BLUE LEAF LIFE

御殿場、箱根の自然の中で生きる姫、王子、妻、actの日記です。

期待と・・・

2011-06-30 22:39:08 | 虫LIFE
あるところでそれはそれは立派なさなぎに出会いました。







う~~~む・・・おぬしの名は?




家につれて帰り羽化を待つことに。





1週間たち、2週間たち。





ある朝、



立派な姿になっていました。








うああああぁぁぁ・・・・


キマワリ・・・・・


無事羽化、おめでとうございます。

最近の虫(雑甲虫)

2011-06-26 22:23:49 | 虫LIFE
最近採集した虫を紹介。






モンキナガクチキ

パッと見ゴミムシダマシかと思った。






コブスジツノゴミムシダマシ♀

切り株の切り口にて





今度は♂発見

2本のツノが超カッコイイ!!






こちらはクワガタゴミムシダマシだと思われる。







モモキホソナガクチキ
図鑑では少ないような記述であったがたくさんいた。




コガネナガタマムシ

うまく撮れたかと思ったがまったくの錯覚であった・・・修行あるのみです。



アカオビニセハナノミ




ある一本の木の幹に中型の虫が・・・




・・・なんだこれは?


頭の中でいろいろな科が思い浮かんだがどれにも一致しない。




帰宅後友人に聞いてようやくわかった。


クチキクシヒゲムシというらしい。
まったくノーマークの科であった。
原色甲虫図鑑のタマムシ科とコメツキムシ科の間にひっそりと載っていた。



体表をビロード状の毛が密生しており触ると気持ちよかった。
大きなアゴもかっこいい。




これから同定



オオセンチコガネ





キオビホソナガクチキ

倒木上を這っていた。
ああ・・・ピントぜんぜんあってないじゃん。

それにしても大型のナガクチキで超かっこいい!
追加を探したが採れなかった。





マエグロチビオオキノコ

多孔菌類にたくさんいた。
なかなかおもしろいデザインの虫だな~。


しばらく観察してみた。




メスを奪い合うオスたち

クワガタのような戦は無く、全く迫力が無い、なんだかかわいかった。





他には、

ヘリアカナガクチキ
ヨツモンホソナガクチキ
セアカナガクチキ
コマダラコキノコムシ
オビモンヒョウタンゾウムシ
タテジマカネコメツキ
クロモンキノコハネカクシ
ルリコガシラハネカクシ
オオキバハネカクシ
クロキノカワゴミムシ
クロナガハムシ


などなど・・・

ナガクチキがかなり熱い。

最近のカミキリ

2011-06-25 21:54:10 | 虫LIFE
ここ最近出会ったカミキリムシ達。






なんと白昼堂々倒木の上を這っていた。




セダカコブヤハズカミキリ





思わず、

「マジかよ・・・」

と声出していた。







フラフラ・・・フラフラ・・・・と酔っぱらっているような感じで倒木上を歩くコブ様。

とりあえず撮りまくる。

昨年がんばって探したのに今年はもう2度目の出会いとなる。






そしてこちらは・・・


土場の代表格、ゴマフカミキリ


実は5年ぶりの再会となる。
福島ではウジャウジャいたのだが鹿児島では出会う事はなかった。







初めまして。




アサカミキリ

今後もよろしくお願いします。

かなり敏感な虫でこちらの動きを察するとすぐに葉から落ちてしまった。




これはアサカミキリの後食痕だろうか・・・わからんな、今度確認してみよう。




枯れたアザミがあったので茎を割ってみた。

中には糞が詰まっていた。
アサカミキリの仕業なのだろうか・・・



おそらくまだ発生初期だと思われるので今度また会いにこよう。








そんでもって、本日。



午前中は晴れる予報。
貴重な晴れ間を無駄にしたくない・・・朝に行ってみた。




カエデにつく虫に会いに・・・








GET!!!!!!


