Life is Beautiful!

不妊治療中。アゴニスト法採卵→移植(3回)、セロフェン低刺激法採卵(2回)→移植(2回)して激沈。卒業…

睾丸摘出手術

2009年10月27日 | 夫のこと
昨晩、リンパ節転移の知らせを受けた私たち…。
ベッドで声を押し殺して、二人で泣きました。
同室の方、ごめんなさい(笑)

とにかく第一歩、この摘出手術を乗り越えようと決意しました。


夫の手術当日は、他のオペもあるらしく午後3時ころからの開始でした。

点滴をさされながら、徒歩でオペ室に向かう夫。
ベッドで運ばれるのと違うから、なんかしまらない…(^_^;)

オペ室に入る前に、駆けつけてくれた父や兄、兄嫁と握手を交わし、
「じゃ!」って、消えていきました。


その後デイルームで待つ間の、手持無沙汰なことといったら!

しっかりおまんじゅうとか食べてましたが…^m^




夕方5時をすぎたくらいに、手術が終わったと院内用PHSでの呼び出し。
オペ室横の部屋で、主治医から説明を受けました。

精巣腫瘍で間違いなかったとのこと、これから摘出したものを病理検査に
まわすとのこと。睾丸が原発ではなく、悪性リンパ腫の可能性も半分の確立で
あるとのこと…。

「とったモノ見ますか?」
って聞かれたけど、さすがに見れませんでした(*_*)
見ちゃうと、夫の顔を見るたびに思い出しそうで(笑)



その後病室で、すでに運ばれていた夫(さすがに歩けず担送です、当り前か)
とご対面。

「やっ!」って、片手をあげる夫にビックリ!!

「でも痛かった~~~~」だって。

彼の話によると、腰椎麻酔の効きが悪かったらしく、激痛だったそう。

しかも主治医が昔、麻酔で嫌な経験をしたらしく(効かせすぎて危険になった
とか、そんなカンジ)、麻酔を効かせるため頭を下げて眠らせることもしなかったそう。

車好きな主治医と車のおしゃべりをしながらの手術だったとか。
(夫は自動車修理業を営んでます)

「まあ、痛かったけど、楽しかった。」(←どんだけ話好き!)

その後、麻酔が切れてからの痛みに備えてたんだけど、
手術が痛すぎて、麻酔が切れてからの痛みは全く辛くなかった夫。

ただし、飲水禁止と、腰椎麻酔のため入れるバルーン(おしっこの管)は、
辛そうでした。

夜9時には飲水の許可がでました。美味しそうに飲みました。

バルーンの違和感(膀胱で膨らますらしく、おしっこが溜まってる感覚が常にある)、尿道も痛いとのことでした。

看護婦さんに相談して、座薬を入れて眠ることにしました。

でもとにかく、無事に終わってよかった~~。



摘出手術までの日々

2009年10月26日 | 夫のこと
13日のエコー検査で、左睾丸に腫瘍ができていると言われた夫。

とにかく取るしかないとのこと。まれに良性の場合もあるが

血液検査の結果からも、摘出してちゃんと調べる必要があるとのことでした。

「わるいものがあるんなら取っちゃってください!」

と先生に言う私に対して、夫は複雑そうでした。

男性にとって大きな意味があるんでしょうね…。



でも、多少生殖能力が下がるとしても、決してホルモンバランスが

崩れたり、まして女性化(これマジで夫が心配してました)するなんて

ことはあり得ないとの話でした。

お笑いタレントでも、片方の睾丸を取って、立派に仕事復帰してる人

(○笑問題の田○さん)もいる!この人の存在が勇気を与えてくれました。


たとえ片方の睾丸を失ったとしても、夫の尊厳は何一つ損なわれない!!

これだけは心をこめて伝えました。



手術日は病院の都合から、診断された日から2週後の10月27日となりました。



それまで、引き続き内科の診察(甲状腺炎ではないことがわかったが、
癌によるとは断定できない血液検査の異常数値がいくつかあるため)と

CTも撮影。

このころから、夫婦で食について猛勉強を始めました。

なんで癌になったのか、食も含めて、生活、生き方自体を見つめ直しました。

なんてストレスや環境ホルモン、危険な食べ物にまみれた生活を

送ってたんでしょう!!

ヘタレ妻は、加工品ばかりの手抜き料理をやめなくてはなりません

とにかく肉を並べとけば、大丈夫だろうって(夫は力仕事)偏った料理ばかり

でした


いろんな料理本を買って、研究の日々…(まだ足りないけど)


ニンジンジュースも始めました!定番ですね。

毎朝ニンジン3本とリンゴ半分、他にその日の気分で、ブロッコリーや

小松菜、ほうれんそう、ミカンや柿もジューサーで絞ります!

