本日、プテロを狙いに行って来た。
・・・・。
「プテロってなによ?」
って普通思う。
私もつい最近知ったのだが、
「広義のPterostichus亜属に属するゴミムシの愛称。」
らしい・・・
要するにナガゴミムシの仲間をプテロというらしい。
図鑑やネットで調べてみると、
アゴ、胸部が妙にでかくて、変な形の虫っぷりが私好み。
今まで、数少ないゴミムシ採集の中で何度か普通種のプテロを採集したことはある。
しかしプテロの中にもいわゆる「珍品」が存在するらしい。
今回出撃した地域では「ニッコウオオズナガゴミムシ」がそれに当たるようだ。
というわけで、ニッコウオオズに会いに行って来た。
8:00
某所にてpiropiroholdさんと待ち合わせ。
今回はゴミムシについて無知の私をトラップの回収に同行させていただけるということなのだ。
未知の虫達への扉を開けるチャンス!ということで、喜んで御同行させていただきます!
地表性昆虫を狙うので天気はこの際どうでもいいのだが、
とりあえず晴れた
やっぱり晴れたほうが気分はいいよね。
あいさつを早々と済ませ、まずはpiropiroholdさんの新規開拓ポイントをいくつか廻りトラップの回収。
・・・・
piropiroholdさんからトラップについていろいろとレクチャーしていただいたのだが、私の今までの地表性昆虫の採集のイメージを覆すものだった。
なんと表現したらよいのか・・・とにかくオオズを採るために精練されており、トラップとしてここまで特化したものを作りだすアイディア、熱意が半端じゃないなと実感。。。
総じて表現すると、やはり昆虫採集は奥が深い。
というところか。
まぁ、ここは新規開拓ということで、各トラップはほぼ空振りで終わる。
途中で撮影したキノコたち。
チシオタケか・・・
モエギタケかな
40分ほど移動。
さて、ここからは実績があるポイント。
とにかくトラップの回収をしていく。
なかなか当たりが無い中、
p「おっ、ガロアムシだ。」
a(へっ?ガロアムシ???なんか聞いたことがあるな・・・)
さっそく見せてもらう。
ほえ~~~~~~・・・
初めて見たな~~~。
もっと小さいのかと思ったけど、これ2センチくらいあるよ。
それにしても変な虫だ。。。なんていうか原始的な感じ。
聞いてみるとこのトラップでの採集の際に良く副産物として採れるらしい。
2頭お土産でいただく。
引き続きトラップの回収。
チビシデムシ、カマドウマ、アリ、ヒメバチ、クモ、ハネカクシなどの微小昆虫をチョロチョロ確認。
う~~~~ん、なかなかシビアだ。
最後の一角に向かい。
トラップの中を覗いてみた。
a「あっ、なんかでかいプテロが入ってる。」
・・・・?
とりあえず、、、でかい。
なんだかよくわからない私はpiropiroholdさんにとりあえず見せる。。。
すると速効で、
p「
オオズだ!!(笑)」
a「おおっ!?マジすか!(笑)」
なんと最後の一個のトラップにニッコウオオズナガゴミムシが入っていた!!
(というわけで時間差で)
うおおおおお~~~!!!!!
とりあえずじっくり見たいので車に全てのトラップを持って移動。
その後バットにザブーンと入れ、
プカプカ・・・
水分含んでダルダル状態。
右のプテロはベーツナガゴミムシかな・・・
改めて手に乗っけてみた
ほおおおぉ~~~~~~
すごいアゴでかい。
そんでもってこれは手にしてみないとわからないけど他のプテロよりとにかくでかい、重厚、明らかにオーラ出ちゃってる。
見れば見るほど魅力的な虫だ。
これ、、、、、
あれだな、、、、、、
生きてる姿見たいな、、、、、、
採集環境
こんな感じのガレ場
なんとか今回のターゲットであるニッコウオオズナガゴミムシに会うことができた。
piropiroholdさんと談笑の後ここで解散することに。
今回虫屋10年目にして、全く新しい昆虫採集を体験させていただき感謝です!
今後ともよろしくお願いします!
午後は、
今季最後のフジコブヤハズを叩き出し
来年の下見のため、act的未踏の地を車で流し&ガサガサ。
14:30帰宅。
今後の活動、また楽しみが増えてしまった。
そして、本格採集は今季これで終了。
春までは今季の採集成果の整理、来年の計画を練ることにしよう。