いつ見てもカッコよく、美しい虫。
GETした後、〆ずにに眺めていたがあまりの美しさにため息ばかり・・・





やっぱカミキリってイイネ。

スカイパー

2011-06-24 22:31:16 | 虫LIFE
スカイプ、本日初めてしてみました。



WEBカメラを約3000円にて購入。



取り付けて、なんとなく設定してみたのが一昨日。

本日海外にて旅行中の妻&姫とスカイプできました。



初スカイプだったのですが、けっこう簡単ですね。
初めは固まっていた姫でしたが次第に本来の天真爛漫さが見えてよかったです。




写真はGWに行った箱根ビジターセンターでのクラフト教室。




姫のお手伝い(邪魔)の中出来上がった作品。





とりあえず本日スカイパーの第一歩を踏み出しました。

うまく活用していきたいと思います。

キサマツモドキを食う

2011-06-23 23:22:12 | 菌LIFE
今年はキノコを食べることをけっこう自粛している。

しかしたまにはいいだろうと思い・・・・







キサマツモドキ。


黄色いサマツモドキ。



食いました。





以前サマツモドキを食べた時、

「うえっ!なんだこりゃ!?」

となった記憶がある。
この黄色くなったサマツモドキははたして・・・・




まずは本やネットで調理法を調べてみた。

しかしいくら調べても「食」と書いてあるだけでそれ以上のデータは出てこない。



どうやって食うか・・・




わからない以上、自分が今一番食べたいものにしてみた。





とても美味そうな黄色。


あく抜きした後、味噌汁にしてみることに。






おおお・・・・美味そうじゃん!









あ~~~~~~~ん。



モグモグ・・・・







ん?





にっ・・・・





ニガッ!!!!!





っていうかヤニっぽいというか。


発生していたのはスギだった気がする。
「スギの樹脂成分なのか・・・?」
「それともスギ以外の寄主でもこのようなニガさがあるのか・・・?」
「それともそれとも調理法が合ってないのか・・・?」


く、、、キサマツモドキめ・・・なんてミステリアスなヤツ!






次の日、朝再加熱して食べてみた。



モグモグ・・・






お・・・・苦くないじゃん。



とくに旨いというわけではないが、具としてキノコの食感を味わうには最適な状態になっていた。


「さらに加熱したのがよかったのか・・・?」
「一晩味噌汁に浸けていたのがよかったのか・・・?」



キサマツモドキ・・・なんて悩ましいやつだ。




やはりキノコの世界は深いな。

金時山登山

2011-06-22 22:27:08 | 山LIFE
6月17日


金時山登山、行ってきました。


今回のコース。

公時神社 → 金時宿り石 → 公時神社分岐 → 金時山 → 公時神社分岐 → 矢倉沢峠 → 金時山登山口 → 公時神社



登山3連戦の締めはご近所金時山。
週間天気予報の2日前までは間違いなく雨の予報だったのだが前日になって一変。
これは行くしかないでしょ~~。


ということで、



10:50


今回の登山開始ポイント、公時神社へ。







公時神社へつづく・・・・




・・・ということらしい。




金太郎のトレードマーク「まさかり」




初めはスギヒノキ林の中をゆく。。。






ある橋を渡ろうとしたら真下から1羽の小鳥が飛び出してきた。

遠くの枝にとまり、さえずりはじめた。


どうやらミソサザイのようです。

ということは・・・・


橋の下をのぞいてみた。


巣穴があった。


脅かしては悪いので早々と退散。






金時神社奥の院




金時宿り石

とても巨大な岩。
下部を枝で支えられている。
効果があるのかは謎だ。




キノコ




見ていて飽きない

やはり野外に出たら一度はキノコりたい。




登山道の補修材料のようだ。

金時山はかなり急峻な山、やはり雨の影響やオーバーユースでどんどん登山道はえぐれる。永く登山を楽しむために登山道補修はとても重要なことだ。
お疲れ様です・・・・



ひらけた所に出たのでちょっと一息。



サンショウバラ

箱根が分布の中心の美しい花だ。
幹の太さがバラ科では最大らしい。
つぼみが多かったので山の上ではこれからが見ごろのようだ。



ハンショウヅル



ヤマトシリアゲ

ウロウロしていたのを観察していたら、そのうちになにかの糞から吸汁しだした。
こんな生態があったとは・・・・初めて見た。




急な道を登る。



ここ金時山は登山者の比較的多い山なんだが、ここまで4人にしかあっていない。
みんな天気良くないと山登らないんだね。




12:00

金時山登頂!!



