改めて、そして最後の三沢さん追悼。そしてNOAHは新役員人事。

昨日書いた三沢選手お別れ会の記事、
読み返してみるとなんか淡々として、ただのレポートになっちゃったなあと反省しています。
ただ、本当に偉大な人を亡くした無念さと、
そんな偉大な人の試合を何度も何度も見たんだぜ、っていう誇らしさが私の中に同居していました。
プロレスの神様になって、馬場さん、鶴田さんらと共に、日本のプロレスを守ってください。

ところでそのお別れ会、いろんな報道を見ていると、
まず物凄い行列だったので、警察からかなり進行を急かされていたようですね。
確かに開始直後まだ私が並んでいないとき、状況を見ようと反対側の道路から眺めた時も、警察、消防が指導していましたし、
行列で並んでやっと会場の駐車場まで来たときも、警察が指導していましたね。
やはり数万人もの人が道路に並ぶのは良くないのでしょう。
倒れた人も出たようですし、何が起こるかわかりませんからね。
行列が一気に動いたのは警察の指導の賜物かもしれません。

その点においてはやはりイベントとしては無理もあったかもしれません。
馬場さんのときは逝去から2ヶ月半置いてからのイベントでしたし、
日本武道館だったので、道路に並ぶ事態にはなりませんでした。猛烈な行列ではあったけど。
でも、この道路への大行列、有明から勝どきまでできた人の波は、
三沢選手が最後に残した伝説ですよ。どんだけの人に愛されていたんだ。

思えば、プロレス界、いろんな選手がいます。私もNOAHでもNOAHじゃなくても好きな選手、嫌いな選手はいますが、
「三沢は嫌いだ」という人は見たことがありません。選手・ファン問わず、です。
そういう個人的な好き嫌いがリングに持ち込まれることも少なくないプロレス界ですが、
三沢選手は全く無縁でした。
ファイトスタイルは怪我も多かったので、批判されることもあったと思いますが、
人間的な部分で三沢選手を嫌った人はこの世に1人もいないのではないでしょうか？

徳光和夫が弔辞で「総理大臣になってもいいぐらいの人物だった」という主旨のことを言ったようですが、本当に同感です。
人間的にもできた、周囲を引っ張れる、それでいて親しみやすく、何より本業で強い。
こんな人、あといますか。
比較はナンセンスかもしれませんが、まず力道山、猪木は敵も多かった。大仁田は過激すぎた。
馬場さんは敵はいなかったが、経営はちょっと保守的過ぎた（それが悪いということではないけど）。
でも三沢は外とも積極的に交流した。
そういう点では過去の大物よりもプロレス界にとっては惜しい人材だったと言えます。

本当に惜しい…
今度三沢選手のDVD-BOXが発売になるようですが、買いですね。

でも、私も追悼はここまでにしたいと思います。
NOAHでは昨日の選手会大会を経て、日曜12日から新シリーズも開幕。
さらについさっきHPのぞいたら、新役員人事が決定。
田上を新社長とし、小橋、丸藤を取締役副社長に。森嶋も取締役。フロントも2名常務と取締役の役員に。
新たなNOAHのスタートです。
皆で応援していきましょうよ。だから、NOAHも分裂とかしないでね。絶対に。

三沢選手のことは一生忘れず心に留めて、これからは新生NOAHを一生応援していきます。