冬は寒いので出来るだけ仕事はしないつもりでいたけれど知り合いを介しての相談事が増えてきた。三月の決算に当たって資金繰りが厳しくなってきたと自覚する経営者が増えてきたからだ。未だに減損会計のシステムを良く理解していない経営者が多い。本来こんな会計システムはおかしいと思うのだが現実の対応はこのシステムにのって行われている限りだめなシステムだと嘆いていても仕方ない。おまけに金融機関まで減損会計をしたうえBIS規定を守る為資本力のない金融機関は貸し渋りや貸し剥がしをせざるを得ない状況になっている。約定通り返済出来なくなり損害が生じれば貸した責任を取らされるからだ。今までの金融システムでは約定通り返せないことを知っていても形だけの約定を決めてその後時期がきたら変更する、つまり借り代えをすれば良いというシステムでお金を貸してくれていた。でも今はそうではない。むしろ保守的な位減損会計をする。地価や株価が下がっている中で減価償却をしたうえで減損会計しなくてはならないのならなかなか利益をだすことは難し
い。そこでどうしたらいいかと相談に来られるのだ。でもPLの改善は出来てもBSの改善は出来ない。資金調達が出来なくなってしまえばどうにもならない。金融機関の理解つまり国の方針を根本的に変えなければだめだ。このままではやっていけなくなる中小企業はますます増えてくるだろう。
い。そこでどうしたらいいかと相談に来られるのだ。でもPLの改善は出来てもBSの改善は出来ない。資金調達が出来なくなってしまえばどうにもならない。金融機関の理解つまり国の方針を根本的に変えなければだめだ。このままではやっていけなくなる中小企業はますます増えてくるだろう。