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私の記憶帳

日々知り得た雑学や興味を持ったことを記録してある

毎年大晦日にはお節料理を届けてくれる。

2010年12月31日 14時14分55秒 | Weblog
毎年大晦日には七美さんがお節料理を自宅まで届けてくれる。今年もこの大雪の中を笑顔で届けてくれたそうだ。彼女が会社を辞めてからもずうっと続けて届けてくれている。ありがたいことを通り越して凄い人だと思う。一緒に仕事をしたことへの感謝の気持ちと亡くなられたお父さんからの遺言だとのことだがそうは言ってもなかなか出来ることではない。

年末は大雪

2010年12月31日 13時57分52秒 | Weblog
年末は大雪だ。子供の頃ならはしゃぎ回りたい程の柔らかい雪が降り続け積もり続けている。外に出ても少し暖かい服を着ていれば頬にあたるひんやりとした空気が返って気持ち良く感じる。でも今は部屋の中は暖房されていてとても暖かい。だから外に出た瞬間にそんな気持ちは萎えてしまう。結局家の中に閉じこもってしまうので座っている時間が長くなる。本を読んだりテレビをみているとその内目が疲れてくる。これが危険な前触れだ。熱中するものがなくなると手持ちぶさたになる。するとのどか乾いていることが無性に気になる。暖房のせいで空気が乾いているからだ。それ迄忘れていたのどの渇きに気づくと無性に熱いほうじ茶や冷たいウーロン茶を飲みたくなる。1杯の積もりで飲みはじめると堰を切ったように続けて2~3杯はお代わりしてしまう。とても美味しいからだ。その内口が寂しくなって間食をしてしまうのだ。するとあっと言う間に体重が一キロ位増えてしまってせっかく体重コントロールをしてきた努力が無になってしまい透析を受けた後でもドライウェートを500グラム位残してしまう。500グラムは水分をグラス二杯ちょっと我慢するだけで防げる量だ。これがわかっていながらやめられない。何とかなると思ってしまうからだ。危機管理とはこんなことだろう。人はどうしても目の前にある嬉しさと交換に見えない危機には寛大になってしまい対処をしないで済ませてしまうものだ。

ホテルメトロポリタンの狩野料理長

2010年12月31日 01時39分55秒 | Weblog
狩野料理長はとても気さくで真面目な方だった。
予め料理長お任せでアワビのステーキを中心にコース料理を組んでもらっておいた。
最初に出てきたのは生のフォアグラを軽くソテーしたオードブルだった。口の中でとろける感じがたまらない。
次はリードボー。子牛の胸栓で牛の健康状態によってついていない牛もあるという貴重な食材だ。子牛のカツレツミラノ風のように薄くアグレーにして出していただいたので香ばしくて柔らかい食感だった。この按配がなんとも言えない位美味しい。
次は三陸のアワビのステーキ。アワビは極上のものだ。海産物独特の臭みはまったくなく肝もジャリジャリした感じや嫌な匂いも一切なく美味しさだけが伝わってきた。柔らかくて噛み締めた噛みごごちは有頂天になりたくなるほど美味しかった。ゆっくりと優雅な気分で二種類のソースを交互につけて味わいながら食べた。そしてオニオングラタンスープ。フォンドボーをしっかり時間をかけて作っているので味に深みがある。年寄りには少し味が煮詰まっているような感じがした。ソーテルヌのような甘目のワインで香り付けをすると良かったかも知れない。
最後に追加で鹿肉のソテーをを戴いた。材料はどれも良く吟味してくれていたのでとても美味しかった。特にソースには手間暇をかけて作って戴いたという感じがしっかりと伝わってきた。パンで一つ一つのソースを拭ってダッキング状態で食べた。
店に入ると直ぐにそして帰る時にもきちんと狩野料理長が自ら見送ってくださった。事前にメニューを見せて戴いてこれでよろしいかという確認と追加をしたい場合は何が今日のおすすめかも丁寧に教えてくれた。テーブルのセットをみて嬉しさが伝わり、メニューをみて美味しさが伝わり本チャンの料理が出される度に納得して食べた。最近食べた洋食の中ではピカイチに美味しかった。
お金を払うだけでこんなに美味しくて心のこもった料理が盛岡で食べられるのは幸せだ。
サービスもきちんとしていて良かった。これだとまた直ぐにお願いしたい気分になる。鹿肉のステーキを追加してお願いしたのでボリューム的には腹一杯になってしまったが後味がいいので口の中も吐く息もさわやかだった。

