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■ 越後俵山(二ツ屋)温泉 「心の宿 やすらぎ」 〔 Pick Up温泉 〕



<越後俵山(二ツ屋)温泉 「心の宿 やすらぎ」>
(新潟県十日町市六箇二ツ屋(市戊332-1?)、9:00~21:00(時間確認要)、300円、025-757-1547)
オフィシャルHP
紹介ページ (じゃらんnet)
紹介ページ (新潟の温泉宿(求人ジャーナル社))
紹介ページ (宿ぷらざ)

越後、魚沼丘陵にある湯宿のひとつ。
塩沢から栃窪峠を越えて十日町へ抜ける県道82十日町塩沢線からのアプローチ。確か県道からすぐだと思いましたが記憶が定かではありません。
この県道は八箇トンネルで魚沼丘陵を抜ける幹線道路R253とほぼ並行しているので、通行量がすくなく、わたしもこのときはじめて走りました。

緑色のアクセントが印象的ながっしりとした建物。
このあたりは雪国、越後でもとくに雪深いところで、平年でもかるく2-3mは積もるので、このくらいがっしりとした建物じゃないと持たないのだと思います。

「積雪量が一メートル以上、中には三~四メートル以上に達する豪雪地帯に多数の人口が居住していることは、大変驚異的な事実である。他の先進国だったら住む人がいない深雪地帯にまで、人びとが入りこみ、きびしい自然と闘いながら、生活を営んでいるのである。」(「雪国文化誌」市川健夫著)とあるように、このあたりは世界でも有数の豪雪地。
わたしはこのところ冬の華北(北京や山東省)に何度か行っていますが、寒さはきびしいものの雪はたいしてありません。
まして、華中、華南ともなると雪はとてもめずらしいものとなります。(ちなみに温泉もすくない。)

”観光立国”を標榜し、とくにアジアからの集客に力を入れるなら、温泉&雪&(グルメ)という切り口をもっと堀り下げてもいいかも・・・。> 観光庁さん(^^)

閑話休題。
ここは、越後俵山温泉とも二ツ屋温泉ともいわれていますが、二ツ屋温泉は、ここと「じょんのびの宿 鷹の湯」を指し、越後俵山温泉というとここだけを指すようなので、地元では「越後俵山温泉=やすらぎ」、「二ツ屋温泉= 鷹の湯」と区別されているのかも?
ちなみに「新潟県内日帰り温泉おすすめ情報」さんによると、このふたつのお宿は同じ源泉使用とのことです。

”越後俵山温泉”、”二ツ屋温泉”でググってもオフィシャルHPがでてきません。
で、てっきりオフィシャルHPはないと思ったのですが、”二千年蓮”でググったらトップにでてきました。
ここは、温泉よりも、すくそばにある弁天池に咲く”二千年蓮”で有名な宿なのでした。
これは千葉県の遺跡で発見され、移植された貴重なものだそうで、ハスの果実と幼芽を何年も眠らせて作ったハス酒が宿の名物です。


【写真 上(左)】 残雪の魚沼丘陵
【写真 下(右)】 浴槽

玄関左手のおくが浴場、手前が男湯、おくが女湯です。
やや暗めでこもり気味の浴室に、石枠石タイル貼4-5人の内湯ひとつとシンプル。
石の湯口からの投入でオーバーフローはなく、底面からのよわい吸湯か自然流下。
べつに冷たい源泉がでるカランがあり随時投入可。

カラン3、シャワー・シャンプー・ドライヤー?。
日曜15時でオフ会のわれわれだけで独占。


【写真 上(左)】 湯口
【写真 下(右)】 源泉カラン

かなり熱めのお湯は、わずかに懸濁してこまかなうす茶の浮遊物がただよいます。
源泉カランは明瞭な重曹味とよわいたまご味。はっきりとした甘イオウ臭がありますが、湯面では感じられませんでした。
pH=9.0、CO_3^2-=31.5mg/kgのスペックほどではないですが、そこそこのヌル(ツル)すべがあって、浴後は肌すべすべになる美人の湯。
お湯のイメージは以前レポした塩ノ又温泉にちかいものがありますが、ややうすめかな。

お宿の人のはなしによると、泉源は魚沼スカイラインの方から4kmほど引湯している。
玄関には泉源の写真があつて、白い湯の花が大量に発生していました。

単純硫黄冷鉱泉(Na-HCO3・(CO3)型) 20.0℃、pH=9.0、382L/min掘削自噴、成分総計=307.2mg/kg、Na^+=71.9mg/kg (85.29mval%)、Ca^2+=6.0、Cl^-=21.7 (16.35)、チオ硫酸イオン=2.8、HS^-=1.0、SO_4^2-=13.0 (7.24)、HCO_3^-=104.3 (45.84)、CO_3^2-=31.5 (28.15)、陽イオン計=85.7 (3.67mval)、陰イオン計=174.6 (3.73mval)、メタけい酸=45.8、硫化水素=0.01 <H16.10.5分析> (源泉名:越後俵山温泉)
※ 総硫黄=3.8mg/kg

■ブランドグルメ
〔 魚沼のふのり蕎麦 〕
魚沼は米だけでなく蕎麦の美味しいところとしても知られています。
魚沼の蕎麦はいわゆる「へぎそば」のなかでも「ふのり(布海苔)蕎麦」といわれるもので、つなぎに布海苔(ふのり)という海草をつかいます。
魚沼の特産品「小千谷縮」を織り上げるときに糊付けにつかう布海苔を、そばのつなぎにもつかうようになったという謂われをもちます。
ちなみに「へぎそば」の「へぎ」とは蕎麦を盛りつける木箱のことで、「へぎそば」=「ふのり蕎麦」とは限りません。
魚沼エリアの蕎麦屋でふつうに食べられます。

〔 2010/07/11UP (2005/05入湯) 〕


E138.46.49.171N37.4.3.982
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