うお・・・・


超濃霧




こればかっかりは仕方がない。
御殿場から出てくるときに雲の中の箱根を見て覚悟していたことなのだ。

天気が良ければ富士山がたいへん美しく見える絶景ポイントなのだ。





こういう時は妄想力で・・・





ぬおおお・・・・・・!!







・・・・・・・・・ああ、富士山見えました(笑)



そんなバーチャルな富士山を眺めながらお昼ごはんを食べる。


食べている間に色々な虫が吹きあがったきた。




アオハムシダマシ

ハチ、チョウ、甲虫、こんな天気でも飛んでいるんだな。



霧に濡れた葉

キレイだ。
霧も楽しむくらいの余裕が必要なようだ。



さて、下山。




オオバウマノスズクサ

非常におもしろい形の花。




ほかにはニシキウツギ、ツクバネウツギ、コゴメウツギなどが咲いていた。




下山している途中

どんどん霧が晴れてきた。



ほとんど霧がなくなった。


よかった・・・・雨すら降るんじゃないかと心配していたのだ。





13:40
金時登山口

無事下山。



というわけで登山3本勝負はこれにておしまい・・・

同じ時期に緯度の異なる山に登るというのはなかなかおもしろいものであった。
山によって開花状況がまったく異なり、あっちはカエデ満開でこっちはミズキが終わっている。とかヒメシャラの北限である箱根、ヒメシャラのある景観とない景観を比べるとまったくと言っていいほど森の中の雰囲気が違っていたりする。(ヒメシャラの存在感ってすごい!)

また、登山というのは私にとって自分の心や体と会話するよい機会となっている。
昔は頻繁に登っていたが、やはり今でもたまにしっかりとした登山をしないとなにか調子が悪い。




さて、、、



では次は虫捕りだな・・・・

大菩薩嶺登山

2011-06-21 23:24:26 | 山LIFE
6月16日


大菩薩嶺登山、行ってきました。




今回のコース。

ロッヂ長兵衛 → 福ちゃん荘 → 唐松尾根 → 雷岩 → 大菩薩嶺 → 雷岩 → 大菩薩峠 → 石丸峠 → ロッヂ長兵衛




07:10
家を出る。




危機が迫っていた。



時間に余裕があるため寄り道。
土場でカミキリを探すがゴマフがやる気の無い足取りで這っているだけであった。

そこで初のゴムタケGET!


中央の黒い部分がつややかで素敵。





09:40

ロッヂ長兵衛から登山開始。


登り始めて間もなく、様々な木の立ち枯れが目立つ。
その中でもミズナラ、シラビソが非常に美味そうに見え、またしても激しい寄り道。
これは時期がドンピシャならあれとかあれとかあれなんかも・・・採れるはず!
などと歩きながら妄想しまくる。



11:10
唐松尾根

すさまじい霧が吹きあげられていた。

昨日の天城登山に引き続き寒い。
というより昨日より寒い。



そんな中で、

サクラスミレが咲いていた。
各地で珍しい花ではないだろうか・・・?
登山中2輪発見できた。




シラビソのてっぺんでさえずっている鳥。



うまく撮れない・・・

最初エゾムシクイかと思ったが、
腹部にこんな縦じまあっただろうか・・・?
後で調べてみよう。


11:40
大菩薩嶺登頂。

けっこうあっさり登れた。
頂上の展望はない。



帰り道は行きと道を変えて稜線上を行ってみる。




激しい霧



シロバナノヘビイチゴ



賽ノ河原休憩所



稜線で見事に霧がさえぎられていた。

これはこれでなかなか見れない光景かも。



大菩薩峠








石丸峠



遠くに大菩薩湖が見える




キスミレ

なにげに初めて見たかも・・・



以前オオバキスミレは見たことはあるが、黄色いスミレは普段見ることができないので新鮮だ。



クリンソウ

いつもても美しい花だ。





あああ、、、

アミガサタケ・・・あと少し早ければ・・・・・




ヤマキマダラヒカゲ





14:30

下山。



寒かった・・・・・・・
登山口にはまだカエデが咲いていた。
今年はこの気温の低さのせいか開花が全体的に遅れているようだ。


しかし、全国的に雨の予報であったが本日の登山では晴れ間も見えたりして運がよかった。
ちなみに私は昔から単独山行では天気予報を覆すほどの晴れ男だったする。
(おかげで山にはまり始めたころ異常に晴れ過ぎてひどい脱水症状になったことがある。)
これがなぜか同行者がいるとよく雨が降る・・・
いいんだか悪いんだか。



