夜にポテチ

休日前夜、夜更かししてポテチをつまむ、あの「怠惰な感じ」で綴る日常

淑女の集い

2006-12-31 15:51:19 | エトセトラ(楽)

 毎年恒例、「淑女の集い」が我が家で開催されました。
 メンバーは高校時代の部活仲間、りんごちゃんとFちゃんです。
 凝った手料理でもてなしたいところですが、ご存知のとおり料理は全然ダメなので、毎年鍋をしています。
 今年は「葛鍋」をしてみました。

 しょうゆベースのスープにしょうが汁を加え、吉野葛でとろみをつけました。具は白菜、水菜、えのき、豆腐、豚肉、タラ、最後は京うどん(普通のうどんよりちょっと細い)で。
 毎年なんの鍋にしようか悩むところですが、直太朗のファンクラブ通信見ていたら、「ほうれん草と豚肉の葛仕立て・ポン酢でどうぞ」みたいなレシピが載っていて、これを鍋に応用できないか?しょうが汁なんて入れたらあったまっていいかも 豚としょうがって相性いいしね
 と、思いつき、適当に作ってみた。
 なかなかおいしかったですよ。「あっこちゃんて、実は料理ウマイんちゃうん?」なーんて言ってもらえました。ホホホ←と、軽く笑いながらも実はめっちゃ喜んでる私。

 鍋のあとはお菓子タイム。結局朝の5時くらいまでしゃべってました。話の内容はヒミツということで。
 今年も三人、元気に集まれてよかったです。


二兎追い (その1)

2006-12-29 22:45:46 | 音楽(art)
 「ミシュクが贈る2大ピアノ協奏曲」

 ショパン:ピアノ協奏曲第2番
 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番

 レニングラード国立歌劇場管弦楽団 
 指揮:アンドレイ・アニハーノフ
 ピアノ:ウラジミル・ミシュク

 12月28日(木) 午後2時開演 東京オペラシティコンサートホール


 仕事納めの翌日から早速行動開始。
 花の大トーキョーへ飛ぶ。
 今日は1年をしめくくるにふさわしい、ミシュクと近藤さんのコラボであります。共演ではないですけど、私の心の中ではまさにコラボです。

 座席は1階席の●列目1番でした。一番端っこでした・・・この席に8000円も払ったのはちょっともったいなかったな。特にラフマニノフの曲の時、ショパンの時には普通に椅子にもたれて聴いてた斜め前の親子が身を乗り出して聴き始め、ちょうどピアノと指揮の視界をふさぎ、しかも頭を上下左右に動かすので、
 普通にもたれて聴かんかい、おんどりゃー!!って感じでした。

 ショパンの曲はちょっと眠気入ってしまいました。
 知らない曲だし、単調な曲でほとんど印象に残らず・・・。2番じゃなくて1番をやってほしかったなぁ。

 休憩をはさんで第2部開幕。
 の前に、客席から叫び声が・・・

 おじさんが英語でリラックス!!リラックス!!アーユーオーケー!?
 と・・・

 どういう意味なのかな・・・確かに今回もミシュクは手がめっちゃ震えてるような感じでしたが、あれは緊張してるからじゃないのになー(と思っている私)、だってショパンも堂々と弾いてたし。

 東京、やっぱりコワイかも・・・ううん、あれは激励の叫び声だったんだろう。

 そしてラフマニノフの2番始まる。今回はピアノから離れた席なのでバランスよく全てが聴こえてよかったです。
 ミシュク様、やっぱり素敵でした
 上手いよなーと、思うことはそれだけでございました。地に足のついた確実さ、堂々とした響き、オケをバックにしててもあの強烈な存在感には心奪われます。
 大阪のときと同じく、ブラヴォーの叫び声。スタンディングしてる人も結構いました。

 アンコールは1曲のみ。オケの演奏はなくて、ミシュクのソロ。ラッキー!!
 しかもしかも!ラ・カンパネラよっ
 はぁ~~~ やっぱりイイわ。あのカンパネラ聴いたら他の人のは聴けんやろと私は思う。最後疲れきったのか変な音が鳴ってたけど、2曲も大曲をコンチェルトしたらそりゃあ疲れるやろう。すごい精神力だなぁ。