日本の企業は海外で儲けているがこれで日本人は幸せになるのだろうか。

2010年12月30日 07時17分43秒 | Weblog
ジェトロによると日本の企業が海外から得た2009年度の営業利益は利益全体の45%近くになっている。このまま進めば近い将来間違いなく50%を越えるだろう。
また日本の企業の現地法人社長の日本人比率も日本在外企業協会の調べでは85%近くになっている。
その一方で日本国内での設備投資は90年代前半の60兆円強から今は半分以下に落ち込んでいる。
企業の2009年度末の現預金残高は過去最高の203兆8685億円である。しかし企業の国内での設備投資は年々少なくなっている。国内では円高と最低賃金の引き上げなど規制が激しいので儲からないから設備投資をしないと考える企業が増えているのだ。設備投資しているのは円高を利用して海外から安いものを取り寄せて日本人に安いものを消費させている企業ばかりが目立つ。いいものは海外に輸出する。そして工場まで海外に移転して現地で製造する。これでは幾ら数字のうえで日本の企業が良くなっても日本に住む日本人の生活は良くなるどころか貧しくなるばかりだ。しかも法人税率を更にさげて利益をあげている企業だけがその恩恵をこうむり海外で力をつけていくような構図がみえてくる。しかもその税の不足分は賃金の低くくなった国民から消費税の値上げという形でカバーするという。
なんだか100年ほど前にあった戦争時代を彷彿させられる思いだ。日本が海外で戦って領土や利権を手に入れることによって豊かな国になる。その戦のために必要な戦費を捻出するので国民には我慢と忍耐を強要。日々の生活をつつましくさせる。徴収した税の殆んどは海外で戦うための軍事費に当てられ国民のための新たな設備投資には当てられなかった。
満州に極楽浄土を築くことを夢みたあの頃のように今日本はまた中国やアジアで経済戦争に打ち勝って世界の大国であり続けようとしている。
日本は大国であり続けなくてはいけないのか、小さくてもキラリと光る国であるべきか、日本人にとって豊かさとは何か、幸せとは何かをもう一度原点に返って考え直すタイミングに差し掛かったのかも知れない。
経済戦争という国際戦争の中で苦しむ国民を増やさないためにも。

日米安保に思う

2010年12月29日 09時03分40秒 | Weblog
日本は戦後わずかな期間で信じられない程の経済成長を成し遂げた。その理由の一つに勝っても負けても無益な戦争という行為及び準備に深入せずにこれを破棄したからだということがある。
力で必要なものを奪うという考え方から脱却して交換という穏やかなシステムで必要なものを調達してきた。
しかしこの先日本が安全であるためには国が攻められないということだけではすまなくなっている。
国内に物資がなく販売先を海外にも頼る貿易立国の日本にとって安全とは七つの海の制海権と制空権が失われないことにある。
日本は憲法9条があるから戦争遂行能力はゼロだ。いくら自衛隊があっても相手を攻撃する能力は持っていない。相手が攻めてきても恐らく右往左往するだけでこちらから攻め返すことはできない軍備しかない。攻撃は最大の防御と言われるがそんな考えを持ったらたちまち憲法違反、戦争主義者と言われてしまう。だからいざという時の攻撃はアメリカに頼るしかないのだ。
これまでの日本がアジアでやってきた歴史を振り返ってみれば今、戦争のない世界にしようと唱えていることは過去を不問にしようとする日本のエゴだととらえられかねない。
中国や朝鮮の側からみれば日本は今まで散々大陸で好き勝手なことをしておきながら今更平和だというのは虫が良すぎると考えている人も多い。
もしアメリカの抑止力さえなければ仕返しをしてやりたい位だと考えていたとしてもおかしくない。それが国際社会の中に置かれている日本の現実だ。
仮に日本にアメリカという抑止力がなかったら平和でいられたかどうかさえ怪しい。
アメリカという抑止力すなわちどこかの国が日本を攻撃してもアメリカは報復手段をとらないだろうと感じたら、どこかの国が攻めてくるかも知れない。少なくとも来ないという保証はどこにもない。返す軍事力はないからすべてアメリカ頼みにならざるを得ない。それで仮にアメリカからの報復が成功したとしても日本は大きな打撃を受けてしまう。受けてからではおそいので日頃から防衛に対する備えが必要だ。
日本国憲法では我らは平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して我らの安全と生存を保持しようと決意したと志を高く掲げているが志だけでは国は守れない.
どうするべきかきちんと考えて欲しい。

