェントでボローニャまで
ボローニャからレッジョナーレ(普通列車)に乗り換えラヴェンナへ


まだ薄暗い中、列車に乗りましたが、オフシーズンの為フレッチャジェントもレッジョナーレもがらがらです。この切符はネットでスーパーエコノミーの席を取ったので料金は超格安なのですが、イタリアの鉄道はこんなサービスがあるから旅行者には助かります。


誰もいないので、遠慮無く自分撮り

こうでもしないと思い出の写真は撮れなくて

我慢してます…靴の中、ジーンズの裾、びちょびちょ…

青線まで水に浸かりました

今、ジーンズには塩がふいてます。アドアリア海の塩^^;


勿論、この後、靴の中にティッシュを入れ、下敷き部分は取り出して、列車の中で渇かしました。ベネチアのアックアアルタは午後になると水が引くことは分かっているので、まっこの程度ならよしとしようと思います。


ラヴェンナも手作り地図を用意しました


インフォメーションで町の地図はくれるのですが、地図の読めない女には、こうして自分で手作りすると断然分かりやすくなります。グーグルマップのストリートビューを駆使して何度も何度も町の様子や通りの名前を確認したので、ラヴェンナに着いたときには、ナポリと同じく、ここ来たことある!とデジャブです。日本に居ながら、外国の、それも行ったことのない町の様子を事前に知ることが出来るなんて、ほんとに便利な世の中になりました。


雨のラヴェンナ駅


駅に着いたときは、雨脚も強くなり、風も吹いてちょっと心が萎えそうでした。駅前に停まっているタクシーに乗りたいと、又悪魔のささやきがしましたが、地図まで書いたのに歩かないと意味がない…足下を更に濡らしながら、サン・ビターレ教会の前に来ましたが、ここから始まるモザイクの美術は人間業とは思えない、神がかった世界でした。やっぱり来て良かった…心底そう思ったのでした。

※効率の良い回り方や偶然見つけた美味しいレストランなど又あとで綴りたいと思います。

無事に見どころを終え、感動の思いに包まれて列車に乗ったのですが、その車内で思いも掛けない出会いがありました。私の席の通路を挟んだ隣に4人の方が座られたのですが、その中の若い男性が、なんと教会での私のある行動をカメラに収めていたのです。おまけに、その男性は流ちょうな日本語で、可愛かったです(私のことではありません)、面白かったです(私のことです)と話すではありませんか。海外に出ると、日本の矜恃をもって恥をさらさぬようにと心がけているのですが、とんだところで化けの皮がはがれたか。いや、しかし、フツーそんなことに反応するか…とは言っても、私もカメラを向ける先にはこんなこと、あるかもな~

ボローニャで、良い旅行を、と言って貰って分かれましたが、ホテルに居ては絶対に起きなかったこんな愉快な出会いもあって、モザイクの素晴らしさと共にラヴェンナも忘れられない町になりそうです。
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ベネチア2013

2013年12月25日 | ベネチア

ベネチア2013年12月24日

スカルツォ橋を渡ってサンタ・ルチア駅を望む

今年も又、又、又、又来ることが出来ました


ナポリからイタロに乗って、遅延もなく無事にベネチアに着きました。今、翌日の25日の朝を迎えています。昨日は少々無謀なことをしてしまい、身体が随分疲れているのが分かります。今日は予定もないし少しのんびりしようと思っています。一人で夜遅くナポリに乗り込み(この表現がぴったり)、翌朝はアマルフィへ、そして又ナポリに取って返し、スパッカナポリや下町を歩き回った上、翌日はカゼルタへ。そして南の端から北の端まで列車移動~と、これでは阪急トラピックスの弾丸ツアーと同じだと自嘲気味です^^;。


こんなカッレ(細い道)を行く…ゴロゴロとスーツケースを引きずって


その無謀なこととは…ベネチアに着く旅行者は、大抵ヴァポレットに乗ってホテルに移動します。私もこれまでそうでした。でも今年は歩いてみようと思ったのです。理由は、ヴァポレットのチケットにありました。この日はホテルに入ったあと、リアルト付近をぶらぶら散歩するだけでヴァポレットに乗る予定はありません。ヴァポレットのチケットは時間券なので、ベネチアを出発する日からさかのぼると、明日から乗るのが一番効率が良いのです。まっ早い話がケチった訳ですが、これが今日の体調不良の一因になりました。


途中で迷子(^^)


駅からリアルトまで少々距離があります。歩く場合は二つ道があって、一つは駅前から左方向へカナルグランデに添って歩いていく、もう一つは駅前のスカルツォ橋を渡って“島”を横切る歩き方です。私は最初、カナルグランデ添いに歩き始めたのですが、はたっと気付きました。川沿いに歩くと遠回りになって、沢山の橋を渡らねばならないことを。すぐに引き返してスカルツォ橋を渡り島を横切る道行きを取りました。

