電撃羅愛麺 青空きっど零（ＺＥＲＯ）６

今日は大晦日。

普通は大晦日といえば、紅白、年越しそば、大掃除など。

 

 

しかし、自分にとってはこの日はラーメン食べ歩きの集大成の日。

この日を一年間待っていたというのは大げさでないかもしれない

向かった者は、確かな舌と記憶力抜群なグルメ派「あれも食いたい、これも食いたい」でおなじみのスガピーさん、可愛い空ちゃんと夢ちゃんをもつ意外と大食いの「三丁目の『空』＆『夢』」でおなじみの空パパさん。

わたしたちは同じ目的を持って、西へ西へ、浜松へと向かう。

そう、今日の目的は「電撃羅愛麺　青空きっど零（ＺＥＲＯ）」。

ここでこちらを食べること。

 

 

当たり前のことだが、一年で今日しか食べられない、レア中のレアなラーメン。

こちらの店主の腕ももちろんだが、センスも抜群に良い。

その特製ラーメンが食べられるなんて、これは見逃せない。

腕が鳴る　

いや、お腹が鳴る

このお店の開店時間は10時45分という早さ。

すぐにでも食べたいので、早めに到着する必要がある。

ということで、寒い中並んで待つ

そこに現れたのが、浜松在住でありながら愛知の限定ラーメンをほとんど押さえている猛者「らーパパさんの時々の出来事」でおなじみのらーパパさん。

今回が初対面となるが、いやいや、やはり想像通りお若く優しそうな方

ここで、「最近ラーメンの記事ばかりですね」と軽いジャブをかます。

これできっとラヴさんが登場することだろう





待っている間に、店員さんが出てきて、メニューを見せてくれる。

まさにお品書きというもの。

 

いやいや、これは困った

牛と違って、自分の胃袋は一つしかない。（牛並みに食いますが）

しかし、今日は三人いるため、一通りのものを頼むことができた

先に注文を済ませ、それから開店するスタイル。

予定時間より若干早く、お店へ入ることができた。

今回はたった三人でお店を廻すらしい。

有望な若者が入ったようだが、今日は強烈に混むはずなので、これでは大変だろうなあと思いながら待つ。

なにが違うって、入ったときからお店の匂いが違う

いやいや、これは楽しみだ。

「おまちどおさまです。」

来た来た。

 

