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秋季特別展「錦秋のころ -月・菊花・紅葉を愛でる-」 野村美術館 サイト
※12月4日(日)で終了
10月に京都市内の茶道具展はほぼ訪れたので、今回の京都行きはどうしようかと迷っていた。
再訪か、野村の後期か、はたまた前回は時期的に合わなかった表千家北山会館に行くか。
結局、考えるのが面倒で(修学院離宮から戻る)5系統のバスでそのまま行ける野村美術館を選択。
野村の一つの展覧会で前後期とも訪れるのは初めて。
もっとも、ここは前期と後期が総取っ替えなので、ダブリ感がまったくないのがよいところ。
まず、ポスター&チラシにも採用されている酒井抱一の『楓図』の前へ。
実物はステキ
だけど、その前に実際の超美しい紅葉を見てしまったので、ちょっと感動が薄かった![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0199.gif)
続いて、左側のケースからみる。
利休さんが芝山監物に宛てた消息。ちょっと字が細いのが気になった。
天明の菊花釜は釜蓋が菊? 摘みが獅子で変わってる。
備前の水指と薩摩肩衝茶入はともに細川三斎ゆかり。
砂張の鉄鉢形建水は「鉄鉢」というよりは天目茶碗みたい。
絵高麗の草花紋鉢は大きい。色合いが唐津みたいに見えた。
右側のケースで目を引いたのは千宗拙が作った竹一重切の花入。銘「丹頂」。
太くって、重厚感あるけど、どこか淋しそうと思うのは、宗拙の名前故だろうか。
尾長鳥の蒔絵棗は竹に蒔絵を施したのかなぁ。
このほか、正木焼俵形鉢が面白い。蓋付で蓋の摘みが小槌。
中央ケースは青井戸茶碗・銘『落葉』。今の時期にはいい感じ。
万古焼きの竜田川絵平茶碗は竹川竹斎ゆかりという。
永楽和全の雲華焼の楓絵茶器は横から見ると紅葉の葉が印象的に描かれていた。
仁阿弥道八の雲錦の四方鉢。丸いのはよく見かけるけど、四方は珍しいなと思った。
光琳の文車蒔絵硯箱は落葉の吹き寄せの意匠で雅な雰囲気。
茶席スペースのところは取り合わせを見るのが楽しい。
伝・源家長筆と伝わる「竜田切」はなんと書いてあるのかわからないけど![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0162.gif)
花入の青磁珠算玉は赤色に映えそうな青だなぁと思った。
伊賀の耳付の瓢形水指は耳が大きくてユニーク。
茶入は瀬戸かな? 飛鳥川手の銘「山里」。
他で見たっけ? 遠州好みだろうなぁ。
釜は芦屋の宝珠形だけど、炉に収まっているとよくわからないのが残念。
信楽の蓋置、高取の建水ともにしぶい。
長次郎の黒楽・銘『おそらく』は今ひとつ印象が薄かった。
続いて、地下の併設展。
今回は『菓子器いろいろ』
展示リストがないので、印象に残ったところだけメモった。
最初は縁高とか食籠など、形の種類で行くのかなぁと思ったら、次に明代や呉洲赤絵など中国の焼き物。
馬蝗絆(ばこうはん)みたいな形をした青磁の鉢があった。
最後の方は織部焼に尾形乾山、仁阿弥道八、永楽保全といった王道のラインナップ。
高原焼、湖東焼、赤膚焼といった江戸時代に出た窯元のもあり、
菓子器としての国焼のバリエーションが楽しめた。
地階はいつもオマケみたいな感じで見ているけど、実はけっこー、なかなかだなぁとも思いながら、美術館を出た。
永観堂も紅葉がきれいみたいだったけど、人出がすごかったのと修学院離宮の印象が強かったので、こちらはパス。
でも、(永観堂の)塀の紅葉も真っ赤。
コレ、なんだっけ?↓
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★参考~このブログにおける過去の野村美術館の記事
2011年10月『錦秋のころ』
2011年5月『唐物』(前期)
2010年11月『一楽 二萩 三唐津』
2009年11月『楽家の歴代展(後期)』
2008年10月『開館25周年記念 館蔵名品展(前期)』
2008年5月 『高麗茶碗への挑戦』
2007年11月 『懐石のうつわ』展
※12月4日(日)で終了
10月に京都市内の茶道具展はほぼ訪れたので、今回の京都行きはどうしようかと迷っていた。
再訪か、野村の後期か、はたまた前回は時期的に合わなかった表千家北山会館に行くか。
結局、考えるのが面倒で(修学院離宮から戻る)5系統のバスでそのまま行ける野村美術館を選択。
野村の一つの展覧会で前後期とも訪れるのは初めて。
