夜にポテチ

休日前夜、夜更かししてポテチをつまむ、あの「怠惰な感じ」で綴る日常

ザルツブルグ・2日目(その1)

2007-01-26 23:50:20 | 旅(海外)

 さて、長々と書いてきました、ウィーン・ザルツブルグの旅もいよいよ大詰めでございます。
 ザルツブルグ到着から一夜明けて、今日も起き抜けに近藤さんのお姿を拝見。
 こっちへ来てからというもの、毎朝食事の時間が楽しみで。
 近藤さん、毎朝きちんと朝食をとってらっしゃいました。えらいなぁ。
 私が近藤さんの立場だったら・・・

 ①僕は朝は食べないんですよーと、ファンを適当にあしらい、ルームサービスをとる。
 ②ファンがホテルを出払った頃を見計らってひとりでブランチ。
 ええぃ!朝食くらいゆっくり落ち着いて食べさせろッ!

 てな感じになるだろう。
 よかった。近藤さんがこんな悪い性格ではなくて
 と、思っていたが、あとで考えてみると朝食時間も「計画されたファンサービスのひとつ」だったのかもなと。考えすぎかな。

 ところでこの日は同室の夢子ちゃんが朝から頭痛を訴えていた。風邪?それとも飲みすぎ?それとも昨夜のフリフリファッションショ-の刺激が強すぎて?
 夢子ちゃん、額に冷えピタを貼り付けて朝食へ。
 ビュッフェで近藤さんは夢子ちゃんに「よく眠れましたか?」と声をかけてきた。

 ちょっとぉ~~~!どーよ、どーよ。さわやかな笑顔で「よく眠れましたか?」なんて・・・
 アタシにもそんな言葉をかけてほしいわょーーー、と一瞬期待しつつ待っていたけれど、
 「あれっ!どうしたんですか、おでこ」
 と、夢子ちゃんの額に貼られた冷えピタを見て近藤さんは心配を。隣に立ってるアタイのことなど全く視野に入っていない様子。
 
 「ふつか酔いです!」

 夢子ちゃんが答える前に速攻横槍かましときました。
 
 やっぱ私、性格悪いかもヨ・・・

 ここのホテルの朝食はとってもおいしかったです。ウィーンのホテルよりずっとよかった。クロワッサンのおいしいこと!外国のパンはかたくてパサパサで不味いと今まで思っていましたが、ここのパンはおいしかった。

 そしてそして最終日の今日はザルツガンマーグート半日観光!
 前日と同じく、バス2台を連ねて行きました。人数確認の簡素化のため、前日と同じバスにお乗りくださいとの指示だったので2台目のバスに乗りました。
 今日は近藤さんは2台目のバスへ乗ってきました。
 近藤さんは一番前の席におひとりで、私たち(夢子ちゃん・そおしさん・ねこひげさん・えっちゃん・あっこ)は一番後ろの席に群れる。

 え!近藤さんが乗ってきたよ!なんで?最初は1台目に乗らなきゃ!

 と、なにげに気を遣う。私らが気を遣ってもしょうがないが・・・でも昨日、近藤さん、2台目チームといた時間の方が長かったような気がする、と思っていたのは私だけではない。ガイドさんに「名も無きただの若い兄ちゃん」扱いされたのが気に触ったとか・・・?(あとで1台目チームの友に聞いた話では、近藤さんはその状況を結構面白がっていたらしいですが)

 私と夢子ちゃんはしきりに☆さんの心配を。今日は近藤さんとお話たくさんできるといいけどなぁ。
 あっちのバスではさ、話しかける人がほとんどいなくて静かなんだって。
 という話をみんなにすると、