下山後は虫採りを考えていたが、あまりの気温の低さに撤退することに。


途中の良さげな土場でシロオビチビヒラタなどを採集。

帰宅・・・

大菩薩嶺、また季節を変えて登ってみたいな。

天城山登山

2011-06-19 21:25:56 | 山LIFE
6月15日


天城山登山、行ってきました。



今回のコース

水生地 → 下り雄幸歩道 → 八丁池 → 天城縦走露 → 小岳 → 万三郎岳 → 八丁池 → 水生地歩道 → 水生地



5:30
登山開始
前日の夜、水生地駐車場で車中泊をしていたので起きて準備し、すぐ出発できた。



林道を行けるとこまで車で進みそこから歩き。


初めはスギの植林地帯を進む。
ほどよく間伐されており、比較的健康的な人工林となっていた。




50分ほどでようやく植生が変わった。
ブナ帯に突入。



と、、、すぐに倒木を発見。



うまそうだ・・・・・・



と思うのは虫屋だけか、、、いや、キノコ屋さんもそう思うはずだ。






実際このようなキノコが無数発生していた。


ポムポム叩くとハネカクシやキノコムシの類がワサワサとこぼれて逃げ惑っていた。






倒木だらけのようだ。





7:10

ようやく朝日がブナ林に差し込み始めた。
実はここまで寒かった・・・日光が林床まで届くと一気に気温が上がった。




登山道沿いに沢山の美味そうな倒木があるのでいちいちそれらを見て廻る。



このような多抗菌類にもいろいろな虫がいるのでチェックしていく。





美しい毛カビ





8:00

八丁池に到着。

モリアオガエルの鳴き声がいたるところから聞こえてきたが卵塊はまだ無かった。


それにしてもここまで2時間30分かかっている。
通常のコースタイムより40分以上かかっている計算だ。
どれだけ寄り道が激しいかがわかる(笑)




ここで10分ほど休憩。
辺りは鳥とカエルの鳴き声が心地よく響き、とても贅沢な時間が流れていた。




さて、先に進もう。






さらにブナの倒木。



これは夏にきたら最高の状態かもしれないな。



薄暗い樹林の中を歩く、この周辺ではマミジロの声がとても多かった。
おそらくケラ類だと思われる警戒する鳴き声も多く聞こえた。
鳥類も豊かなところだ。



そんでもって植物。


ツクバネソウ



タニギキョウ




そんでもってキノコ。



オウ!!




キサマツモドキ

薄暗い林床で大変よく目立っていた。


しばらくブナ林が続いたが再びスギの植林地帯に突入。
よくこんな山の上に植えたな・・・・感心しちゃうよ。









10:30

小岳到着。
万三郎岳まであと少しだ。




ツクバネウツギ

ピドニアがたくさんいた。



しかし最後まで濃霧か・・・




11:00

万三郎岳登頂!!!!
天城山の最高峰となる。


そして見事に当初設定していたコースタイムどおりとなった。




山頂はこんな感じ

木々に囲まれていて景色はない。
あったとしてもこの濃霧・・・10m先も見えないだろう。

半端じゃない数のブユ(?)が舞っていたため山頂滞在時間2分で下山。
あの状況でビールを飲んでいたオジサン達はすごい。





「ヘビブナ」

見事な曲線を描いていた。
植物の意志を感じる。



下山路もゆっくりと美味そうな倒木や立ち枯れをルッキングするという激しい寄り道。



13:30
八丁池



15:30
水生地到着 登山終了。





初の天城山満喫しました。
なにより印象的なのはブナの原生林。
巨木だらけ、倒木、立ち枯れだらけ。
夏に登ったらウハウハかもしれない・・・・・むふふ。



しかしそれと同時に、
シカの樹皮剥ぎが非常に多く見られた。
人間の胸の高さくらいまでの樹皮がきれいになくなっている木がいたるところにあった。
一周剥がされた木はまもなく枯れてしまうだろう・・・
丹沢や富士山もそうだが天城もシカの食害問題はかなり深刻な問題のようだ。




