あかない日記

写真付きで日記や旅行・趣味を書き留める

インド紀行 58 ランチボックス

2015-12-31 | インド紀行

 

 

駐車してあったオートバイに
金属製の缶がぶら下がっていて
何だろうかと思い ガイドに聞いたら

「これは ランチボックスです!」と答えてきた。

この金属製の弁当箱を
「ダッパー」インド式弁当箱といい
インドの歴史ある弁当箱であるそうだ。

その種類には 円錐形と円柱形があるが
円柱形が主流で 2段から4段以上もあって
必要に応じてその量を調整して
重ねることができる。

インド式弁当箱の歴史は古く
19世紀ごろには既に使用されており

アジアでは最も歴史があると言われている。

そもそもインドでは 多宗教であり
身分階層や地域により 食習慣も違って 

外食は 一般的ではなく 
それ故 “弁当の文化” が発達している。

また 弁当の中身は カレーが主だが
こんな金属製で 保温式でもないので

いざ食べるときは 冷えていることになるが
インドでは 熱いものを食する習慣がないそうだ。

しかし これを補う サービスがインドにはある。
「ダッバーワーラー」という
弁当の配達のビジネスがあり

昼前に各家庭から弁当箱を受け取り 
昼に勤務先に届けるシステム。

自宅で家族が調理した昼食を
勤務先へ届けるという ビジネスが始まった

これにより 出勤後に弁当が調理され
昼食時には 程よい暖かさで届くとのこと。

 

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今年も 後 数時間になりましたが

後を振り返る時間もないくらいに

忙しい 1年で

いろいろなことがありましたが

今日まで 無事に そして

健康で 迎えることができ

ほっと しております。

皆様方にも よき新年を

お迎え いただきますよう

ご祈念申し上げます。

 

 


インド紀行 57 ヌードル

2015-12-30 | インド紀行

 

 

一緒に散策していた女性が 

是非 日清食品のインド版ヌードルを

土産にしたいのでガイドに 

店に連れ行って欲しいということで

街中の食品雑貨店に入るが 

ここもスナック菓子が売れると見えて

所狭しと並べられている。

 

インドの即席ヌードル市場は

長年にわたりスイスのネスレ社の

マギー” ブランドの独占状態となっている。

しかしこのほど 危険な量の鉛と

MSGを含んでいるとして


リコール命令があったらしい。


そんな中 現地日清食品は 

インドで3番目の新工場を稼働させて

インド仕様にこだわった商品を生産し

販売シェア10%を目指しているという。 

ところで 目指すヌードルは 

店の奥から店主が探してきて

良き土産になったようだ。

 


インド紀行 56 スナック菓子

2015-12-29 | インド紀行

 

 

こちらは スナック菓子店

ガイドの説明では 

「インドは 昔から飲酒の文化がないので

子供から大人までスナック菓子が好まれ 

値段も手ごろから良く売れるが

その中で 一番のブランドは 

Haldiram(ハルディラム)。

昔からの味を活かしているので 

インド人に喜ばれるだけではなく

世界中にも輸出されている。」とのこと。

 


インド紀行 55 ゴミ

2015-12-28 | インド紀行

 

 

街中を歩いて 感じることは 

この国は清掃という概念がないのではと思うくらい

ゴミ 汚物 塵 埃だらけ。 

加えて いろんな匂いが漂っている。 

そして ゴミ箱的なものがないので 

ポイポイと道にゴミを捨てている。

角など死角的なところにはゴミの山 

それを牛や野良犬があさっている。


今までに訪れた外国の中で 


最も不衛生 悪環境の中にあると思える。

インドのゴミの排出量は増大の一途をたどっている。

新幹線導入 軍事費の増大より 

もっとやるべきインフラの整備がなされておらず

特に直接生活に影響がある環境整備等が

社会問題にもなっていないのだろうか。


今回 清掃員や清掃車なども見ることがなかったが

インドでは ゴミの処理は下級の人々の仕事との概念があって 

なかなか改善の方向に向いていないとも。

 

 


インド紀行 54 野良牛

2015-12-27 | インド紀行

 