 へぇー、そうなの?
 なんで?
 おとなしい人ばっかり集まっちゃったのねえ。
 ふーん。
 まぁ、こっちのバスは気の強い女ばっかり揃っているからね
 
 こっちのバス、ではなく、こっちのバスの最後尾の一角、と言った方が正しい。
 やはり類は友を呼ぶもんである。妙に納得。

 さてさて一行はザルツブルグの郊外、ザルツカンマーグートへ。バスの中では「サウンドオブミュージック」の音楽が流れる。
 外は雪景色
 山と湖が美しい。でも・・・見るからに寒い。。。今度は夏に来たいな。
 
 

 ザルツ=塩
 カンマ=宝
 グート=庫

 という意味らしい。良質の岩塩がたくさん採れるということで有名なこの地、ザルツカンマーグート。
 最初に訪れたところは、

 

 映画「サウンドオブミュージック」にも登場した教会。名前は忘れました・・・。
 中には入れないらしいと聞き、納得がいかないのでひとりで坂道を登って教会のそばまで行って見ましたがやっぱり入れませんでした。工事中でした。
 そのあいだに、教会を背景に近藤さん&無数のファンとの大写真撮影会が・・・50人ものツアーですので、撮っても撮っても終わりはなし・・・見ている方も気が遠くなる・・・
 しかしこのようなアウトドアで彼と写真が撮れるなど、通常では考えられないこと。やっぱり1枚欲しいよねー。当然ツーショットをね。
 山と湖をバックに・美しい自然の中で彼とツーショット。それを手に入れるのが私の夢・・・(また新たな夢浮上)。
 なのでしばらく我慢した。街や建物もきれいだったけど、人間がこしらえた建造物の前ではなく、私は手付かずの自然の中で彼と撮りたいのだ!←しかし結局夢かなわず。次回に持ち越しとなったのであった←次回も行くつもりか?ええ加減にしとけよ!(家族の、声にならぬ声を代弁)



 それにしても寒かった。見てよ、この雪を。
 ヨーロッパの冬は寒いと聞いていたので、ダウンジャケットを持って行ってましたが、オバハン臭いジャケットなのでできることなら着たくなかったけれど、ザルツブルグへ来てからついにスーツケースから出して着てしまった。もう脱げない、手放せない。オバハン臭かろーがそんなことは構っていられん。この旅が終わったら翌日から新しい仕事をたくさん覚えなきゃならんのだ、疲れた、時差ぼけだ、体調崩したなどと言おうものなら・・・
 あー、会社の話は考えるのやめとこか。
 確かにこの旅はハードスケジュールだったけど毎朝同じ時間に起きて、おいしい朝食を友達と楽しく食べ、昼間はからだを動かし、睡眠時間もしっかり確保できたので、体調はすこぶるよかった私。たまにはこうして長期の旅に出て、リフレッシュすることも必要ですね。

 話がそれましたが、この大雪。ちょっと歩きにくかったです。結構つるつる滑ったしね。でも近藤さんはひょいひょいと飛ぶように歩いてらっしゃいました。
 「あーっ、コケて怪我しないでくださいよー、あなたアーティストなんですから!」
 と注意をするも、
 「だーいじょうぶですよ~~」とひょいひょい。
 ま、この日も適当に話をしましたが、よく覚えてないです。アニメ番組の話をしたかなぁ。ホテルの部屋でテレビつけたら「みつばちマーヤ」(みなしごハッチではないですヨ、お間違いなきよう)や「カリメロ」が放映されてたのです。カリメロ(タマゴの殻を頭にかぶった黒いヒヨコ?)、私、大好きだったんだよねー。
 近藤さんも歳おんなじくらいだから知ってるかなーと思ったけど、話弾まず。どうやら彼はテレビも見ずにピアノの練習に明け暮れていたようだ。
 「そんなことはない、ゴレンジャーなら知っている」と言っていたけどね。さらに「留学中はアタックNO.1も映ってましたよ」と。
 「見てたんですか!?」と聞いたら「見てない」だって。つまんないの~~~
 育ちの差を実感させられた1日でございました