 東京オペラシティ、初めて行きましたがとても素敵なホールでした。
 終演後は地下のファミレスに入り、近藤さんへのプレゼントに添えるメッセージを書くことに。前もって書いていけばいいものを、いつもいつも当日にならなければ書く気力が出ない私です。

 しかし・・・すでにミシュク様のことで頭がいっぱいになってる私。頭がなかなか切りかわらない・・・心身ともに忙しい・・・やはり二兎を追うには体力気力が要るなぁ。

「どちらかひとりにしなさい!ホンマにアンタ、いい加減にしときや!」

 と、前日に電話で母に叱咤されたが、ひとりに絞るなど現時点では到底無理です。悪いオンナでしょうか、わたし。

 なんとかギリギリにメッセージを書き終え。広尾へGO!
 あぁ忙しい。でもしあわせだ。
 

 
 

 

仕事納め

2006-12-27 23:15:35 | エトセトラ(哀)

 とりあえず今年のお勤めは終わりです。
 今週の月曜がピークでした。
 朝から休憩も取れず、ぶっ通しで働く。やらなければいけないことがあまりに多すぎてミスを2件おかしました。
 どうして、怖いお客さんのに限ってミスをおかすのでしょうね・・・

 やれやれ峠はなんとか越えたぞ、と帰途につく。
 同僚とふたりで電車に乗りましたが、彼女が私に何を話しているのかはわかるのですが、自分がどう答えているのかがわからないのです。答えてる自分の声が聞こえないのですよ、疲れすぎて。
 電車乗換えでワレにかえったので彼女にメールしました。言い訳しとかないと絶対『変なヒト』と思われてるっ!!しかし彼女からは返事なし。

 そして家に帰り着き、ソファで意識不明に陥る。
 しばらくして、カシャッ、カシャッと音がするので目を開けるとダンナが私をケータイのカメラで撮っているのでした。
 起き上がろうにも起き上がれず。 私の腹には約8キロの物体が。。。 



 



 ネコの邪魔にならないようにと手を首元までひきあげているのが我ながら哀れである・・・。
 社会人のみなさん、今年もよくがんばりましたね。お正月はのんびりしましょうね。


ミシュク様

2006-12-27 22:41:32 | 音楽(art)

  ミシュク  月光 

 

 
(上の写真の解説)
 何ヶ月か前、ある情報誌を見ていたらミシュクのリサイタルの記事が出てました。
 12月16日か・・・忙しい時期だし、会社休めるかどうか微妙やなぁということで、「行けたら行こう」てな感じで、記事をちぎって財布の中に数ヶ月間、大事にしまっていたのでした。 

 念願かない、行ってきました!

 

 

 ベートーヴェン:ピアノソナタ第14番 「月光」

 モーツァルト:幻想曲ニ短調 K.397

 ドビュッシー:「月の光」、「亜麻色の髪の乙女」

 クライスラー/ラフマニノフ:「愛の喜び」「愛の悲しみ」

 リスト:「ハンガリー狂詩曲第2番」、「愛の夢」、「ラ・カンパネラ」

 ショパン:ノクターン第2番、第20番「遺作」、エチュード「別れの曲」、「革命」、
「木枯らし」、ポロネーズ第6番「英雄」

 
 2006年12月16日(土) 17時開演 太子町あすかホールにて 


 

 太子町って河内長野の方かと思っていたのですが、姫路からバスで30分という、とんでもない僻地であることが判明。家から2時間以上かかるなぁ・・・でもこれ逃したらしばらくソロで聴けないしなぁ。
 というわけで母を旅のおともに、行ってまいりました。
 遠かった・・・いいホールでしたが、行くのはもぅイヤや。。。

 しかしこのリサイタル・・・「ミシュク・月光」って・・・チラシも見てよ・・・ベートーヴェンの「月光」&ドビュッシーの「月の光」がことさらにでかい文字で強調してあり、ミシュクの背景にはきれいなお月様が・・・

 キャラ、かぶってるんですけど?