前回 交通事情で 野良牛も話題にしたので

その「野良牛」について

野良牛は 誰にも飼われていなく

街中を徘徊する牛をいう。

そのインドでは ヒンドゥー教徒が

牛を「神の化身」として崇め


殺して食べることを厳しく禁止しているために

このような野良牛も出現してしまう。

野良牛は 道路を横断したり 

道の真ん中に居座ったりしていることから

交通渋滞をおこしたり 

また 所かまわず糞尿をして衛生状態や 

人の往来にも影響を及ぼして

迷惑極まりないのだが 

これを改善解消の対策を


講じることなく社会問題にもなっていない。

こういうところに

インド人の考え方や価値観が垣間見られる。

 


インド紀行 53 救急車

2015-12-26 | インド紀行

 

前回の交通事情の話題にしたが 

その中 救急車を見る。

この救急車は 州政府が運営するものではなく

民間企業へ委託された救急車だそうだ。

車体の救急番号「108」は 

州によって違いはあるが 

利用者負担は ゼロか最小限に抑えられている。

どこの政府もそうだが 民間に任せたほうが 

効率良く 質の高いサービス提供ができ 

また 営利企業的な運営ができるようだ。

因みに 州政府の救急番号は「102」で 

公立病院へ直送するそうだ。

 


インド紀行 52 交通事情

2015-12-25 | インド紀行

 

 

前回はヘルメットの話題でしたので 

インドの「交通事情」を。

車は 左側通行 車線も引いてある。

その中を 普通車 トラック バス 

オートリクシャー オートバイ
は勿論 

馬車 牛車 手押し車なども走る。

合図を出さずに車線変更し 

クラクションが鳴りやまない。

加えて 牛や人が横断するやらで 

更には 逆送するものまであり

交通事情は最悪である。

しかし よくも事故が起きないものだと感心するが

かえって 規則を守ろうとするほうが 

事故が起きやすく 

無秩序で自主的に任せるほうが

良いのかもしれないと思う。

また 交通信号機は少なく 

警察官の多い都市でルールは守られているようだが

地方では 赤信号は止まれではなく

「注意しながら進め」のように見受けられた。




インド紀行 51 ヘルメット

2015-12-24 | インド紀行

 

 

街角で何か販売している。

よく見ると「ヘルメット」のようだ。

 インドでもバイクのヘリメットの着用が

義務付けられ 罰則も厳しくなり

違反者には免停・罰金も

科せられるようになったという。


しかし 着用義務や罰則は

州によってまちまちである。

また ターバンを巻くシク教の人は

着用を免除されているが 

これは ターバンが

ヘルメット代りになるからだとか。

しかし 同じシク教の女性は

ターバンを巻かないからダメ。

まあ~ こういうところが

多民族多宗教のなせるところかな。

 

 


インド紀行 50 オートリクシャー

2015-12-23 | インド紀行

 


インドの街中では

走り回るオートリキシャーを多く見かける。


“リキシャー”は 日本の「人力車」が


20世紀初めインドに導入され 

語源にもなり風情ある乗り物になっていたが

時代とともに減少して 現在のリキシャーは

大別して動力による「オートリキシャー」と


人力自転車の「サイクルリキシャー」とある。

ともに3輪車で オートは車体の色も

緑と黄色に統一されているようだ。

型は 日本では昭和30年代に走り回っていた

ダイハツ・ミゼットを思い起こさせる。

交通手段としては小回りが利いて便利である。

オートにはメーター付きではあるが

中には故障していたり 

ただの飾りになっているものがあり

料金トラブルが多く

また メーターがあっても 

外国人には上乗せの料金を請求することがあるので

乗車前にしっかり料金交渉する必要があるとか。

 


インド紀行 49 ATM

2015-12-22 | インド紀行

 

 

シンディア博物館の見学を終えたが

その後 夕食までフリーなので

クワリオールの街中を散策してみた。

街中で行列をみるが 何だろうと看板を見れば

銀行のATMに並ぶ行列のようだ。

インドのATMは 銀行が閉まっている時間帯や

休日など 24時間利用することができることで

広く普及しているようだ。 


海外旅行でも 国際キャッシュカードを使って

自分の口座からお金を引き落とすことが

できるので便利だ。


日本のATM製造大手 日立製作所は

2016年度にもインドに新工場を設立し

また 富士通はフィリピン工場の生産能力を引き上げ

インドや東南アジアへの出荷を増やすことにより

現金の取り扱いが自動化し始めたアジア新興国での

需要拡大に対応すると 経済ニュースにあった。

 


