Exhibition: 文化庁メディア芸術祭

2006-03-04 | exhibition


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文化庁メディア芸術祭 @東京都写真美術館 ~3/5 18:00
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これが見れただけでもう言うことありません
ていうのが、ふたつ。


" 浮楼 "

ちいさな町の一角を、フカンで延々と流してるだけのアニメーション。
山場もなく
オチもない

ただただ、
ひとりの女性の一生がそこにはあるだけで

それだけで

なんていとおしさでいっぱいで泣きたくなること。



見ていてあることに気づくと
そこからは
もう、

「うーーーわーーーーーーー」





■" Man OS 1 "

これがもう、ああ、ツボ。

要するにMac OSのパロディで、
人間がOSになって、「人力で」アプリケーションを起動させる、っていう映像なのだけど




コレ。
中央のOS表示とか下のバーが、「セット」なわけです。


要は普段PCの画面内で見られることを、すべてセットと人間でアナログに表現しようとゆう・・・

たとえば



ウィンドウも横のアイコンも全部パネルでできたセットだし
フォトショのツールボックスなんて、各ツールのアイコン部分が引き出しになってて、
まさに「おどうぐばこ」。

消しゴムツールの引き出しからシェービングクリームとカミソリをやる気な~く取り出してきて、
人物画役の人間のヒゲをじょりじょり削除。

なげなわツールのとこからほんとに縄でてくるし・・・




パックマンも人力なので



こんなことになったり・・・


ちなみに後ろにちらついてるおねーちゃんのエッチ画像は、
消しても消しても突然出てくるポップアップウィンドウ。

ああもう、万歳。アホ万歳。アナログ万歳。

感 服。





制作者はオーストリアの作家、Seidel / Stiermannの二人組。
HPに載ってたメイキングをみてみると、やはり、な感じ。







もうホント、お願いだから、これだけでも見てほしい。










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