 ま、そんなところかなぁ・・・記憶が・・・ごめんなさいです。

 そして次はお土産店へ。近藤さんと一緒にお土産ショッピングです。
 


なんとか・・・

2007-01-20 18:06:49 | ピアノ
 去年の9月頃から練習しております、ドビュッシーの「夢」。
 仕上げの段階に入りつつあります。なんとか最後まで弾けるようになりました。途中でなんども間違えつつ、速度を落としつつ・・・ですが。

 ドビュッシーに手を出すのは数年早かったと思います。何年もかけて指がピアノ仕様に鍛えられてから弾くべきです。
 今は特に手が冷たくなるので余計に弾きにくいカンジ。←単なる言い訳か

 でもやーっぱりこの曲、好きだわー。
 新しい小節に進むたびに驚きと感動の連続でした。
「この音とこの音を同時に弾くの?えー、なんかおかしくない?」
 なんて思いながら鍵盤を押さえてみると、ああらビックリ!
「うわ!すごいきれいな響き!へえーーーっ!」
 というような感じです。まるで魔法ですね、ドビュッシーの曲って。

 もうしばらくこの曲に取り組みたいと思いますが、次はどんな曲をやろうかなぁ。映画音楽とかも弾いてみたいし・・・母が「タラのテーマ」(風と共に去りぬのテーマ)が大好きで、昔私が吹奏楽をやっていたとき「今度の定演でタラのテーマやってーな!」と何度も懇願されたのですが、吹奏楽は個人戦ではないので・・・選曲については上の人間が決めること。
 ピアノはその点が自由でいいですね。自分で曲を決められるところが。もちろん技術がともなわないのでよりどりみどりというわけにはいきませんが。
 タラのテーマでいい楽譜がないかなぁと思っているのですが、難しいかなぁ。 

 ショパンのワルツ10番も弾いてみたい。
 ショパンのワルツってあんまり興味ないけど、唯一、10番は好きです。
 この曲は小学生の時、友達がよく弾いていた曲で、「いいなーこの曲」と思っていました。それが「ショパン作曲のワルツ10番」という題名だったことは大人になってから知ったのですが、機会があればこの曲にもチャレンジしたいです。

いまいちノラナイ日々

2007-01-17 22:40:57 | エトセトラ(哀)
 先日、上司との面談あり。

 上司:「どうですか、最近は?」
 私:「・・・・・・」
 上司:「かなりつらいでしょ?」
 私:「厳しいですね」
 上司:「数字に出てますからね。11月と比べて12月、Kさんの生産性はがたんと落ちてます」
 私:「自分でもわかります。12月は他の人より残業をしすぎました」
 上司:「ま、12月だからね。40時間以内に抑えてくれたからよしとしましょう」 

 言われなくてもわかってることを言われるのはなんともツライものであります。そしてこちらに非がある場合はなおさらです。
 
 今、4人で同じチームを組んで仕事してますが、1人はこのチームに入って3年目、もう1人は2年目、あとひとりは他のチームとこのチームを行ったりきたり足かけ2年くらい?
 私は去年の11月からなので2ヶ月ちょっと。
 
 会社とは利益追求が最大の使命でありますから、こなした件数はいくらで、それにかかった時間はどれくらいで、結果、会社にこれだけの利益をもたらした、と個人個人のデータはきっちりと管理職たちが把握しています。今の上司はまだやんわり系ですが、前の上司は査定の時期になるとひとりひとりの生産性をストップウォッチで測っていましたから。 

 上司:「やっていけそうですか?」

 やってけないと言ったらどーかしてくれるん?

 上司:「やってけないと言われても困りますけどね。やってってもらわないとダメですから」
 私「そうですね。仕事じたいは嫌いではないのでやっていきたいです」
 上司:「とりあえず(4人のうちで)3位を目指しましょうか。3位の人との差は今のところ1時間1件です。1時間1件とはいえ、1日で考えると結構な差ですからね」

 ハァ~、世の中全て数字なのねー。

 今に見ていろ・・・桜が咲く頃には余裕で3位になってやる。

 でもとりあえず2位とか1位を目指すのはやめときます。

 突然ですがここでクイズです。
 我々が住む地球、坂道は「登り坂」と「下り坂」、どちらの方が多いと思いますか?

