この作品はアンコール上映のため、あらすじを記しておきます。
昭和20年8月6日午前8時15分。突如頭上に炸裂した一発の閃光が人々の運命を襲った。広島を「ヒロシマ」に変え、この父と娘の未来をも変えた。
あれから3年後の広島。図書館に勤める美津江は、愛する者たちを一瞬の閃光で失い、自分が生き残ったことへの負い目に苦しみながら、息を殺すようにひっそりと暮している。
その彼女の前に、ある日ひとりの青年が現れた。原爆の資料集めに情熱を注ぐ木下青年に好意を示され、美津江も一目で彼に魅かれていく。(写真③)
「うちはしあわせになってはいけんのじゃ。」
自分は人を好きになったりしてはいけない。幸せなど望んでいない…。
美津江はそんな自分の恋心を押さえつけ、黙殺しようと必死である。
美津江が恋に目覚めたとき、父の竹造(亡霊)が現れる。
かたくなに恋心を否定し、幸せの一歩手前でちゅうちょする美津江に、父の竹造は自ら「美津江の恋の応援団長」を名乗る。
なだめ、すかし、励まし、ありとあらゆる方法で何とか娘・美津江の心を開かせようとするのだが…。
★後編につづく
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます