桜エレガンス着物美人

写真による活動報告

夏の着物の着付け

2021-08-02 09:44:27 | きもの着付教室紹介
「夏のきものを着る!」
きものが着られるなら着られる!!
と、思っている方
要注意です

◇夏のきものはスケルトン◇

暑い暑い夏
夏の着物姿に涼を感じたことはありませんか?
他人から「涼しげねぇ〜」と声をかけられたことはありませんか?
そう!夏の着物は透け感が涼をよぶ
つまり!!透けることが大前提としてあるのです



着物を着ると隠れてしまう部分
例えば
衿を合わせた胸元(半衿付け)
腰骨辺りの衿先
下半身下前の折り返し
長襦袢・裾よけの長さ
などなど


気を付けないとぜぇーんぶ見えてしまいますよ!

私の考える薄物(夏物)の着付けは
レベル5(最高峰)

着付け指導中のわたしの口癖は
『※内臓までも美しく!』
※内臓とは内側という意味で臓器のことではありません

モデルさんなど美を追求している方は
化粧・髪型・洋服などの見た目だけでなく
インナーマッスルを鍛えたり
腸内環境を整えたりしていますよね

私は「美しい着物姿」も同じと考えています
当教室の生徒さんには
『見えない部分が大切』と指導しています

「表面・形が作れる」だけでは
いつか壁に突き当たると思うのです

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 
昔、街でお見かけした夏の装いの方!

長襦袢を略されていて
うそつき衿を付けていました
(スケルトンなので見えました)
補正には手ぬぐい
背中から脇にかけて手ぬぐいの柄・豆絞とどこぞの商店の名前が読めました
(スケルトンなので見えました 帯も低かったので・・・)
裾よけの裾には幅広めのレース
洗濯したままのようでクシャクシャに縮れて丸まったまま
ふくらはぎが足袋の口まで丸見えでした
(スケルトン・・・)

思わずこちらが申し訳なくなり目を逸しましたが(全部見た後で)
夏のきもののスケルトンの恐ろしさを痛感した出来事でした

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 

皆さんに恐ろしさを植えつけたいわけではありません

この記事を読んで
一度自身の着付けを立ち返って
夏でも冬でもいつでも
『内臓までも美しい着物姿』
について考えてみるキッカケとなれたら嬉しいです

皆さんの着付け教室への概念は
「きものを着る方法・順番を伝えたら終わり」
と考えていませんか?




◆きもの着付教室◆では

きものの着方(手順・方法)だけで終わらない
『エレガントな着物姿を目指した着付け教室』

既にきものを着て楽しんでいる方も
これから初めてきものについて学ぼうと考えている方も

一緒に楽しく
着物美人を目指しましょう