アドバンスカレッジ2005~目指せ!憧れのスポーツビジネス界~

スポーツビジネス&スポーツマネジメントを学ぶ学生に贈る。

お互いの決断

2006年01月31日 | Weblog

2年間このサンガカレッジを共に創り上げてきた友人がクラブを去ることを決意しました。
本日は契約満了の日。
最後の仕事は2人でコンソーシアムに挨拶に行きました。

カレッジから始まり、カレッジに終わる。
いやいや終わるのではなく、ここからがスタートです。

私の誇るべきパートナーは、身体一つでドイツに赴き、言葉も文化も生活習慣も、向こうの物価も価値観も携帯電話の使い方も、恐らく電車や地下鉄、バスの乗り方も、わからないことだらけの世界に飛び込みます。
そう、自分の「夢」を掴むためです。
日本にいても見えない未来。
外国に挑戦することは,本当に勇気がいたでしょう。不安があったはずです。
でもよく決断したなあ・・・。

一方の私はこのたび正式にクラブに残ることにしました。
もう一年京都でお世話になります。
そしてまたサンガカレッジを担当させてもらいます。

2006年ワールドカップイヤー。
横谷と私は全く異なる決断をしました。
でも結局のゴールは一緒だと思います。
「なりたい自分になる」「夢を叶える」。

夢の形やプロセスはお互い違いますが、スポーツを通じて多くの人たちと出会い、感動を共有し、震えるほどの経験をして、小さくとも社会にその一歩を刻めればいいと思います。

横谷最終日の本日、ヴィッセル神戸がヴィッセルカレッジの開講を発表しました。
サンガカレッジの取り組みが、他のJクラブに取り入れられた記念すべき一日でもあります。
今後とも関わってくれた人たちの心に響く、そして良い意味での影響を与えられるように、お互い自身の決断に自信と誇りを持って、運命に感謝しながら最善を尽くしていきたいと思います。
みなさん、今後とも我々2人をよろしくお願いします。

 

追伸;今夜は福田家で飲み明かします


リーグのアイデンティティ~Jリーグの場合~

2006年01月26日 | Weblog

下の記事に関連してこんなニュース。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060125-00000237-kyodo-spo

Jリーグがビール類のCMに選手を登場させてもOKですよ、と発表。
これも自分たちのアイデンティティを守るために今まで解禁していなかったものです。
時代の流れや外部への影響を考慮してアイデンティティも徐々に変化していきます。

ちなみにNFLも医薬品や兵器関係の広告を禁止しています。
スポーツが社会に与える影響や自分たちの目指す姿を考えてこうしたコントロールをしているんですね~~。


アイデンティティとイメージ

2006年01月26日 | Weblog

よくブランドイメージという言葉を耳にします。
「ブランドイメージを向上させよう!」といろいろと策を練られている企業も多く見られます。
サンガカレッジでもサンガのブランドイメージ向上を狙った「蹴音祭」というイベントをやりました。(非常にエキサイティングで楽しかったね~~

でも最近気づいたことが一つ。
イメージって変化するんですよ。
その変化の波長が比較的短く、外的な影響を受けやすい・・・。
例えば堀江さん。
今回の事件で一夜にして利益操作を行った「悪者」というイメージが広がってしまいましたよね。
それまでは若手の改革者の先頭・新しい価値観の象徴というイメージだったと思います。
それが一夜にして全くことなるイメージに変化してしまう・・・(あくまでも今回はイメージというものが簡単に変化してしまうということの事例として使わせてもらいました。あしからず。)

堀江さんだけじゃなく、身近な人でもこうしたことがいえるのではないでしょうか?
「話をしてみたら前の印象とだいぶ変った!」
「メールでは意外とシリアスな感じだよね。」

つまりイメージって相手の主観的なもので、それは外的な刺激によって簡単に変化しちゃう移ろい易いモノなんじゃないでしょうか。
だから常に相手の中でポジティブなイメージを構築してもらえるように、広報や宣伝などでメッセージを発信していくことが重要になりますね。(これに関してはまだ別の日に。)

じゃあ簡単に変らないものは?
それが自分らしさ=アイデンティティだと思います。

でも日本人は特に自分のアイデンティティが理解できないといわれています。
「自分って一体何だろう?」
「どんな価値観や生きがいを持っているんだろう?」
「これからどうしていけばいいんだろう?」

就職活動中のみなさんや転職活動中の方なんて良く理解できるのではないでしょうか?
すごくこれを見つけるのに悩みますよね・・・。
で、自分探しのためにワゴンに乗ったりするんですよ(笑)。

悩んだ末にこのアイデンティティを見つけられさえすれば、方向性が固まると思います。
これは個人だけでなく法人でも一緒です。

僕達の組織は一体どんなアイデンティティを構築するのか。
自分達らしさって何だろうか?
どういった価値観で物事を判断していくのか?