(上記セリフの解説)
 マイHPでも書いたんですが、近藤さんは私にとってお月様のイメージなのです。静かにこうこうと・高い空で優しく輝く・・・
 近藤さんといえば『月光』、だから他の人がこの曲を弾くのを見ると「取られた!」って思ってしまう私。

 今回、曲を取られたばかりでなく、ビジュアル面でも取られたような気に。
 いくらミシュク様と言えども、それはやりすぎやろ。
 上から近藤さんの写真貼り付けたろかと思った 
 
 ・・・・・・無駄話はやめて本題へ移りましょう。

 「月光」はミシュクが弾くととても重厚でした。低音がすごくよく響いてて。他の曲もそうでしたが、「低音がきれいなピアニストだな」って思いました。
 怖そうな顔で弾くけど・・・でも安心して聴けるって感じ。
 あーでも、もうちょっと笑ってくれるといいのになぁ。舞台に出てきてもお辞儀もそこそこにすぐに椅子に座って弾き始めてました。「ピアノしか見てない」「ピアノしか見えない」というような、ハンパでないピアノへの情熱を感じました。

 ドビュッシーは優しさあふれた音色。。。ぽわ~ん
 ミシュクって顔は怖いけど本当は優しい人なのかも・・・なーんて思ってしまいましたねえ。
 さらさらっとした弾き方ではなくて、ひとつひとつ考え込みながらじっくり弾いている感じ。

 「作品はそれ自体がもともと素晴らしいのだから、演奏者はその美しさをただ『発見』するだけでいい」(この日購入したパンフレットに載ってたインタビュー記事より)

 いいこと言うなぁ・・・謙虚やなぁ

 「愛の喜び」&「愛の悲しみ」
 ロマンチック路線なプログラムやなー、濃いなぁ(いい意味で)と思っていたら後半はリストとショパン。
 ハンガリー狂詩曲の2番。低音がとっても素敵なミシュクですから・・・それはもう、、、めちゃかっこよかったです!どっしりとしててブレがなくて「カンペキ」ってこういうことを言うんだなとひたすら感心。

 「ラ・カンパネラ」
 今回、一番聴いてみたかった曲です。
 実はわたくし、この曲は誰が弾いても同じように聴こえる気がし、しかも曲想がギンギンガンガンとウルさいので好きじゃないんです。
 でもミシュクなら、もしかしたら・・・私好みの演奏をしてくれるんじゃなかろうかとなんの根拠もなく思っていました。

 キタ!!!

 なんて繊細なんでしょう!鐘の音がちっともウルさくないの!えーっ、なんで!?なんでこんなに優しく華麗に弾けるのーっ???
 はぁ~(ためいき)。もう言葉は要りません。

 最後はショパンの有名どころを数曲。
 骨太だけど暗くなく、ロマンティックだけど甘ったるくない。
 もっともっとこの人のショパン、聴いてみたいな。来年はオールショパンプログラム組んでくれないかなー。

 というわけで、わくわくどきどきの2時間でした。

 終演後はサイン会やってました。
 母に「ミシュク、怖いやろぉ・・・」とヒソヒソ囁きながら見学してました。いえ、もちろん私もパンフレットにサインをしてもらいましたけれど、ロシア語全然わかんないし「サンキュー」で終わり。聞こえたのか聞こえてないのか、ミシュクは「ん」と固い表情でうなずいたような。サインするのも超高速。ささっと書いてハイ次!みたいな感じでした
 しばらく見ていると、握手を求めている人がいて、そしたら右手はペンを持ったまま左手でガシッツと・・・ファンの手の甲をわしづかみにしていて・・・その拍子にミシュクの袖からは大きな腕時計がギラっと見え・・・

 怖い 怖すぎる・・・
 うぇーーーん  帰りたいよぅ、近藤さんのトコロへ・・・ ←?

 が、最後の方、永年のファンらしき女性たちが紙袋に入れたプレゼントを渡しており・・・なんとなんと、ミシュクはその紙袋を嬉しそうに覗き込み・・・ニコーっと笑顔。

 か、か、可愛いッ
 少年のような、ううん、まるで赤ちゃんがにこーって笑うみたいにめっちゃくちゃ可愛かったのですヨ。
 
 いや~~~ん、ミシュク!もっともっと笑えばいいのにー

 いやぁホンマにあの笑顔を出し惜しみするのはもったいないですわ。

 帰り道、早速計画を。
 あの笑顔を、私にも向けさせてみせる!!!
 
 鳴かぬなら 鳴かせてみせよう ホトトギス ってか!!!
 と、結局はこうなってしまうのが私の悪いところである。