もっとも、ここは前期と後期が総取っ替えなので、ダブリ感がまったくないのがよいところ。
まず、ポスター&チラシにも採用されている酒井抱一の『楓図』の前へ。
実物はステキ
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続いて、左側のケースからみる。
利休さんが芝山監物に宛てた消息。ちょっと字が細いのが気になった。
天明の菊花釜は釜蓋が菊? 摘みが獅子で変わってる。
備前の水指と薩摩肩衝茶入はともに細川三斎ゆかり。
砂張の鉄鉢形建水は「鉄鉢」というよりは天目茶碗みたい。
絵高麗の草花紋鉢は大きい。色合いが唐津みたいに見えた。
右側のケースで目を引いたのは千宗拙が作った竹一重切の花入。銘「丹頂」。
太くって、重厚感あるけど、どこか淋しそうと思うのは、宗拙の名前故だろうか。
尾長鳥の蒔絵棗は竹に蒔絵を施したのかなぁ。
このほか、正木焼俵形鉢が面白い。蓋付で蓋の摘みが小槌。
中央ケースは青井戸茶碗・銘『落葉』。今の時期にはいい感じ。
万古焼きの竜田川絵平茶碗は竹川竹斎ゆかりという。
永楽和全の雲華焼の楓絵茶器は横から見ると紅葉の葉が印象的に描かれていた。
仁阿弥道八の雲錦の四方鉢。丸いのはよく見かけるけど、四方は珍しいなと思った。
光琳の文車蒔絵硯箱は落葉の吹き寄せの意匠で雅な雰囲気。
茶席スペースのところは取り合わせを見るのが楽しい。
伝・源家長筆と伝わる「竜田切」はなんと書いてあるのかわからないけど
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0162.gif)
花入の青磁珠算玉は赤色に映えそうな青だなぁと思った。
伊賀の耳付の瓢形水指は耳が大きくてユニーク。
茶入は瀬戸かな? 飛鳥川手の銘「山里」。
他で見たっけ? 遠州好みだろうなぁ。
釜は芦屋の宝珠形だけど、炉に収まっているとよくわからないのが残念。
信楽の蓋置、高取の建水ともにしぶい。
長次郎の黒楽・銘『おそらく』は今ひとつ印象が薄かった。
続いて、地下の併設展。
今回は『菓子器いろいろ』
展示リストがないので、印象に残ったところだけメモった。
最初は縁高とか食籠など、形の種類で行くのかなぁと思ったら、次に明代や呉洲赤絵など中国の焼き物。
馬蝗絆(ばこうはん)みたいな形をした青磁の鉢があった。
最後の方は織部焼に尾形乾山、仁阿弥道八、永楽保全といった王道のラインナップ。
高原焼、湖東焼、赤膚焼といった江戸時代に出た窯元のもあり、
菓子器としての国焼のバリエーションが楽しめた。
地階はいつもオマケみたいな感じで見ているけど、実はけっこー、なかなかだなぁとも思いながら、美術館を出た。
永観堂も紅葉がきれいみたいだったけど、人出がすごかったのと修学院離宮の印象が強かったので、こちらはパス。
でも、(永観堂の)塀の紅葉も真っ赤。
コレ、なんだっけ?↓
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★参考~このブログにおける過去の野村美術館の記事
2011年10月『錦秋のころ』
2011年5月『唐物』(前期)
2010年11月『一楽 二萩 三唐津』
2009年11月『楽家の歴代展(後期)』
2008年10月『開館25周年記念 館蔵名品展(前期)』
2008年5月 『高麗茶碗への挑戦』
2007年11月 『懐石のうつわ』展
出すぎた、コメントでないといいですが、伝えたくてコメントします。
なくなった方は、四十九日の間は、この世にいると聞きます。あかつきあんさんが、先生を思い、いろいろ考えているところを、絶対、やさしく微笑んでみてくれてと思います!
私もブログをみて、あかつきあんさんの先生が、どんな方だったのか、想像してみたりして、微笑んでる気がします。
なくなった方への一番の供養は、この世で、活躍して楽しむこと。そして感謝することだと、とも聞いたことあります。私もその教えに賛成です。
少し、休憩して、また、今後、活躍されることを、
応援しています。
綺麗に紅葉してますね。
今年の紅葉を、いろいろなことを思いながら拝見されたようですね。やはり、景色は目ではなく、気持ちで観るものなのだと記事を見ながら、思いました。どのような形であれ、師との別れは、辛いものです。
今年の紅葉は、特別なものでしたね。
ありがとうございます。
そっか、ドウダンツツジですね。
確かに。
それにしても赤かったです。
夢中でカメラのシャッターを押していました。
仰るとおり、半分は気持ちで見ていたのかもしれませんね。
たぶん、生涯忘れられない紅葉になると思います。