インド紀行 48 シャンデリア

2015-12-21 | インド紀行

 

歴代マハラジャの紹介とその主が集めた

豪華な調度品 美術品や遊戯の品々が並ぶ

館内を巡る。 


こちらの建物の階段には 水晶のシャンデリアが 

また ダルバールと呼ばれるホールの

金箔のアーチ型の天井には


世界最大級のシャンデリア 

2本が 吊るされている。


この シャンデリア 

高さ12.5m 重さ3.5トンあるそうで

ベルギーのヴァル・サン・ランベール社の

巨大クリスタルがつかわれている。


当時 吊るすにあたり 

この重さに天井が 持つか試すために

8頭の象を吊り下げたとか。

とても 当方には この下で落ち着いて

座ってなんか 居られませんね!。

 

 こちらは 窓にはめられたステンドグラス


インド紀行 47 ダイニングルーム

2015-12-20 | インド紀行

 

こちらは ダイニング・ホール

よく見ると テーブルの上に

レールのようなものが敷かれている。

これは 鉄道模型のレールではないか?

こんなところで 鉄道模型が

使われているとは驚きだ!


このレールを使って

酒瓶の入った模型列車が走り


食事時に 大勢の人に 酒類が行き渡るよう

主催者の趣味と実益を兼ねた

演出がされているようですね。

 

 


インド紀行 46 シャイビラス・パレス 

2015-12-19 | インド紀行

 

 

グワリオール城塞の見学を終え 市内にある

今日の宿泊ホテル「ウシャ・キラン・パレス」へ

昼食を摂った後 ホテルの近くにある

「シャイビラス・パレス」へ 徒歩で向かう。


イタリア風の白亜の美しい宮殿は

噴水を中心に広大な庭を囲んで 

ロの字型に建物が配置されている。

現在も シンディア家の子孫が 

この宮殿に 住んでいるそうで


その建物1/3の 35部屋が 一般公開され

「シンディア博物館」として開放されている。

 

内部は 仏国のヴェルサイユ宮殿を

思わせるような
雰囲気が漂う。

 

 

 


インド紀行 45 学校

2015-12-18 | インド紀行

 

 

城塞からの帰り道 城壁に

「THE SCNDIA SCHOOL」
の学校の看板を見る。

ガイドの説明では 
この「シンディア学校」この城塞内にあって

1897年 ロイヤルファミリーの貴族や
王子のためだけの学校として設立された。現
在は 少年の寄宿制の学校として 
特に高度なIT設備を備え
 インドでは有名とのこと。 

 因みに インドの憲法では
15歳までが義務教育とされ

すべての国民が等しく
 性別や階層に関わらず

全ての子供たちに教育を受けることができる
ことになっている。

教育制度は 就学前教育 初等教育 

前期中等教育 後期中等教育
 高等教育に分けらており

就学前教育には
幼稚園の年少組 年長組

初等教育の小学校が
1年から5年(6-11歳)まで

前期中等教育は
中学校が6年から10年(11-15歳)

そして 後期中等教育は
中学上級が11年 12年生(16ー17歳)で

義務教育は小・中学校まで。

また 学年暦は地域により異なるが
4月~3月あるいは
1月~12月とする州が多い。

年間授業日数は 約200日である。

一部の私立学校を除き 週6日制とのこと。

 


インド紀行 44 バフ寺院

2015-12-17 | インド紀行

 

 

敷地の奥「バフ “義理の娘”寺院」は
「サス寺院」より
一回り小さく
高さもないが 重量感が漂う。

崖の際に建つので 
市街を見下ろして 眺望はよろしい。

義理の娘が信仰した「シヴァ神」は
資料によると
神話の中では 魔神を退治する神
破壊・再生の神として登場している。

また 信奉者には 暑い恩寵を
授けるという一面も数多く見られ
このメリハリが 魅力の1つとのこと。