 答えは「同じ」です。
 そりゃそーです。北から登った坂道は南から登ってきた人にとっては下り坂。
 それに登りっぱなしの坂、下りっぱなしの坂なんて存在しません。登りっぱなしの坂なら空を突きぬけてしまうだろうし、下りっぱなしの坂なら地球の下まで突き抜けるでしょうから。ありえない。

 このクイズは数年前、登山中にダンナから出されたものです。
 深い意味はなく、単なる退屈しのぎのための出題だったと思うのですが、コレは使えるなぁと思い、自分なりに味をつけ、何かの折には思い出したりしています。

 登りの後には必ず下り←絶好調な時ほど思慮深く。次に来るであろう下りの運気に備えて心と体を鍛えておこう。

 下りの後には必ず登り←とにかく気持ちを明るく・気長に待とう。谷が深ければ深いほどでっかい登りが控えているものです。そこから眺める景色の素晴らしいことを想像し、わくわくしよう。その登り坂を元気いっぱいに登れるようにしっかりからだを休めておこう。

 わかりにくかったですかね・・・簡潔に言うと、
 長い人生において、幸運(登り坂)と不運(下り坂)は同量。なので不運は幸運の前ぶれだということでそれほど気に病む必要もないということです!

 あー、早くあったかくならないかなー。
 寒いとよけいにめげるわぁ。古傷(顔面麻痺)がうずくしねえ。顔全部にマフラーして出かけたい心境ですが。
 目出し帽、流行せえへんかなぁ。。。←それこそありえない。
 あったかくていいのになぁ・・・目出し帽・・・流行せえへんかなぁ←だからありえないっつーの。
 

ザルツブルグ・1日目(その4)

2007-01-14 21:08:31 | 旅(海外)

 夕食食べて部屋に戻り、ふぅっとひと息ついていたところ、夢子ちゃんが他の部屋のお友達・☆さんに電話を(かけたのかかかってきたのかは忘れました)。

 夢:「明日は頑張らなきゃ!ね?」

 ん?何を頑張るのだ?

 聞いてみると・・・☆さんは今日の観光で近藤さんとほとんど話ができなかったのでかなり落ち込んでいるらしい。えーっ!なんで!?日頃はあんなに快活な☆さんが?
 ☆さんの所属している1台目のバスチームの方々はおとなしい人が多いらしく、近藤さんに話しかける人はほとんどいないとのこと。
 えー?そうなん?2台目バスチームはみんな積極的やでー。グループが違っただけでこうも雰囲気違うとは。皆さんがおとなしいので、なかなか話しかける雰囲気ではないとのことらしい。そうか、それはつらいな。
 でも、こうとも考えられる。話しかける人がほとんどおらず、近藤さんがひとりぼっち状態ならばそれこそ・・・チャンスではないか???

 と、私なぞは思ったりするのであるが、コンファンの常識ではそうではないらしい。
 そんな常識、くつがえしてしまえー!ってゆーか、近藤さんがせっかく「ファンのために」とお疲れのところを我々と観光してくださっているのであるから、こちらは思いきり楽しんだらいいんでは? 
 それに何より、主役がそこにいるのに話をしないとは・・・それはかえって失礼なことなんでは?