伊藤さんのおもてなし

2010年12月28日 18時53分58秒 | Weblog
オードブルからして豪華絢爛だ。アワビ、カニ、エビ、イクラ、ヒラメ、クラゲなど竜宮城の華の舞のようだ。味付けもしっかりしていて美味しい。次の料理はアワビと白子とカニとアスパラのレモンソースかけ。あんかけ仕立てになっているソースがうまい。皿を舐めたくなるような美味しさだ。舐めるわけにはいかなかったが最後までスープをスプーンですくって食べてしまった。たらば蟹の爪の味がスープに移っていて優雅な気分になれた。白子もスープにすっかり馴染んでいて美味しかった。次は和牛と松茸のXOジャン炒め。肉は柔らかく松茸もたくさん入っていていい香を放っていた。熱々で食べると口の中で牛肉がとろけていくようだ。次はロブスター。甘酸っぱいあんかけのソースと芳香野菜の風味が食欲をそそる。とてもいい取り合わせだ。このソースと火加減の良さでロブスターもすかすかでなく身が締まった感じになっていた。次はスッポンと牛肉の煮込み料理。スッポンのスープはフカヒレのスープと同じように出汁が効いている。かぼちゃやたけのこ、ブロッコリーまで旨みがたっぷりしみ込んでいた。スッポンは歯ごたえがよく幸せを噛みしめているような味がした。兎に角旨い。次は絶妙なタイミングでの北京ダックだ。口の中の興奮を抑えほんの少し腹持ちを整えてくれた。洋食のフルコースでアントレーの後のとめ料理として蒸し焼き料理が出てくる意味がわかったような気がした。食事はフカヒレの姿煮あんかけご飯。とても贅沢なご飯だ。満足と満腹が同時にやってきた。北上まで来た甲斐があった。今回の料理も前回同様で歴代1、2を争う満足だ。伊藤さんありがとうございます。来年もよろしくお願いします。

やっぱり伊藤さんの中華を食べたくなって

2010年12月28日 16時29分33秒 | Weblog
先日、今年最後の中華をということで伊藤さんの料理を食べてきた。年末は大雪だということもあって北上まで行くのを諦めていたからだ。しかし今日はプレ誕生日だ。一ケ月後の1月28日の誕生日の前祝いになどと勝手な理由をつけて出かけることにした。伊藤さんがいれば美味しさは保証付きだからいることを確認したうえで予約した。予約をして料理をおまかせすると道中も楽しくなる。出かける直前に福岡の滝さんからエルメスのネクタイと大きなバームクーヘンが届いた。おかげさまでお祭り気分が更に盛り上がった。人の温もりは春の日差しのように暖かい。

中村会長からご招待

2010年12月28日 14時08分38秒 | Weblog
中村会長からご招待を戴いてニューウィングでお昼をご馳走になった。殆んど何もお世話をしていないのにお会いすればいつも大変お世話になっていますというご挨拶を受ける。ご苦労されて今日を築かれた方だけあって人を気分よくさせるのが上手だ。おかげさまですっかり気分のいい時間を過ごさせて戴いた。努力された方の話はいつ聞いてもためになるから二重の喜びだ。

児玉社長から

2010年12月28日 09時44分23秒 | Weblog
今朝一番で児玉社長から電話を戴いた。頼まれていた新年号の原稿が本に掲載されたから送るということだ。言行にわずか12枚、時間にして30分ほどしかかけていない。それにも関わらず社長自ら電話をしてくださるのだからありがたい。しかも原稿料まで振り込んでくださるとのことだ。この手の原稿は書くだけでも頭のトレーニングになるのだから原稿料など戴く訳にはいかないとお断りしたが聞いて戴けなかった。でも児玉社長の優しさにはいつも感謝している。なんだかいい新年を迎えられそうだ。

