INAちゃんのボヤキ★

ビッグマンのボヤキ&日記…って最近競馬予想blogになっとりますがw

日本ダービー回顧

2007-06-03 18:40:38 | 競馬回顧
日本ダービーの回顧。

<ラップタイム>
勝ち時計 2:24.5
ハロンタイム 12.6-10.9-12.3-12.6-12.1-12.1-12.7-12.6-12.2-11.4-11.4-11.6
上り 4F 46.6-3F 34.4


前に行くと思われていたヴィクトリーが出遅れる。
サンツェッペリンが皐月賞同様、前に行ったが、それを制してアサクサキングスが逃げる。
1000m通過が60秒5と、今開催の高速馬場を考えればスロー。
中団で構えていたウオッカが、直線真ん中からグングン加速すると、一気に後続を引き離して優勝。
1943年クリフジ以来、64年ぶりにダービーを牝馬が制することになった。
2着には逃げたアサクサキングス、3着には外から追い込んだアドマイヤオーラ。
1番人気に支持されたフサイチホウオーは7着、皐月賞馬ヴィクトリーは9着に敗れた。

勝ったウオッカ。
道中は丁度中団、9番手から11番手辺りの内を進む。
3角で一瞬持って行かれそうな素振りを見せたが、問題ない範囲。
4角から追い出しを開始。直線で一気に加速すると、上がり3ハロン33秒0の豪脚で一気に突き抜けた。
レース振り、勝ち方ともに本当に牝馬とは思えない素晴らしい勝ち方であった。
画像で見ただけだが、桜花賞から多少持ち直した感じがした。馬体が良かったのも勝った要因の一つだろう。
この後は凱旋門賞に挑戦を表明したということで、凱旋門賞を最大目標にレースを組むようだ。
ディープインパクトがぶっつけ挑戦でダメだったということで、どうやらヴェルメイユ賞かニエユ賞のどちらかを叩くようだ。
3歳牝馬は54.5キロで出走できるので、チャンスはある。期待したいね。

2着のアサクサキングス。
ヴィクトリーが出遅れ、サンツェッペリンがハナを思ったより主張しなかったこともあり、逃げを選択。
1000m60秒5のスローで楽な逃げ。4角で4番手以下の集団との差は5馬身ほど。
逃げ切るかと思ったが、さすがに残り200で失速。
しかし、後続も伸び切れなかったので残れた。
今回は鞍上の福永のファインプレーなだけ。レース的な評価は正直ゼロでしょ。
この後は宝塚記念に向かうようだ。
目黒記念でココナッツパンチが2着と好走したので何とも言えんが、まぁ馬の弱さを考えれば無いな。

3着はアドマイヤオーラ。
道中は先行集団を見る形、5、6番手の外を進む。
直線、フサイチホウオーの外から追い出しを始めると、かなり左右に斜行しながら伸びてきた。(この辺はパトロールビデオを見たら分かる)
最後は何とか前のサンツェッペリンを捕えて3着。
あの走り方やったら無事では済まんやろう、と思ったら、2日後骨折が判明。
全治6ヶ月ということで秋のレースは絶望的となった。残念。

4着はサンツェッペリン。
皐月賞と同じように、前に1頭行かせて2番手で構える。
4角で前を行くアサクサキングスを射程圏内に捕えたが、そこから思った程伸びなかった。
まぁスタミナ切れといった形だろう。
これで休養させて、秋は神戸新聞杯→菊花賞という路線に行くようだ。
ダービーの失速の仕方を見ると、神戸新聞杯も菊花賞も厳しいな、と思うのが率直な感想。

5着にはドリームジャーニーが来たが、4角最後方から上がり2番目のタイムで追い込んだだけ。
死んだふりしていただけやから、評価としては何の価値も無いだろう。

さて、沈んだ人気馬について書こうか。

まずは7着に沈んだ1番人気のフサイチホウオー。
中団から向正面で掛かって、5番手辺りに浮上。
4角で安勝が追い出したが、手綱を必死に動かしても反応が薄い。
掛かった影響か、結局最後まで伸びを欠いて終わってしまった。
あれなら馬なりに行かせても?と思ったのだが、それは結果論なので。馬は画像で見た感じ良さそうやったので残念だ。
この馬も凱旋門賞に予備登録を行ったが、現実的には菊花賞に向かうだろう。
菊花賞もこの馬が人気を背負うことになるだろうが、その辺は注意して見るべきだろう。

9着のヴィクトリー。
スタートで出遅れ、さらに外に少しヨレたアサクサキングスに接触。
あれで完全に馬が怒ってしまった。2角から掛かって4番手に上がったが…。
当然の如く、直線は伸びを欠いて終了。完全にチグハグな競馬で終わった。
スムーズに競馬が出来ないとダメ。菊花賞もその辺を注意して見ておきたい。

ヒラボクロイヤルは人気したが、この馬も1角でフィニステール(?)と接触。
あれでこの馬も怒ってしまった。結局後方待機になり、全く伸びずに終わった。

レース内容は、ウオッカ以外の牡馬17頭が不甲斐なかったな、という印象。
ただただウオッカの強さに驚かされた。
まぁ今開催の高速馬場を見て、23秒台で決着すると思ったのが、そもそもの間違いやったね。
菊花賞はこれやと、あっさり夏の上がり馬に持って行かれそうな感じもするな。
今年は行けなかったので、来年こそはダービーを生で観戦しようと思う。

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2 コメント

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アドマイヤオーラは (Bank of Dream)
2007-06-04 23:03:47
重傷だったですねぇ。

4着だったとはいえ、皐月賞ではスパッと切れた脚を繰り出してきたのに、3着とはいえ、ダービーではどうもこの馬らしくないな、という走りでしたので。

ウオッカは出走する予定がないため、ひょっとすると菊花賞はこの馬が最有力と思われていただけに残念です。
あっさり… (A.Inaba)
2007-06-05 00:12:58
Bank of Dreamさん。

そうですね、秋は絶望になりましたからね。
確かにあの位置から追い込んで来た脚は良かったと思いましたが、
パトロールビデオを見た瞬間、左に右にヨレて走っていたので、嫌な予感しか起こりませんでした。
そしたら案の定…。

菊花賞はこれで行くとフサイチホウオー中心になるでしょうが、この世代のレベルの低さを考えると、夏条件戦を使った馬にあっさり持っていかれても不思議ではないかも知れません。
その辺はまた注目して見て行こうと思っています。

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