 あっこちゃん、☆さんを励ましてあげて、と夢子ちゃんが言うので電話をかわる。
 で、上記のようなことを説明し、「こっちからどんどん話しかければいいんだよ、だってこれはそういう企画なんだし、近藤さんにとってはそれが仕事で、こっちはその仕事に対してお金も払っているのだし、遠慮することないよ」と言ってみた。
 ☆さん:「わかってる、わかってるよー。でもほんとにそんな雰囲気じゃないのよー、あっこちゃんだってこっちに来ればわかるよ。みんなほんとにおとなしいんだから」
 あっこ:「そんなこと言ってるとまた『壁』ができるよ、近藤さんだって言ってたでしょ?『僕は気軽に構えてるつもりだけど、ファンの皆さんが壁を作ってしまわれるので・・・』って。そのうち『皆さん、あまり楽しそうではないのでこういう企画は今後ヤメにしましょうか』なんてことになったらどーすんの!?」

 と、私も私なりに必死なのである。また以前みたいに「遠巻きで見守るべし」なんて雰囲気になったら・・・またアタイ、異端児になってしまうではないか! もぅイヤ。普通に話しかけるだけなのに『ホレ!行くぞーっ!!』みたいに気合入れ、あんなに緊張するのは。。。
 だってしゃべりたいもん!ファンも普通の人間、気軽に話ができたら近藤さんのことをますます好きになり、そして近藤さんがたくさんのファンに囲まれて、どんどん売れて、そして世界中で演奏するのを見たいもん!いつまでもこんなふうについていきたいもん!!!

 とにかく頑張ってね!と言いつつ電話を一旦切る。緊張するのはわかるけど、頑張ってくれないと困るよっ。

 夢:「☆さん、今頃言ってるよ・・・『あっこちゃんは全然わかってない!』って」
 あ:「うん、そう思う」

 ってなわけでもう一度☆さんの部屋に電話。

 あ:「今からそっちへ行くから!あなたは説教部屋行きです!」

 夢:「説教部屋~ぁ?ぴったりかも」

 というわけで夢子ちゃんと☆さんの部屋へ向かう。

 ところが・・・部屋を訪れてまもなくすると、まきころちゃんが登場。さぁ今宵もフリフリですよーってことになる。
 というのは、まきころちゃんは皆様もご存知のとおり、フリフリロリータファッションで有名。今回のツアーでは毎夜のごとくあちこちの部屋で、皆がまきころちゃんの服を借り、写真を撮る、というイベントが行われているのでありました。そのことは知っていたのですが、我々は毎晩外で飲んだりオペラ観に行ったりして外出していたので参加できずにいたのでした。で、「あっこさんと夢子さんにも着てほしいの。昨日も待ってたのにー」と言われていたのです。
 フリフリロリータ・・・まきころちゃんが着るとかわいいけど、アタシたちには無理よねーと思ってたのですが、ここへ来てとうとうフリフリを着るはめに。

 白のフリフリブラウスを差し出されるままに着用。次は黒のジャンパースカート。こちらもフリフリがいっぱい。ズボンを脱ぐと、

 一同:「わ、あっこちゃん、黒のハイソックスはいてる!この衣裳にピッタリじゃん!渋っているようにみえて、実は着る気まんまんじゃないのー?これ着るつもりでわざわざはいて来たんでしょー?」

 断じてそんなことはない!黒のハイソックスはいてたのは寒いからで、これは単なる偶然・・・
 そして頭には白いカチューシャ、これもまきころちゃんに言われるままにつける。

 うわ、こんなん絶対似合わないって・・・恥ずかしいって!
 と、洗面所にかけこみ、鏡を見た。

 アレッ!
 ・・・・・・アタシ、結構イケテルかも??? めっちゃかわいーかも???
 

 ま:「よく似合うわ~。でね、これを着たときはね、こういうポーズを」
 と、両手をグーにして顔の横へ、首はややかしげて・・・と、まきころちゃんはポーズの取り方も指導、すっかり監督のようである。
 夢子ちゃんもまきころちゃんの指導で別の衣裳を着用。えーっ!かわいい、かわいいよー。
 一同異様に盛り上がる。写真を撮り、撮られ、次から次へと着る。最初渋っていた自分はとおにどこかへ行ってしまい、次はあれ、あれも着たい~~!

 ・・・アレ?アタシ、何しに来たんだっけ・・・確か説教しに来たんではなかったっけ?

