元マンガオタク。

大人になって、再度マンガにはまり気味。

ネタバレ■菜乃花の彼 42〜64話(8〜11巻)第2部

2017-03-04 22:30:32 | 菜の花の彼
菜乃花の彼 第2部、終わってからにしようと思ってましたが…。1つの区切りができたように思うので更新。
おもしろ半分にサブタイトル付けてみた。


■42〜52話(8〜9巻)転校生編
ケンカ騒ぎで鷹人が菜乃花のいる高校に転校し、一連のことを忘れようとしていた菜乃花は動揺。たまたま居合わせた、隼太に声がそっくりな烏丸桜治が二人に興味を持って仕掛けたいたずらの影響で、菜乃花はクラスで孤立していく。
精神的に追い詰められていく菜乃花に、隼太が親の転勤のためアメリカに引っ越すと追いうちが…。
菜乃花の立場を何とかしようと鷹人は隼太を呼び出す。隼太に「俺ならどうするかって、あなたは俺じゃない。きいたって俺のようにはできない」「ちゃんと守ってあげて下さい」と言われたことで少しずつ変わっていく鷹人と菜乃花。それに伴って菜乃花の友人関係も改善されていった。


■53〜64話(9〜11巻)鷹人闇落ち編
二人のぎこちなさがなくなったかわりに、菜乃花から向けられる表情や言葉が〝友達〟に対するのものであると気づいた鷹人。
菜乃花の笑顔のために、自分の気持ちを押し潰して〝友達〟であり続けるしかない鷹人は「ただの友達なんて、俺はこんなにも望んでいなかった」と落ち込む。さらに中学時代に自分と歩いたマミー牧場が既に〝隼太と行ったマミー牧場〟になっていて、たった一つの思い出も自分は既に失っていたと絶望。
闇落ちした鷹人に烏丸桜治が再び接触。
烏丸は隼太にも接触。隼太は菜乃花に害が及ばないよう鷹人に頼むつもりでいたが、烏丸に共鳴した鷹人を見て戦慄し、自分で何とかするしかないと文化祭に乗り込むが襲われ、烏丸に捕らわれる。
文化祭終了後の花畑カフェで、菜乃花と二人になった鷹人。烏丸にそそのかされて心中するつもりでいる鷹人だったが、(当然だが)その状況にそぐわない言動の菜乃花に戸惑い、烏丸に影響されていた自分に気づいて我に返った。
烏丸の手から逃れた隼太が菜乃花の元へ向かうが、菜乃花は烏丸に連れ去られる。隼太と鷹人は、菜乃花を抱えて飛び降りた烏丸の腕を掴んだが、菜乃花は二人を道連れにすることを拒んで烏丸と落下。
病院に運ばれた烏丸は意識不明、菜乃花は意識が戻るも半年間の記憶を失っており隼太のことを忘れていた。



第1部ラストの鷹人のぼろぼろケンカシーンに「だいじなものは自分の腕の中にある」というモノローグがくる件、隼太とラブラブ幸せ菜乃花と菜乃花を失って自暴自棄鷹人との対比ではなく、菜乃花を好きだという自分の気持ちを守るために反撃に出た鷹人もまた「だいじなものが自分の腕の中に」あったシーンだったことが分かる。すごいトラップだな。
転校生編は優子・千里との友情編でもあるけど、鷹人の成長するところが見られて良かった…んだけど、闇落ちしたのが辛すぎて、烏丸教入信も責められない気持ち。闇落ちしていく様も辛かった。
あまり菜乃花サイドがないから、第2部は鷹人編なんだろうな。
あらすじからは省いてるけど隼太と菜乃花はラブラブで、ラブ具合も進化してます。何となく隼太とラブラブなシーンの菜乃花に違和感を覚えるときがあるんだけど…。私が年をとったせいか…。

しかし、烏丸桜治の暗躍が恐ろしく、鷹人は共鳴ポイント多いからしょうがないとしても、隼太も烏丸に引っ張られかけてたし、落下するときの菜乃花は完全に烏丸のレトリックに持ってかれて、私があの時声をかけなければ隼太くんが今烏丸の腕を掴んで肩を壊してつらい目に遭う事はなかったんだ…ってなってて、ほんと烏丸教コワイ!

そして菜乃花の記憶喪失。
いや、まさか定番の記憶喪失まで来るとはー!短期間分の記憶喪失だから少しホッとしました(笑)これで完全に記憶飛ばしてたら、韓流ドラマもびっくりの盛りだくさん設定になるとこだった。

正直なところ烏丸がホラーすぎたので、ここでいったん烏丸が意識不明になって(ストーリー的に)少し安心です。
あっ、怖すぎてあまり烏丸の説明してませんが、彼は幼少期に外傷性記憶喪失してて、自分は何も愛してないみたいだと自覚、「好きってどういうこと?」を追い求めてたら鷹人に巡り会って、鷹人の好きが高じて歪んで煮詰まって結晶化した「好き」のとりこになってしまって、鷹人と菜乃花の心中によって鷹人の「好き」の気持ちを自分のものにしようと思ったのです。あぁ、なんか後半がもう急にヤバイよね。理屈がわからない。
でもこれに共鳴しちゃった鷹人も、菜乃花のことが好きすぎて理屈を超えちゃったんだね。
これに続く記憶喪失編は、すなわち鷹人パート。期待。