・・・



まあしかし、
天城山、とてもすてきな山でした。
これはまた是非とも行かなくてはならない。
通ってしまうかもな・・・

ヘリグロアオが採りたくて

2011-06-15 21:18:17 | 虫LIFE
6月10日


以前から図鑑を広げては気になっている虫「ヘリグロアオカミキリ」

写真で見た感じ、かなり美麗種.
しかし虫屋さんとの会話の中で「ヘリグロアオ・・・」というキーワードを全く聞いたことがない。ネットで調べてもほとんど情報は出てこない。
要するに超普通種だから?それとも全然いないから?それともそれとも魅力的に感じるのは私だけだから?




そんな疑問を抱えていたので今回狙ってみることにした。
といっても情報がないのでとにかく針葉樹の枯木がたくさんあるとこに行ってみよ・・・・



9:30
現地到着。



今年も盛大にやったもんだ・・・


さっそく周辺の材が積み重なっている箇所でビーティング。



いきなりわけのわからない生物が落下してきた。

新種どころか地球外生命体かもしれない。




叩く。


クビアカハナカミキリ

こりゃうれしい。



ヒシカミキリ

こりゃまたうれしい。



ほかには、

ホソマダラホソカタムシ

二回も「ホソ」とつくわりにはそんなに細くない。




アカハネムシsp



上記の虫達が落ちて来たけど、まだ虫の数自体が少ないように感じる。
まだ活動時間ではないのかも。



午前中は少し移動して花を掬おう。

林道沿いを突っ走る。





が・・・・・



花がほとんどない。



かろうじて咲いていたズミの花にて。



ムネアカクロハナカミキリ

1ペア入った。


その他はカラカネハナが大量。


花を求めて移動中、

「あっ!」

車窓からなにか黒い大き目の虫が動いているのが見えた。



急いで車を止めて道を走って戻る。


大きさからいってマイマイか・・・?
それとも?




なんだ・・・・・?






ド~~~~~~~~~ン!



うおお、なんとヒトリガ。




花がなきゃしょうがない。
このポイントでのセダカコブを狙ってみよう。




ブナ林へ突入。

ブナの倒木がゴロゴロと転がっている。
一つ一つを起こしてまわる。
以前東北でタダコブを2度ほど倒木の下で発見したことがあるのだ。
セダカもいたっていいだろう。
あるデカイ材を起こそうとしたところ、手元になにかいるのを見つけた。



コルリクワガタ

もう新芽の季節は終わっているけど・・・


結局材の下にはいなかったので、
巡回していそうなところを叩いていく。



ルリヒラタムシ


好きな虫。
噛まれるとちょっと痛かった。




ベニもいた。



ここで昼食タイム。
セダカさんはまた探すことに。

お昼休憩中は道路沿いの虫を・・・




ヤマキマダラヒカゲだと思う。



エゾハルゼミだと思う。

チョウやセミの同定はあまり自信が無い・・・





さてさて、
ではでは、

ヘリグロアオを採るために最初のポイントへ。



ギンラン



とにかく伐採された針葉樹をルッキング、ビーティング、スウィーピングしまくる。



シロオビチビヒラタカミキリ

初GET!
こんなに小さいとは・・・





アカネトラカミキリ




アカネカミキリ

初GET!
いや~~~、恥ずかしい話、見つけた週間カッコウムシかと思ってリリースしそうになった(笑)



