日本代表の2010年ワールドカップが終わった。チーム一丸となり、格上パラグアイに挑んだが、一歩及ばずPK戦で敗れた。実に惜しい、文字通り惜敗だった。
大会前の悪評判を覆す躍進を見せた背景には様々な理由があろう。しかし岡田監督のぶれなかった指示。そして自主性を持ち、自ら局面を切り開いた各選手の力が、このチームを変え、ここまで来たのだろう。決してスパースターがぐいぐい引っ張ってきたわけでもなく、個人の力を集めてひとつにしたことが勝因である。
試合終了後、多くの選手が涙でピッチを歩き、互いの健闘をたたえあうシーンがあった。中でも最後にPKを外してしまった駒野の肩を抱き、一緒に涙を浮かべる松井の姿が印象的だ。予選リーグ、そしてこの試合、駒野がどれだけ走り、体を張ってゴールを守ってきたか、松井だけでなく、みんながわかっている。駒野を戦犯にするのはやめよう。責めるのはやめよう。あれはミスではなく、必然の結果だったのだろうから。
目の前にぶらさがっていたベスト8。しかしそれはやはり大きな壁であり、遠いゴールだった。パラグアイは以前の大会でフランスに同じようにPKで敗れている。その悔しさがあったからこそ、今回は日本に勝てたのだろう。サッカーとはそういうもの。ひとつひとつ経験を積み、強くなっていくのだ。そう甘いものじゃあない。そういう意味で言えば、今回のPK負けと予選リーグでの活躍は未来に繋がる390分だったのだ。この経験と悔しさが次の世代の夢を開く。それ以外に成長の術はあり得ないのだ。だから僕自身、悔しさよりすがすがしさが心に一杯である。これでいいのだ。
さあワールドカップはここからが本番。やはり強い8チームが残った。現時点での世界の8強がぶつかるガチンコ勝負を見逃してはいけない。ワールドカップは終わってないんですよ、みなさん!燃え尽きるのはまだ早い!!多くの悔しい経験を乗り越えたチーム達の戦いを目撃しましょう!
さて最後にワールドカップ関連で苦言を2つ。まず1つ。どの試合を見ても海外の選手の刺青がすごい。お洒落なタトゥーというレベルを超えている選手が多いと思いません?日本であそこまでやるのは暴力団関係の方達くらいでしょう。試合入場の際にこどもと手を繋いで選手は入場します。あれは子供の前でなら大人として、スポーツマンとして恥ずべき行為はしない、という意味で行われているのです。大きな矛盾を感じます。この思いが通じると良いのですが。
それと2つめ。パラグアイ戦を終えた岡田監督や中澤、長谷部などに対し、某局のレポーターが「このPK戦に負けた日本に足りないものはなんでしょう?」という質問が同じようにされていた。「今はそんなこと考えれない」と応えた岡田監督。ごもっとも、その通りである。まじめに受け答えをした中澤や長谷部。あんたらは偉い!人ができている!
こういうナンセンスな質問を、こういうタイミングに聞いてしまうレポーターやマスコミの成熟度が今の日本に足りないのですよ!放送の最後の最後に若干むかつきました。
まあ何はともあれ次のワールドカップ。4年後に向けて「準備をしましょう!」
お疲れ様でした、岡田監督と日本代表。
大会前の悪評判を覆す躍進を見せた背景には様々な理由があろう。しかし岡田監督のぶれなかった指示。そして自主性を持ち、自ら局面を切り開いた各選手の力が、このチームを変え、ここまで来たのだろう。決してスパースターがぐいぐい引っ張ってきたわけでもなく、個人の力を集めてひとつにしたことが勝因である。
試合終了後、多くの選手が涙でピッチを歩き、互いの健闘をたたえあうシーンがあった。中でも最後にPKを外してしまった駒野の肩を抱き、一緒に涙を浮かべる松井の姿が印象的だ。予選リーグ、そしてこの試合、駒野がどれだけ走り、体を張ってゴールを守ってきたか、松井だけでなく、みんながわかっている。駒野を戦犯にするのはやめよう。責めるのはやめよう。あれはミスではなく、必然の結果だったのだろうから。
目の前にぶらさがっていたベスト8。しかしそれはやはり大きな壁であり、遠いゴールだった。パラグアイは以前の大会でフランスに同じようにPKで敗れている。その悔しさがあったからこそ、今回は日本に勝てたのだろう。サッカーとはそういうもの。ひとつひとつ経験を積み、強くなっていくのだ。そう甘いものじゃあない。そういう意味で言えば、今回のPK負けと予選リーグでの活躍は未来に繋がる390分だったのだ。この経験と悔しさが次の世代の夢を開く。それ以外に成長の術はあり得ないのだ。だから僕自身、悔しさよりすがすがしさが心に一杯である。これでいいのだ。
さあワールドカップはここからが本番。やはり強い8チームが残った。現時点での世界の8強がぶつかるガチンコ勝負を見逃してはいけない。ワールドカップは終わってないんですよ、みなさん!燃え尽きるのはまだ早い!!多くの悔しい経験を乗り越えたチーム達の戦いを目撃しましょう!
さて最後にワールドカップ関連で苦言を2つ。まず1つ。どの試合を見ても海外の選手の刺青がすごい。お洒落なタトゥーというレベルを超えている選手が多いと思いません?日本であそこまでやるのは暴力団関係の方達くらいでしょう。試合入場の際にこどもと手を繋いで選手は入場します。あれは子供の前でなら大人として、スポーツマンとして恥ずべき行為はしない、という意味で行われているのです。大きな矛盾を感じます。この思いが通じると良いのですが。
それと2つめ。パラグアイ戦を終えた岡田監督や中澤、長谷部などに対し、某局のレポーターが「このPK戦に負けた日本に足りないものはなんでしょう?」という質問が同じようにされていた。「今はそんなこと考えれない」と応えた岡田監督。ごもっとも、その通りである。まじめに受け答えをした中澤や長谷部。あんたらは偉い!人ができている!
こういうナンセンスな質問を、こういうタイミングに聞いてしまうレポーターやマスコミの成熟度が今の日本に足りないのですよ!放送の最後の最後に若干むかつきました。
まあ何はともあれ次のワールドカップ。4年後に向けて「準備をしましょう!」
お疲れ様でした、岡田監督と日本代表。