地元の方達は、皆さん、この道を通って駅に向かっているのだと思います。実は私は初めて通るのですが、建物の表示を見ていけば、リアルトには簡単に着くと高をくくっていたのでした。ところが一緒に歩き始めた地元の方達はいつの間にか居なくなり、私一人がゴロゴロと荷物を引きずって…いわゆる迷子(いえ、迷子です、はっきりきっぱり)になりました。建物には確かに「リアルトへ」の表示はあるものの、分かれ道やカッレに入ると、ぱたっと表示がなくなる…

やってしまいましたねぇ^^;更にはホテルへの道も、こんなところを入るん?という場所で一体何人の人に聞いたことか。正しく教えてくれたのは、郵便配達のおじさんだけでした。さすがです。もっとも悪いのは下調べの足りなかった私で、ちょっと歩いて行ってみよーが災いした結果でした。いやぁそれにしてもベネチアは迷宮都市だということを忘れていました。そんな訳で、今朝は肩と腕が痛い…(-_-;)


リアルト橋

右に見える煉瓦色の建物が昨年私が泊まったホテル・リアルト

ネットの噂通り、お風呂場は配管のから下水の匂いがしてました^^;


ホテルにチェックイン後、町をぶらぶら、リアルトの賑わいを楽しんでいました。駅からスカルツォ橋を渡って来ると、このリアルトの橋のたもとに出るのですが、この辺り、カナルグランデの一等地です。当然レストランが沢山並んでいて、客引きをしています。

この一角で日本人の若者が数人、客引きにつかまっていました。店のスタッフは巧みに日本語を使い、美味しい料理がたくさんあるよと入店を誘っています。若者達は、何か事情があるようで、皆で話し合っていましたが、私は大丈夫かな~と心配でした。特に店に問題はないとは思うものの、この辺りは値段も高いし、かといって美味しい訳ではない、私も経験しています。


リアルト付近には景色のいいレストランがいっぱいあるけれど…


どの店からも誘われているのを見て、あ~おばさんは、ついに黙っていられなくなりました。聞けば、夕食の為のお店を探していること、日本から予約しようとした店はクリスマスはやっていなくて断られたこと、ツアーで来ていてベネチアは今夜のみ、しかももうすぐゴンドラに乗るので、レストランには予約だけ入れて、下船後に夕食を取りたいこと、その為に遠くの店には行けないこと等々。

ベネチアには美味しいお店は勿論たくさんあるのだけど、クリスマスのこの時期は結構閉まっている事も多いのです。若者達のこの事情に叶うお店を一軒、私は思い当たって、この近くだし、行ってみますか、と声を掛けたのでした。魚市場の真ん前にあるお店ですが、私は篠利行さんの著書で知って何度か足を運んでいます。料金も安いし、セットメニューもある、味もそこそこで、腹も立たない、何よりも日本語のメニューが置いてあるので、注文にも困ることはないし、そして私を安心させたのが、訪ねてみると、店主が居て、お店の経営者がかわっていなかったことでした。経営者が変われば、味も変わるし、それも以前よりも美味しくなったということは余りない、メニューを見て決めたいというこの子たちを経営者に紹介して、私はその場を立ち去りましたが、その後町の中でばったり会うと、あの店に予約を入れてこれからゴンドラに乗ります、ありがとうございました、と言ってくれました。


リアルト橋のイルミネーション

今年はベネチアの象徴獅子も登場していました


余計なお世話をしてしまった、と少し後悔しながら歩いていただけに、この子達の言葉はとても嬉しくて、どうか、良い夕食が出来ますようにと祈ったのでした。



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イタロの車窓から

2013年12月24日 | ナポリ

ナポリ駅のイタロのオフィス/カーサ・イタロ


2013年12月24日、ナポリからイタロに乗りました。今、イタロの車内からブログを綴っています。旅の日記は、短くてもその都度毎に書いていかないと後からはなかなか書けなくて。どうかすると一年かかってしまう^^;


イタロの車内、大きな荷物でも棚に…

そっか~みんな、背が高いもんなぁ


乗車すると皆さん、大きな手荷物をいとも簡単に棚に上げています。確かに棚の幅は十分にあってスーツケースでも置けそうです。私の荷物もきっと周辺の男性が手伝って上げてくれるのだろうと思うものの…



ここに落ち着きました(*^_^*)

こんな時の為にワイヤーロックを持参しています

カバンに向かって、ここに居てね、と声まで掛ける(笑)


今回の旅行の小さな目的のひとつ~イタロの車内でWIFIをつかってみる

一人の座席でよかった!(^^)!