これは極めて重要な作業だと思います。
これまでの歴史・地域的な環境、創業者や経営者の好み・社員の感覚・・・・・。
そしてどういった未来像を描くか。
こういうことによってアイデンティティが構築されていくのだと思います。

そしてこのアイデンティティを上手く広告や宣伝することによって、受け手が勝手にイメージを膨らませてくれるのだと思います。
つまり
・イメージは相手(第三者)の主観=移ろいやすく、自分たちが上手く操作するのは難しい
・アイデンティティは自分たちの姿=中々変更はできないが、自分達で創り上げていくことができる

と思います。

なので相手が抱く自分のイメージを向上させようと相手のことを考えるのも大切ですが、それ以上に自分のアイデンティティを構築するほうが重要なのではないでしょうか?
中身のある自分自身を構築し、それを徐々に発信していけば相手もそれに合わせたイメージを構築してくれると思います。
どうでしょう???

N○KEショップで働くじゅんすけ!
ここら辺はどうなんだろう?教えて

 

 


キューバ出場決定!~WBC~

2006年01月23日 | Weblog

キューバの参加をめぐって、その開催自体が危ぶまれていたWBC(ワールドベースボールクラシック)。
しかしここに来てアメリカ政府が条件付でキューバの出場を認めました。
http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=mlb&a=20060121-00000201-ism-spo


その条件とは、キューバがWBCで得た金銭をハリケーン「カトリーナ」による被災者救済に当てるというもの。
政治的な妥協案でしょうが、災害の復興資金としてスポーツのお金が使われるという「綺麗な」形に収めたといえるでしょう。
これで大会の価値も上がるし、キューバの活躍によって政治的ゴタゴタからある程度目を背けさせることができますよね。
頑張れキューバ

でも私はやはり何故MLB主催なのか?が気になります。
MLBが得する構図はできています。
この問題を次回からどうするのかが大きいと思います。

次の大会に繋げるためにも、主催団体の見直し・開催時期の検討・開催国の選定など、IBAFが中心となってきちんと決定してほしいです。

野球出身の私だからかもしれませんが、野球は本当に素晴らしいスポーツです。
「間」が多くあり、個人的な技量が大きく流れに影響し、たった一人の力で体制を逆転させることもできる。
もちろんチームワークもあります。次を「読む」ゆとりをプレーする人間も、見る人間も享受できます。

サッカーとは一味違った間を楽しむスポーツとして、もっと世界的になってほしいと思います。


サンガカレッジ2005はまだ継続中

2006年01月19日 | Weblog

昨年の12月でプロジェクトを修了したサンガカレッジ2005。
今回もやる気に満ちた気持ちのいい学生達と半年間を過ごすことができました。

改めて頑張ってくれてありがとう!

その後忘年会、新年会と続き、修了生の中からは、
「まだ続けさせてもらいたいんですけど・・・。」
という嬉しい相談を受けます。
これは本当にありがたいし、純粋に嬉しいんですよ

確かに修了生との関係性を継続させる仕組みを今後も構築していかないとダメだなあと思っています。
修了生は本当に貴重な我らの資産ですから!
そして何とかしてみんなの夢を叶えるための、ほんの些細な事でもサポートしたいと思っています。

でももう少し待ってください。
今ね、みんなのレポートが出揃って、アンケートも集計して、2005年の活動の反省をして・・・。
ただの一過性の「やりっぱなしプロジェクト」にならないように報告書を作成中。
横谷と2人で、やれ表紙のデザインが、やれ色目が、やれレイアウトが、内容が・・・・、と奮闘しています
つまり我々のサンガカレッジ2005は未だ継続中。。。
大変だけど、振り返る作業も大切だなあと実感させられます。
前に進むためには後ろを振り返ることも大切なんですね。実感してます。

これが終わればすぐに2006年の準備に取り掛からねば・・・。
修了生とも楽しく勉強したり、イベントしたり出来るように受け入れ態勢も整えないとね。
来年度も充実した1年を過ごせるようにまずは報告書を完成させます!

ちなみに改めてサンガカレッジ2005の感想や、アドバンスカレッジの感想を聞かせてくれれば幸いです。
プラスアルファで、
「こんな勉強したい!」とか
「こんなイベントしてみたい!」
というものも聞かせてください。