6月15日
天城山登山、行ってきました。
今回のコース
水生地 → 下り雄幸歩道 → 八丁池 → 天城縦走露 → 小岳 → 万三郎岳 → 八丁池 → 水生地歩道 → 水生地
5:30
登山開始
前日の夜、水生地駐車場で車中泊をしていたので起きて準備し、すぐ出発できた。
林道を行けるとこまで車で進みそこから歩き。
初めはスギの植林地帯を進む。
ほどよく間伐されており、比較的健康的な人工林となっていた。
50分ほどでようやく植生が変わった。
ブナ帯に突入。
と、、、すぐに倒木を発見。
うまそうだ・・・・・・
と思うのは虫屋だけか、、、いや、キノコ屋さんもそう思うはずだ。
実際このようなキノコが無数発生していた。
ポムポム叩くとハネカクシやキノコムシの類がワサワサとこぼれて逃げ惑っていた。
倒木だらけのようだ。
7:10
ようやく朝日がブナ林に差し込み始めた。
実はここまで寒かった・・・日光が林床まで届くと一気に気温が上がった。
登山道沿いに沢山の美味そうな倒木があるのでいちいちそれらを見て廻る。
このような多抗菌類にもいろいろな虫がいるのでチェックしていく。
美しい毛カビ
8:00
八丁池に到着。
モリアオガエルの鳴き声がいたるところから聞こえてきたが卵塊はまだ無かった。
それにしてもここまで2時間30分かかっている。
通常のコースタイムより40分以上かかっている計算だ。
どれだけ寄り道が激しいかがわかる(笑)
ここで10分ほど休憩。
辺りは鳥とカエルの鳴き声が心地よく響き、とても贅沢な時間が流れていた。
さて、先に進もう。
さらにブナの倒木。
これは夏にきたら最高の状態かもしれないな。
薄暗い樹林の中を歩く、この周辺ではマミジロの声がとても多かった。
おそらくケラ類だと思われる警戒する鳴き声も多く聞こえた。
鳥類も豊かなところだ。
そんでもって植物。
ツクバネソウ
タニギキョウ
そんでもってキノコ。
オウ!!
キサマツモドキ
薄暗い林床で大変よく目立っていた。
しばらくブナ林が続いたが再びスギの植林地帯に突入。
よくこんな山の上に植えたな・・・・感心しちゃうよ。
10:30
小岳到着。
万三郎岳まであと少しだ。
ツクバネウツギ
ピドニアがたくさんいた。
しかし最後まで濃霧か・・・
11:00
万三郎岳登頂!!!!
天城山の最高峰となる。
そして見事に当初設定していたコースタイムどおりとなった。
山頂はこんな感じ
木々に囲まれていて景色はない。
あったとしてもこの濃霧・・・10m先も見えないだろう。
半端じゃない数のブユ(?)が舞っていたため山頂滞在時間2分で下山。
あの状況でビールを飲んでいたオジサン達はすごい。
「ヘビブナ」
見事な曲線を描いていた。
植物の意志を感じる。
下山路もゆっくりと美味そうな倒木や立ち枯れをルッキングするという激しい寄り道。
13:30
八丁池
15:30
水生地到着 登山終了。
初の天城山満喫しました。
なにより印象的なのはブナの原生林。
巨木だらけ、倒木、立ち枯れだらけ。
夏に登ったらウハウハかもしれない・・・・・むふふ。
しかしそれと同時に、
シカの樹皮剥ぎが非常に多く見られた。
人間の胸の高さくらいまでの樹皮がきれいになくなっている木がいたるところにあった。
一周剥がされた木はまもなく枯れてしまうだろう・・・
丹沢や富士山もそうだが天城もシカの食害問題はかなり深刻な問題のようだ。
・・・
まあしかし、
天城山、とてもすてきな山でした。
これはまた是非とも行かなくてはならない。
通ってしまうかもな・・・