次回乗車の折もこの席を指定しよ

早速PCをセッティングしました


二等車だけど、ナポリからベネチアまで半額以下の55ユーロ。円安の中随分お得感があって早割の恩恵を受けました。



昨年調べたときは、車内でwifiを利用するには、イタリアにキャリア(通信)のある携帯電話でイタロからSMSでログインコードを受信するとありました。なのでノキアのSIMフリーのガラケーを買ったのに…今はその必要がなくなって切符の予約番号を入れさえすれば接続できることになっています。

画面の指示通り、CODICE BIGLIETTO を挿入し、受信できるメールアドレスを入れて承諾項目にチゥックを付けると…ハイっ簡単につながりました。ベネチアまでの約5時間は退屈することなく過ぎそうです。

車内にある自販機でコーヒーを買い、今朝ホテルの朝食時に頂いてきたクッキーをつまんでいます。列車は北上、水の都を目指しています。

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ベネチアに向けて

2013年12月24日 | ナポリ

ホテルのテラスから見えるナポリ駅前の混雑

矢印が交通警官

ナポリは今日も晴天

もうすぐベネチアに向かいます

乗るぞ~イタロ‐☆


2013年12月24日の朝を迎えています。昨日は、ナポリ郊外にあるカゼルタ宮殿を訪ねましたが(又、後ほど綴りたいと思います)、ホテルに帰ったあと、再びナポリの町を散策しました。下町の風情といえば聞こえはいいけれど、この町の人たちはゴミが落ちていてもちっとも気にしないし、ぽいっと捨てるのもいとわない。

以前、シチリアから日本に来たという若者に出会ったことがありますが、彼は日本はとても綺麗だ、美しい、と何度も何度も興奮気味に語っていました。私はかつて世界からうさぎ小屋だと揶揄された日本の家屋のどこがそんなに綺麗に思うのか不思議でしたが、ナポリに来てやっと分かった気がします。

町の中を歩いていてストレスに感じるのは、男女を問わず、大勢の人がタバコを吸いながら歩いていること、煙が云々よりも、手にしたタバコの火を無造作に持っていて危険極まりないことです。皆、背が高いから、タバコを挟んだ指先が中途半端に下げられると、火は私の目の前や顔の横に来るし、下方に下ろせば、小さい子供やベビーカーに乗っている赤ちゃんに触れそうになります。皆、温かく親切な人たちばかりなのに、この無頓着さはどうしたものかと他国のことながら思案してしまいます。そういえば、ナポり出身のイタリア語の先生は、ヘビースモーカーで、日本ではタバコを吸うのに肩身が狭いとよく嘆いていますが、さもありなんですね。

テラスから眺めた車の渋滞も、日本のそれとは違って、ドライバーたちは人のことを考えない、我先へと割り込もうとする様子が上から見ているとよく分かります。信号はあってもないのと同じだし、バイクは交通警察のお巡りさんが制止するのも聞かずつっこんてくる、そして歩道を渡る人たちも、信号は無視して車の間をぬって渡る、よくこれで事故が起こらないものだと、私は感心しながら見ていました。周辺からは、クラクションの音が鳴り響き、渋滞がピークに達した時はお巡りさんもお手上げの状態でした。原因は駅前の地下鉄工事のせいなのでしょうが、こればかりでもない気がします。


突然ナポリ駅前の上空に黒い塊が現れて…

何だか地上の喧噪と呼応するかのように、いや、こちらの方が秩序があった


下にばかり目を向けていましたが、ふと気がつけば上空に黒い塊が突然現れて、私はもうびっくり。これはすずめ?でもすずめがこんなに乱舞する?、もしやコウモリか?とカメラを向けましたが、何だかこちらに向かってきそうで、慌てて窓の戸をしめました。なんか映画ヒチコックの「鳥」を思い出して…あっ目があった気が…怖わっ~

上空も大地も混雑して、まさしくカオスという言葉がぴったりの町ナポリ~、都会の喧噪はそれほど嫌いではないし、それどころか、どこか私の故郷神戸の震災前の三宮界隈を思い出し、ちょっと懐かしい気さえする…観光本にある通り、ナポリの下町は活気にあふれ、楽しみ方によっては愉快な町なのだろうけど、町の秩序だけは何とかしないとな…

さていよいよそのナポリに別れを告げて、これからチェックアウト。ベネチアに向かいます。

朝が早いので、駅前はまだ昨日のような混雑はありませんが、スーツケースをひ引きずって駅まで約5分、頑張って歩きます。そしていよいよ高速鉄道、あのフェッラーリの赤い車体を持つイタロに乗ります。行き先はベネチア。晴天なので嬉しいです。
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スパッカナポリを行く

2013年12月23日 | ナポリ

人がいっぱいたかっている…さて何のお店でしょう?