中国人の観光客

2010年12月27日 09時32分56秒 | Weblog
2010年7月から中国人の申請する観光ビザの発給用件が大幅に緩和された。今までは年収325万円だった基準が一気に78万円まで下がったのだ。しかし年収78万円の人たちをターゲットにして日本の観光産業は成り立つのだろうか?中国の富裕層が日本で高いお金を払ってでも満足する質の高いサービスを提供すべきではないかと思う。一度日本に来た中国人観光客がまたきたくなるようなクオリティの高いサービスをすることで他のアジアの観光地と競争しなければ価格競争では日本は勝てない。仮に価格競争で誘致しても経済的魅力はなくなる。中国人観光客は爆買いといって日本でブランド品や電化製品を買い漁って帰っていく。それは日本の商品に対する信頼が高いからだ。それでも2010年4月から6月期の訪日中国人観光客の日本での平均支出は13万6870円だ。フランスでの平均支出が30万円だから今はその半分にも満たないのだ。富裕層だけでも日本の人口と同じくらいの人口を抱えている中国に対してクオリティの高さと
いう強みで勝負するべきた。安かろう、悪かろうの旅行商品を提供して数で勝負しようという考え方ではやがて飽きられてしまうだろう。

人生のその瞬間ははその時だけ

2010年12月26日 23時56分51秒 | Weblog
人生は一度だけ。やり直しはできない。だからその時やりたいと思ったことはやるべきだ。自分のやることに失敗はない。あるとしたら思い通りにいかないことがあるだけ。思い通りにいかないことを悔しいと思って更に挑戦するから道が開けてくる。途中であきらめることは誰にでもできることだ。本物のリーダーにとって大事なことは高い目標を定めてそれを達成するために失うものがあることを予めわかったうえでおそれずにやることだ。得る嬉しさがある限りそれに匹敵する位の失うものがあり悲しさが必ずある。それに耐える力を持ちつづけていなければ必ず挫折する。自分しか出来ないと思うことを遣り遂げるにはパートナーを作ることだ。そして手柄は出来るだけパートナーに与えて、自分は前にすすめるという実をとることが大事だ。

中国だよりの日本経済

2010年12月26日 11時46分54秒 | Weblog
2009年度の財務省貿易統計によると日本から中国への輸出入は共に一位だ。輸出は10兆2389億円輸入は11兆4330億円だ。それは中国が日本から部品と機械を輸入してアメリカに輸出するという構図の中から生まれている。しかし現在は世界同時不況のあおりを受けて中国も輸出が大幅に下落している。中国のこれからの課題は国民総生産の35%しかない個人消費の拡大である。設備投資比率が国民総生産の47%もあるためこれ以上設備投資を増やしたら投資効率は落ちるだくだからだ。これからの中国の経済成長は内需拡大、その中でも個人消費に力を注ぐことになるだろう。個人消費を拡大するためには人件費をアップさせなくてはならない。そうすると中国経済の成長を支えてきた安い人件費で外国企業をを呼び込むというビジネスモデルが崩れてくる。外資系の輸出産業が成り立ちにくくなるからだ。現に今、中国では賃上げ要求のストが多発している。狙われているのは日系企業が多く賃上げストの七割は日系企業に向かって行われている。トヨタやホンダなど15%前後の賃上げを要求されそれを認めている。そうした中で日本の企業の中国への工場移転も再検討しなくてはならなくなってきた。中国だよりの日本はアメリカの個人消費の落ち込みによる輸出の落ち込みを中国への輸出でカバーしてきたがここにきて中国との間にも不安材料を抱えるようになった。