 まぁそんなことはどうでもよい。ひととおり着終わったあと、今までの実績(毎晩いろんな人が着たのを撮影したまきころちゃんのデジカメ)を見せてもらった。
 あの人も!まぁこの人も!!みんなみんなかわいい!似合ってるわーーー!みんなすっかりその気でポーズ取ってるしぃ

 やはりいくつになっても女は女。かわいい服は着てみたいもの。
 でも「もう歳だし」「似合わないし」とか思いつつ、いまやもうはるか昔のことになってしまった娘時代をなつかしみ、生活しているのである。
 その秘めた潜在意識をまきころちゃんは解放してくれたのであります。

 楽しかったわー、まきころちゃん、ありがとう!
 また次のツアーでよろしくね。楽しみにしているワ!

 じゃあ明日も早いし、このへんでお開きねー!
 ってなわけで解散。夢子ちゃんと部屋に戻る。

 夢:「で、何しに行ったんだっけ?確か説教しに行ったんでは?」

 まぁそんなことはどうでもよい。
 

 というわけでザルツブルグ1日目レポ、ようやく終わり。(フリフリファッションショーは翌日もあり。詳細は後日にレポします)
 


 

 


ザルツブルグ・1日目(その3)

2007-01-12 23:40:08 | 旅(海外)

 さて。忘れた頃にウィーン旅行ネタを更新いたします。
 画面左端にある「カテゴリ」の旅(海外)をクリックしていただければ今までの流れがわかりやすいので、そうしてくださいませ。


 楽しかったザルツブルグ市内観光も終わり、ホテルへ帰りました。
 スーツケースが届いているのを確認できないまま観光に行っちまった私でしたが、たぶん大丈夫だろう。
 夢子ちゃんとふたりで部屋に入ると、スーツケースがふたつ並べて置いてありました。

 しかし・・・・・・

 これ、私のじゃない

 夢子ちゃんのはちゃんと届いていたけれど、もうひとつのスーツケースは私のとは全然違う色をしてた。

 えーーーん、どこまでもツイテないーーー。
 私のスーツケース、どこへ持っていかれたんだろう。今からどうやって探せばよいのだぁ!!
 ・・・ところでこのスーツケースはいったい誰の?
 ついていた名札を見て納得。同じツアーのKさんのものでした。Kさんと私は苗字が同じ、名前は一文字違いという、限りなく同姓同名に近い感じなのです。
 これは間違えるわなぁ。外国人ならなおさらやなぁ。きっとKさんの部屋に行けば私のスーツケースがあるだろう。

 というわけでNさん(事務所のスタッフ)にKさんのお部屋番号を教えてもらいに行くことにした。部屋番号がわからないことにはスーツケースを取りに行くことも電話をかけることもできないし。
 お疲れ気味の夢子ちゃんには部屋で休んでもらって、ひとりでロビーに行く。

 いろいろと忙しく働いていらっしゃるNさん発見。本当にお疲れ様です。このツアー、やっぱり添乗員つけるべきだったよなぁ。Nさん、かわいそすぎるで、こんな大人数を一手に引き受けるなんてー。しかもトラブル続出やし。
 そんなことはさておき、少し離れて近藤さんの姿あり。Nさんがホテルの人たちと話をしている横でひとりでお待ちになっていた。

 フフフ・・・
 これはラッキーだ。周りにはファンの姿はひとりもない。ひとりじめのチャンス
 え?ズルいって!?何をおっしゃる。私は被害者なのである。これは正当な理由があってひとりじめするのであるから、まぁそぅ目くじら立てなさんな。

 と思いつつもまずはNさんに事情を説明する、イマイチ度胸のないアタシ。Kさんの部屋を調べてもらって電話をかけてもらうことにした。
 そしてロビーで近藤さんとふたりきり。

 フフフ・・・いやこれは正当な理由があって

 どうしたの、と声をかけられたので近藤さんに事情を説明。

 スーツケースがないんです・・・部屋にはOXA子さんのスーツケースが届いてるんです・・・たぶん名前が・・・

 えーっ!!!何それーーーッ!!!
 