だってこんな似てるんだもん。


擬態ってすごいね。





そんなわけで終了。
ヘリグロアオGETはならず。


っていうか時期早すぎなんでしょうね。
7~8月発生のところを6月に来てるし。
しかも今年は虫の発生が遅れているっていうのに・・・

また狙います。

仕事後・・・ 念願

2011-06-12 21:00:51 | 虫LIFE
6月9日

仕事が予定より早く終わった。


出先から採集ポイントへ向かった。




15:15
現地に到着。
早速出発する・・・



が・・・




すさまじい濃霧


あたりはシン・・と静まり良く言えば神秘的だが、、、、正直怖い。

この状態で道をはずれれば即遭難となってしまう。
仕方ないので道沿いのみの採集としよう。



ここでの狙いは、カエデノヘリグロハナ(時期遅いが・・・)、昨年から空振りしているセダカコブヤハズ(普通秋だろ・・・)、追加を狙いたいチビコブカミキリ、その他まだ見ぬ虫達。といった感じ。




シロカネソウ

地表ではかわいらしい花が迎えてくれた。

霧に濡れた花はまた美しい。



シロバナノヘビイチゴ

群生していた。
個人的にはバラ科の中でかなり好きな花。チングルマを思わせる。




枯木、枯れ枝はかなり多い。
手当たりしだい叩いていくがカミキリどころか虫が落ちない・・・
やはりこのコンディションでは厳しいのか・・・



しばらく進んでいくと次第に鳥のさえずりが聞こえてきた。
といっても8割型この周辺の優先種メボソムシクイ。
その中にアオバトの独特の鳴き声が、

「アオ~、アオ~~~~~」

と聞こえる。
なんとなく私の虫が採れない状態を見て「アホアホ」言っているように感じる。




行く手に大きな立ち枯れ、倒木が現れた。

これはなにかいるっしょ。





あっ!!!!





誰だ・・・・こんなことしたのは・・・
キイロスッポンタケ見たこと無かったのに。

他にも4,5本あったがいずれもぶった切られていた。




さらに進み、進み、進む。



とにかく視界は晴れない。

良さそうな立ち枯れを見つけてもなにもいない。
叩いてもアリガタハネカクシくらいしか落ちない。

これは悲惨だ・・・




なにかおもしろいムシが一つでも落ちないかと躍起になっている時、



「ガサガサ、ザザーーーーー!!!」


う、、うおおお!?

10mほど先のほうで激しい音がした。

なんだったんだ今のは!?
あの勢いはシカやカモシカではない。
ってことはイノシシもしくは、、、



プ、




プ、





、、、、、プーさん?





マジかよ・・・・
虫が採れない上にプーさん出現はシャレにならない。






・・・・




冷静になるため、家で淹れてきた番茶を飲む。




ふ~~~・・・





「すごい霧だな~~~」

と少し大きな声で独り言を言ってみたりした。






おや?



気づけばすぐ側にいかにもコブがいそうな枯れ葉がひっかかっているではないか。



ビシバシと叩く。






お、なにか落ち・・・・・・













オ ・ チ ・ タ !!!




どぅぅぅぅぅ~~~~おっしゃ~~~~~~~~~!!!!!!!!!!





嬉しすぎる!!

ようやく本州産のが採れたぞ!

間違いなくセダカコブヤハズだ。
何度も手のひらでフジコブじゃないことを確認した。



「やったぜ~~~~!!!!」



と、プーさんも逃げだすくらいの大声で濃霧の中叫んでやった。

(もし近くで聞こえてしまった方、ごめんなさい)






とりあえずいじくりまわした後、

周囲の環境をチェック。



これが叩いた枝。

枯れ葉がひっかかっているのがわかる。




これがひっかかっていた枯れ葉。



ハリギリだ。
噂どおり、セダカコブはハリギリが好きなようだ。
しかしかじった痕はなかったが。


追加を狙うべく、この周辺を20分ほど探し廻る。
が、しかし当然追加は無し。
そんなに甘くはないのだ。
というか私が下手くそなだけかもしれないが・・・・


ここからは私の想像だが、
このコブGETは濃霧のおかげかもしれない。
湿度があったからひっかかった枯れ葉の中にとどまっていたが、
もし晴れていたらどうだっただろうか?
おそらくカラカラに乾いた葉には湿度大好きなコブさんはいなかったんじゃないかな・・・?

妄想が妄想を呼ぶ。
コブに聞いてもわからない。





ここで終了。
帰宅する。



あぁ、、、、、


念願叶いました。




最後になりましたが、
このポイントでのセダカコブヤハズ情報提供してくださった、はなさん。
本当にありがとうございました。
感謝感激です!