ぬばたまはな

昨年行ったポイントで思い残すことがたくさんあった。



この青空のもと、多くの良い虫を採り損ねた






ので、

今年も７月１４日、行ってきた。


夜中の１：３０出発。

下道をのんびり進み、寄り道し、ポイントについたのが４：３０。

まだ日も登らない時間なので、のそのそと採集準備をし、いざ草むらへ。


昨年狙ったアカムネハナカミキリも早朝から活動するのだが、未採集種であるヨコヤマトラカミキリが採りたい。
なんでも朝、ススキなどの草の上でアリに擬態しながら静止しているんだとか。



探す、探す、探す、



が、みつかりゃない。


さらに探す、探す、探す、


が・・・・・・




虫がいない。


朝露半端なし、一時間ほど探し回ったころ、いったん車に戻り休憩しようかなと。。。。


おもったところ、ススキの葉の下になにやらカミキリのシルエットを発見。


黒い・・・・
アカムネハナの形状ではない。
たぶんムネアカハナかな～、と思いつつススキの葉ごと握って捕獲してみた。



















ほうっ！


























ヌバタマハナカミキリじゃん！！！！！！！！！




初採集！！！



すげーうれしい！！

今回こやつも狙っていた虫の一つ。
まさかこんなシチュエーションで出会えるとは～！

うひゃひゃひゃひゃっ！！
幸先いーな～～～。




エゾハルゼミの羽化シーン

を見つつ、車へ戻り昨日のトガリバ等の採集品を展足＆整理。




９：００ごろ、他の虫屋さんもいらっしゃった。
簡単に情報交換。
やっぱちょっと時期遅いよね・・・というくらい。





さてさて、引き続き探し、

９：５０


いた




とりあえずご当地虫アカムネハナカミキリをGET

おそらく土日でそうとうの数の虫屋さんが気合入れていたらしく


獣道ならぬ虫屋道ができていた

私が行きたい場所へはすべてとても歩きやすくなっていた。

昨日までどんだけ虫屋さんがきたんだろうか。






なんてセセリだろう



ハビロキンヘリの副産物と言われる


ヒゲナガシラホシカミキリ

ハルニレの葉を掬いまくり捕獲。
もちろん珍品ハビロキンヘリタマムシには出会えず・・・





クロツバラについていた


シャチホコガ


特に虫の動きがないままお昼。


弁当食べていたら、２～３ｍ先の草むらになにか低空飛行しながらとまった。
なんだろ。

ご飯を食べる手を休め、すかさず着地点を探ってみた。
すると・・・・

なんとヌバタマハナカミキリ追加。
噂通り低い草むらで活動する虫らしい。



１２：００

さて、



かえろ・・・

道中、下見をしたり、水質調査を楽しそうにしている兄ちゃんとお話したり、花を掬ったり、モモチョッキリ（←けっこう好きな虫）を採集。






結局ヨコヤマトラとかその他カミキリは採れなかったな～。
というか気温が高すぎたせいか虫全体の出が良くなかった気がする。
しかしヌバタマハナに出会えたことはほんとにうれしい。
しかも花で採れたのではなく下草で２匹。変なカミキリだ。

またそのうち行こう。