おかげでお肌がツルツルになってきました


マクロビレストランに行ったり、漢方の先生に相談に行ったり、

あっという間に手術前日になりました。


午前中から入院して、夕食も済ました手術前夜、

CT検査の結果を主治医から知らされました。




左腹部リンパ節への転移が発見されたとのこと。。。

前向きに闘い始めた私たちに、再度の大きな打撃でした。








精巣腫瘍との診断

2009年10月13日 | 夫のこと
激しい腰の痛みは、夜も寝られないほどになりました。
人生初の座薬体験を果たした夫…

たまらず、紹介状を持って総合病院を受診しました。
平成21年10月13日(火)のことでした。

まずは内科で、引き続き感染症の視点から診察を受けました。
この医師によると、「無痛性甲状腺炎」の疑いがあるから経過を追わせて
欲しいとのことでした。


その後、いよいよ苦手意識を感じていた泌尿器科へ……

夫が診察室に消えました。


男性の中に私が混ざって座って、迷惑じゃないかしら…

なんて考えてると、診察室から出てきた夫が、「エコーで見てみるって言われちゃ

った…女性技師だったらどうしよう…」だって。

一抹の不安はよぎったものの、まさか悪いもののわけないという根拠の無い自信

があって、エコー検査室から出てきた夫になるべく何でもないように

「お疲れ様~」と声をかけました。

「腫瘍だって……」

「えっっ、何それ????」

「癌だって……」

「うそ………」



とにかく混乱して何が何だかわかりませんでした。

感染症じゃないの?甲状腺炎じゃないの?

何、癌って!なんで夫が!?

何かの間違いじゃないの??


エコー検査から帰って、再び泌尿器科の診察待ちでソファーに座ってる間、

不幸のどんぞこでした。私がしっかりして夫を支えなきゃと思っても、

涙があふれて、止められませんでした。

この先どうなるの?


とにかくきちんと調べてみなくっちゃ始まらない!

これだけは呪文のようにブツブツ繰り返してました。



感染症の疑い

2009年10月03日 | 夫のこと
9月後半にひいた風邪のため、再度知り合いの医師に相談に行った夫。

念のため行った血液検査の結果、炎症反応が非常に高い数値を示しました。
まさか腫瘍なんて考えないから、当初は細菌の感染を疑い、広範囲に効くタイプの
抗生剤を試すこととなりました。

それでも、動悸や不調が改善されずもう一種類の抗生剤を使いつつ、その医師(町の開業医)のできる限りの検査をしてもらいました
しかし原因不明のまま、ソケイ部と左腰の痛みが悪化。
夜、寝ていられないほどになる。

大きい病院にての診察を勧められる。

この段階になって、初めて、夫は「そういえば…」と、左の睾丸の異常に思い当たる!

それによると、今年の5月に左睾丸が固くなっていることに気づいたらしい。
でもあまり気にしないようにしてるうちに、ホントに忘れたとのこと。
それぐらい変化もしなければ、痛みも無かったと。

知り合いの医師にその話をしたところ、その部位の感染症か、副睾丸炎かもしれないからと、泌尿器科の受診を勧められる。

そのくらいで済めばよかったんですが……

予兆

2009年10月01日 | 夫のこと
10カ月闘病した母を、2009年5月に亡くしてから、夫は風邪をひきやすくなりました。


思えば母の新盆の時も、初彼岸の時も体調を崩して満足に動けなかったんです。
長く続いた看病疲れのせいだと、年のせい(36歳)だと思ってたんです…。

具体的には、腰の痛みの後に発熱(38℃台)し、数日で回復の繰り返し。
時折訴える、両足の付け根ソケイ部の張りと痛みも気になってはいたんですが、
疲れのせいだと決めつけてました。




7月に知り合いの医師のもとで、簡単な健康診断をしてもらったんですが、すべて基準値で問題ないといわれました。
ただ、偶然調べたCRPの値が高く気になるが、風邪でも出るくらいの数値なのであまり心配はいらないとの事でした。


しかし、腰の痛みは徐々に強くなりマッサージに通いながらの生活が始まりました。



9月には湿布やエレキバンもお友達に……



9月後半、風邪をひいた夫。その後風邪は治ったはずなのに、今度は目まいのような動悸のような、気を失うような、とにかく変なカンジが
時折彼を襲うようになりました。