 近藤さん、かなり素っ頓狂な感じ。

 たぶん、名前がすごく似てるし間違えられたんだと思います。。。たぶんA子さんのとこに私のがあるんじゃないかと・・・

 (ポーターは)あっこさんとA子さんの名前を間違えた。あっこさんのところにはA子さんのスーツケースがある、ということはA子さんのところにあっこさんのがあるかもしれないってことだね、そーだね?

 と、近藤さんは問題点を整理しだした。彼の緻密な音楽構成は、このように普段から論理だててものごとを解決しようとする姿勢からなりたっているのだろう。
 そこへNさんが電話から戻ってきて、「出かけてるみたい、誰も電話に出ないわ」
 
 あっ!そーだった!そういえばKさんは「お買い物したいから」と言って、バスには乗らずにお友達と街へ出て行かれたんだった。 今、思い出した。
 ではホテルの人に言っておきましょう、ということになりかけたのですが、

 いいです、いいです。部屋さえわかればあとは私が自分で連絡してみますから。別に急がないしいいです。

 と、ずらかろうとしたが、そのようなウヤムヤな行いを近藤さんは許してはくれないのだった。

 確認しといた方がいいよ!
 だって、待ってたらいつになるかわかんないよ!
 夜中まで帰ってこないかもしれないよ!
 ほら、今ごろ
街で飲み狂ってるかもしんないよ!!!

 飲み狂うって・・・・・・←Nさんのつぶやき。

 飲み狂うって・・・・・・←面白い言葉だな(あっこの胸のうち・ぜひともあなたと飲み狂ってみたい)

 ホテルの人は全部の部屋のマスターキーを持ってますから、今開けてもらって確認しましょうということになり、再びNさんはフロントへ。

 外国人ってほんっとにいい加減なんだから!
 そうですよねぇ・・・外国の人って仕事がいい加減ですよね。←仕事柄、そのことはよぅく知っている私。
 ほんっとにいい加減!*** 中略 *** でさ、ぜーったい謝らないんだから!!

 気がつけば近藤さん、私より数倍怒っていた。
 その熱気は昨日の「熱情ソナタ」そのものといった感じだった・・・実はああ見えて意外と血の気多い人なのかも・・・とか思った。。。

 面白かった。

 そしてホテルの人に鍵をもらい、Kさんの部屋へ行くことになり、3人でエレベーターに乗りました。うほほ、この密室に3人、しかもそのうちのひとりは近藤さん 途中で降りていかれたけれど、よかったねー、これで安心!と言わんばかりの笑顔で手を振ってくれました。気がつけば近藤さん、私より喜んでいた感じ?

 ほんっとにいい人なのねー

 そしてNさんと一緒にKさんのお部屋に失礼させてもらいました。やっぱり私のスーツケースはそこにありました。めでたしでした。

 無事解決したので部屋に戻り、夢子ちゃんとそおしさんと飲みにいこーってことで街へ繰り出すことにした。適当によさげな店を見つけて入ってみました。どうやらイタリアンレストランのようでした。
 


 パスタとかピザとかと一緒に食べたのがウィーン名物:ウィンナ・シュニッツェル。要するにうすーく伸ばしたトンカツなのですが、日本で食べるトンカツとは全然違うのです。衣がほんのり甘くておいしい!レモン汁をかけていただきます。

 おなかいっぱいになると3人とも睡魔に襲われ・・・まだまだ飲み足らないけれど帰ることにした。
 ホテルまで歩いて帰ろうと思ったけど、雪が・・・しだいにぼたん雪に・・・これは耐えられん!タクシーをつかまえました。
 明日も朝から観光だしね、今日は早く寝ましょうか。おやすみなさーい!

 の、はずだったんですが・・・ザルツブルグの夜はまだまだ続くのであった。このあと大変刺激的なイベントに参加することになったのでした。つづく。