アマルフィからサレルノを経由してナポリに戻って来ました。アマルフィからサレルノまではSITA社のバス移動でしたが、思いの外時間がかかりました。車内は満員。12月でさえこうなのだから観光シーズンになればどれ程混雑するか想像に難くありません。

サレルノの駅では、ジプシーらしい親子が切符を買うのに両手いっぱいの小銭を出した為、窓口ではそのお金を数えるのに時間がかかり、急ぐ人たちは気の毒でした。私はあと10分で発車するICの切符を自販機で買いましたが、列車は時間通りに来て時間通り発車したのでほっと一息付くことが出来ました。


ピッツェリーア「チーロ」


さて、ナポリで楽しみにしていたのはピザを食べること。ホテルに荷物を投げ入れ20ユーロだけをコートのポケットに入れて早速出かけました。ついでに世界遺産になっているスパッカナポリも散策してこようと算段をしています。事前のリサーチでは、ホテルを出て、コルソウンベルトを進み、ニコーラアモーレ広場の4筋手前を右に曲がったところに目指すピッツェリーア「ダ・ミケーレ」があります。ところが店の前には山のような人だかりがしていて、とてもとても入店できる雰囲気ではありませんでした。

そこでその近くにある、これも有名店「チーロ」に行きました。どうもミケーレで待てない人たちが行くのが「チーロ」ということらしいのですが、味はミケーレにも負けず劣らず美味しいとか。


はい、モチモチとして、これぞナポリピザー☆

いやいや美味でした

でも、直径20センチはある大きさ

私は三分の二を食べたところでギブアップでした^^;
この大きさでマルゲリータが4.5ユーロ
日本ではきっと2000円近くする



黄色の矢印を進み、黄色いの丸が「ダ・ミケーレ」
赤い矢印の、二股に分かれた道の先に「トリアノン・チーロ」


さて、腹ごしらえも出来たし、いよいよスパッカ・ナポリの散策です。ナポリの古い町並みが世界遺産になったお陰で、各地から観光客が押し寄せています。一昔前までは、地元の人でさえこの通りを歩けば持っているものが無くなると言われた治安の悪い地域、危機感のない日本人は特に注意が必要ですが、かといって過剰な心配をしていては楽しみは半減してしまいます。私は、ポケットに小銭だけを入れて他には何も持たず、とにかく人が居る方向だけを選んで歩きました。


ビア・ドォーモ通り

ビア・ビッカリア・ベッキア通りと交差するところが、スパッカナポリの入り口


観光本などには、スパッカ・ナポリの拠点をジェス広場にしていますが、駅方面から歩いて行くと、コルソ・ウンベルト通り→ニコーラ・アモーレ広場を右折→ビア・ドォーモと進む方が断然分かりやすい。前述した「via vicaria vecchia」と交差する場所から左手が、スパッカナポリのエリアになります。私は何度もグーグルマップで確かめたので、その通りが目の前に広がるのは楽しかったです。


ニコーラ・アモーレ広場を右折して、ビア・ドォーモ通りに入る


夕刻5時を過ぎると、いきなり人が増えて、スパッカナポリの狭い道は、身動きができなくなりました。特にプレゼーピオが並ぶ有名な通りは、ラッシュアワーの車内のよう。


人が一気に増えたスパッカナポリ

考えると、今日は日曜日ですよね



黄色い服を着たおまわりさんも要所要所に待機していて安心感がありました。



サン・グレゴリオアルメ教会へ向かう通りにずらりと並ぶプレゼーピオは圧巻でした



どうも法王がこのお店を訪ねたらしい

その時の写真が飾られていました



手の込んだ見事なプレゼーピオがいっぱい

買えば幾らするのか、見当もつかない


人混みに押されるように流されていくと、どうもスパッカナポリの二筋をぐるりと回ったようで、ビア・トリブナーリから再びドォーモ通りへ出ていました。大体が方向音痴で地図の読めない女にはなかなかハードルの高い場所ですが、実はストリートビューを利用して何度も下調べをしていたお陰で迷子にならずに済みました。


小学生のようで恥ずかしいけれど、簡単にでも地図を描けば随分と分かりやすくなる
それでも主人からは地図は現地ではないよと釘を刺されたのでした^^;


知らない土地を、それも外国を旅するときは下調べを幾らしてもし過ぎることはないといつも思います。今日もアマルフィからサレルノへ着くバスが、駅前には到着せず、大通りを二つも離れた場所に着きました。事前に承知していたから慌てなくて済みましたが、知らなければパニクっていたかも知れません。あー一人旅は奥が深いし、現地の情報の有無が物を言いますね(^^)。





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