abyman の折り紙と日記

折り紙、本、旅の日記

折り紙と中秋の名月の日記

2017-10-07 20:38:24 | 日記
今年の中秋の名月は雨だった。
ぼくは、空を見上げてため息をついた。

次の日も真っ暗な雲を眺めながら歩いていたら、
黒いうろこ雲の間を満月が見え隠れしていた。
それは、ほんの5分ぐらいの瞬間だった。
ぼくはなんてツイてるんだろう!
歩道の真ん中で立ち竦んでいるぼくを、迷惑そうに通り過ぎる人たち。
きっとぼくのことを不審者だと思っていたと思う。

中国の古代、中秋の名月の日に、
可愛い女の子が月に拐われるという伝説がある。
中秋の名月の日には幼い女の子は外に出てはいけないのだそうだ。
そうなんだと思ってから、
中秋の名月の日には月を眺めながら、可愛い女の子に、
「月が綺麗だよ」
とメールすることにしている。

かぐや姫の伝説は中秋の名月の伝説から来ているらしい?
ほんとに月に召されたら大変だとは思うのだけど、
これってやっぱりロマンチックだと思うのだ。

今日の月を見ている。
十六夜の月。
ぼくは鶴見川の土手に座りながら見ている。
月とぼくは一つになる。

月は3歳の時死んだぼくの母さんの化身だと思う。月に向かって、
「母ちゃん、いつもぼくを見守ってくれてありがとう」
と語りかける。