観終わって、会場内には静寂が漂っていました。一本の映画を数100人がどんな思いで、どんな感想をもって観たのかなど計り知ることはできません。ただ、この静寂が、この映画の唯一つの思いがしっかり伝わっていることを物語っている。そう感じました。(上映時間:1時間40分)(写真⑦)
■作品評価 ★★★★★(★5つ・・・どこでもいいから、観てほしい)
この映画を観る少し前に、こんな記事を目にしていました。ご覧になった方もいると思いますが、いい機会ですので掲載しておきます。
栗原貞子さん死去 核を告発し続けた反戦詩人
詩を通じ原爆の非人間性を告発し続けた反核・反戦詩人、栗原貞子(くりはら・さだこ)さんが6日午後8時15分、広島市安佐南区長束3ノ22ノ1の自宅で死去した。92歳。広島市出身。葬儀・告別式は未定。喪主は長女真理子(まりこ)さん。
1930(昭和5)年、広島県立可部高女卒業。多くの反戦詩を手掛け、70年以上の創作活動で生まれた作品は詩、短歌など計約500編に上る。
45年8月6日、爆心地から約4キロ離れた自宅で被爆。亡夫唯一さんとともに広島市内に入り、惨状を目の当たりにした。遺体や瀕死(ひんし)の被爆者で埋まったビルの地下室で赤ん坊が誕生したという話を聞いて感動。この経験は代表作「生ましめんかな」の基となった。
戦中戦後の反戦詩を集めた処女詩集「黒い卵」を自費出版するなど権力に対する抵抗を貫いた。
(共同通信) - 3月7日0時56分更新
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