おっと、何という顔だ。

ちょっと荒々しい「男」を感じる。

新しいTシャツのように、「男の美学」を感じさせる顔（表情）。

こちらが、「黒680円」それに「旨味醤油の煮玉子100円」をトッピング



香りからすでにちがう。

お品書きにあるように、「にんにくゴマ油」の匂いなのかもしれない。

まず、一口。

「おお、濃厚、うメエえ」

おっといけない、丑年なのに羊になってしまった。

でも「うメエ」のは間違いない

スープは鶏、豚、香味野菜のトリプルスープということであるが、他にも何か隠されている感じ。

なぜか分からないが、印象的には「鍋」を感じさせる味だ。

印象的には鱈とキノコのような味がするけど、これは単なる勘違いかもしれない

いずれにしても、いつもよりも複雑で旨みが濃厚に出たスープ。

麺はこちら。

ぱっと見た目では、こちらのつけそばの麺に似ているが…。

「超低加水黒小麦極太麺」という何語か分からないような麺

食べてみると、「あ、これ旨い」

超低加水というだけあって、食感がいつもと全然違う。

コシがあって、歯ごたえの強い麺。噛むとぷつりぷつりと口の中で切れる。

しかも、すごく小麦の味がする麺。

多分熟成具合が浅い麺なのかと思うが、正直こんな麺を食べるの初めて

ちょっとパスタの麺にも似ている感じもあった。

これって、多分かなり単価が高い麺だなあ

いやあ、これは美味しい。




具のメインがこちら。

「和牛すじ煮込み」

いやあ、これは凄い。

安い牛すじは脂がイマイチ美味しくなかったりする。

でもこれは脂身の部分がすごく美味しい

醤油ベースの味付けだが、中華風な味わいもあり、スープの味とは全く違う。

そのため、この牛すじから出るエキスでスープの味が変化していく

柔らかいだけでなく、旨みが「牛っ」と凝縮されている



他の具は太もやし、キクラゲ、白ネギ。

ねぎにニンニクごま油を和えてあえてあるようだ。

もやしは軽く炒めてある。黒もやしというのが、キクラゲを混ぜ込んだもやしのこと。

もやし、キクラゲ、白ネギと食感を楽しめるように工夫してある。

もちろん、味も美味しい

最後は味玉。

もちろん、味は美味しい

通常のものとは若干変えているようだが、残念ながらどこが違うかは分からなかった。

麺が極太麺だからか、かなり麺の量が多い感じ。

食べ進んでいると、あるものが底からでてきた。

そう、なんと「鴨肉」。

鶏のスープとあるが、鴨肉も出汁の食材として使用しているらしい。これはスゴイ

あっという間に完食

いやあ、これは美味しかった

あっぱれ

続いて来たのがこちら。

「極み炭焼き飯（小）380円」

普段、あまりご飯ものは食べないが、これは別。

何と言っても「極み」という言葉にめっぽう弱い

どんなものかと思ったら、色々な部位の豚肉とねぎを炭火で焼いて香りを付け、それを特製の甘みのあるニンニクダレと和えて飯にのせたもの。

印象的には「焼き鳥ねぎま」の豚バージョン。

いやいや、これが旨くないわけがない。

ものすごい、炭の香りが強いもので、脂身が程よく入り、食が進む。

いやあ、大したものだ





次に来たのがこちら。

黄（カレー味）760円。

こちらも基本的に具などはまったく同じ。

香りはかなりスパイシー

早速、一口。

「うわ、美味しい」

先ほど醤油を食べていて具的に「カレー」がすごく合いそうな気がしていたが、やはりその通り。

このカレー自体もいつもの黄つけそばなどとはちょっと違う感じで、スパイスが効いた感じ。

辛くないけどスパイシーな香辛料系カレーといったところか。

あいかわらず、美味しい麺だが、さすがに二杯目はボリュームがあった

やや粘性があるなあと思っていたらでてきたのがこちら。

「ジャガイモ」

醤油の時には気がつかなかったが、これも隠れキャラのように入っていた。

ラーメンのスープに入れるのは珍しくなく、これを入れることでスープにとろみがついたりするらしい。

もちろん、この黄（カレー）との相性は抜群

こちらも美味しく完食

印象的には今流行の「カレー鍋」のような印象を持った。



ちなみに「赤」のスープはスガピーさんのものを少しいただいた。

いつもの「赤」を想像しなめていた。

「か、辛い～」

唐辛子が効いていて、これは半端なく辛い。

見ていたら、ドバッと唐辛子を入れていた。もちろんこのお店らしく、美味しい唐辛子であるが、ここにも「男らしさ」を感じた

こちらは「チゲ鍋」のような印象。

そう、今回のテーマ的に今年は「鍋」だったのかもしれない。

思い起こせば「昨年のもの」はお雑煮やおせちを感じさせたものだった。

ちなみに、その前はめでたさを感じさせた。（実は高級食材の松茸を使っていたとのこと。）

いやいや、今年も堪能させていただいた。

美味しかった。

しかし、明らかに原価が高いのでは無いかと思う。

「お客さんへの感謝を込めて採算度外視」

そんな気がする

おっと、ここで終わってはいけない。

最後はこちら。

「特濃ぷりんＮＥＸ350円」

食べてみると、明らかにいつものものと味が違う。

層が分かれているようで、上の層にはクリームチーズ系の味がした。

いやあ、これは確かに濃厚で美味しい

アイスもお口直しにちょうど良い。

美人な奥さんが作ったのかと想像するだけで、さらに美味しく感じられる

あ、店主が作ったのかな

一年の締めくくりをこんな旨いラーメンでしめることができて、非常に嬉しい。

来年の大晦日の予定もすでに決まった

今年一年間拙い、くどい、分かりにくいＴＫＷなブログにおつきあいいただき、ありがとうございました。

またこんなブログですが、コメントをいただいた皆さんにも心より感謝いたします。

皆さんにとって来年が素敵な一年になるよう、心からお祈り申し上げます