法人税の引き下げでは景気は快復しない。

2010年12月25日 18時38分51秒 | Weblog
政府は諸外国と比べて日本の法人税が高いことを理由に引き下げを行った。法人税が高ければ工場を海外に持って行かれてしまうからということが一つの理由らしい。つまり国際競争力が低下するということだ。しかし経済産業省の海外事業活動基本調査結果のアンケートをみると海外に投資を決定する要因の中に法人税が安いと答えた企業は8%にすぎない。立地予定の地域に於ける需要があるか良質で安い人件費が賄えるかなどの方がはるかに重要な要素になっている。国際競争力の面からみてもヨーロッパや中国、韓国など輸出が国民総生産の4割前後の国と違って日本は2割以下だ。世界市場は今、不景気な中で縮小している。しかもどの国も輸出拡大に力を注いでいるのだ。そんな中で日本がこれ以上景気回復を輸出に頼ったら貿易摩擦が加熱するだろう。仮に輸出がこれ以上伸ばすことが出来たとしたら為替変動の下で更に円高になりその効果は相殺されてしまうだろう。しかも法人税を引き下げたところで大多数の赤字企業にとっては何のメリットもないのだ。デフレは需要不足から起こる現象だから法人税をカットされても企業は供給を増やすための投資などしないで株主への配当を増やすか内部留保にまわすだろう。そもそも税の本質は資本金主義経済の下で出た歪みを正す為利益が多くでたところから徴収してそうでないところを補うものだ。法人税の減税によって国内外の利益が出ている企業がますます強くなって大半の中小、零細企業が淘汰されてしまう。街はチェーン店ばかりが増えて味気ないものになってしまうだろう。成長ばかりを目指さないでそろそろ足るを知るという社会、弱者に光を当てるという社会を目指して欲しいものだ。

クリスマスイブも過ぎて

2010年12月25日 01時49分34秒 | Weblog
クリスマスイブも過ぎて今日を入れて後6日も過ぎれば新年を迎える。今年も一年があっという間過ぎてしまったような気がする。人件費の削減に大きく寄与してきた団塊世代の定年退職がなくなるといよいよ経費の削減は難しくなってくる。退職金を手にした60歳以上の人たちは年金と預金で足りない部分を臨時採用で得た給料を加えて慎ましく生活していくことになる。本来であればここで若い人たちの給料があがっていれば問題はないのだが現実は上がるどころか就労さえ難しい人をたくさん抱えてしまっている。デフレだからわずかでも手元に現金がある年配者はなんとか生活できるだろう。しかし現金のない年配者や若い人たちはいつまでたっても貧しさから脱却できない。本当にこの国はどうなってしまうのだろう。心配だ。若い人たちと話していても愚痴ばかりで建設的な話や行動がみられない。少しずつ確実に蝕まれている。この国をよくできるのは若者だ。年配者は生きている間は少ないのだからいいかもしれないが残された時間の多い若者にとっては貧困への下り坂は虚しいものがある。日本の実力は良いものを作る力だ。良いものを輸出するのではなく国内で消費をしてそれないのお金を流通させることだ。付加価値のつくものは人件費にもお金を回せる。徳川八代将軍吉宗の頃は節約、倹約で江戸市民はとても貧しい生活を余儀なくされた。潤ったのは徳川家の財政だけだ。その一方で徳川宗春の尾張では贅沢を奨励した。その結果尾張は繁栄し市民の暮らしも良くなってよそのから人が集まるようになった。1400兆円の個人資産を100兆円つかわせれば消費税だけでも5兆円の増収になる。雇用も増えて所得税も増える。そのためには老後の心配を極力取り除いてあげることだ。年配者が死ぬ前にお金をたくさん使っていい思いをし、若者は働いてそのお金を受け取り増やしていく政策を考えるべきだ。せっかく貯めたお金を税で取られるのではなくて贅で使って貰うのだ。残念ながら年配者が喜んで贅だと思って使える刺激的なものがない。

デフレ経済

2010年12月24日 13時00分33秒 | Weblog
デフレは構造的な結果で起きている。生産能力が高くもの余りの状況下では黙っていても価格は下がる傾向にある。その上販売する提供者側は安くしないと売れないと思っている。そのためにコストダウンと人件費のカットを絶対条件のように考えてビジネスモデルを作る経営者ばかりが増えている。本来ならば物が充足したらワンランクうえを目指す方向でビジネスモデルをつくり商品の高度化を図っていくべきなのだ。今のままではマーケットは縮小するばかりだ。生活水準を高めることをビジネスモデルにする会社が増えない限りデフレ経済からは脱却できないだろう。