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Akatsuki庵

後活(アトカツ)中!

茶入の美

2008年08月22日 05時55分04秒 | 美術館・博物館etc.
 『茶入の美 -小壺が「茶入」になるとき』
 サンリツ服部美術館
 ※9月15日(月)まで

 上諏訪まではるばる出かけた。
 昨夏、この年明けに続いて3回目の旅。(前回の観賞はこちら

 展示の仕方が好き。
 今回も5つのパートに分けて、わかりやすかった。

「唐物茶入-格式の美-」
  大名物が2つ。
 『筑紫』(肩衝)と『紹鷗茄子』。
 付属品も含め、やはり風格がある。

『瀬戸茶入1-和物の美-』
 唐物を写したと思われる形の茶入。
 大名物の瀬戸肩衝茶入『木津屋』は昨夏は展示替えの関係で観れなかったので、今回やっと会えた!という感じ。
 (紹鷗茄子が展示されている時期に行ったので)

 象牙の挽家に堆黒の四方盆。
 添っている仕服はなんと9枚!
 鎌倉間道に太子間道に木下金襴…
 どれもよく見かける名物裂ばかり。
 「この子はとっても可愛がられていたんだなぁ」と感心してしまった。
 
『瀬戸茶入2-言葉の美- 』
 日本独自の侘びた感じの茶入が並ぶ。
 銘の“妙”。(『増鏡』『此里』『姥爪』)

『国焼茶入-多様性の美-』
 瀬戸焼以外の国焼茶入。
 丹波、備前、仁清、高取、伊部など。
 味があってよかった。
 中には、象牙の蓋をとって、振出に早代わり~
 いう茶入もあって、びっくり。

『棗-漆の美-』
 濃茶を入れる容器として用いられた真塗の黒棗。
 蒔絵が美しい中棗。
 豪華な鎌倉彫の中次。
 根来やキンマの茶器。
 など、見所がたくさん。

そして
 特別出品の国宝『白楽茶碗 銘 不二山』
 昨夏に続いて、観るのは2度目。
 やっぱり、いい。
 本阿弥光悦作の茶碗の中でも、これは異色だなぁ。

 楽焼は楽家が歴代にわたって、逸品も幾つも作り続けてきたのに、国宝は光悦。
 なんか皮肉だな。
 と思いながら、会場を後にした。

 さて、今回はグッズが新発売されていた。
 私の好きな茶道具クリアファイル☆


 ちょうどお土産代わりに友人に何か差し上げたかったので、「ちょうどいい!」と余分に購入。


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3 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (ゆう)
2008-09-18 16:08:53
Akatsukiさん、
週末にサンリツ服部美術館に行ってきました。
素晴らしい茶入れが沢山。そして、不二山がとてもよかったです~!
休日なのに、東京の美術館と違ってゆったり鑑賞できて幸せな一時でした。
返信する
こんにちは (Akatsuki)
2008-09-18 19:01:00
ゆうさん
はじめまして。
諏訪は遠いですが、ホントに素敵な美術館ですよねぇ。
返信する
茶入の美 (はるうらら)
2008-09-19 10:33:22
Akatsukiさん、
上の”ゆう”は私です。間違えて名乗ってしまいました。。。
お土産に不二山の一筆書きを購入しました。
ホント、素敵な美術館ですよねぇ。また機会を見て行きたいです。
返信する

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