容子の部屋

日記を思いつくままに綴っていきます。

東シナ海ガス田問題 中国高官「裁判なら日本が勝つ」 

2008年03月14日 06時55分55秒 | 国内政治

 

               

 日中両国の主張が対立する東シナ海ガス田問題に関する日中協議は、一向に解決の未透視が出来ない現在、日本側が国際裁判所に結論を委ねることを提案したようです。

この事に対し・・中国政府高官が「裁判に訴えたら日本が勝つだろう」との指摘したそうで・・・国際法上は日本の主張の方に理があることを事実上認めていたこ事は11日、分かったそうです。

 この問題では、昨年末の福田康夫首相の訪中時に胡錦濤国家主席の訪日までの解決を目指すことで合意した筈が、日中協議はその後も膠着状態に陥ったままです・・・

中国側が日本側主張の正当性を知りながら・・・交渉に応じなければ、さっさと国際裁判所に訴えて欲しいものです。

 東シナ海の日中境界線については、日本側は日中の海岸線から等距離にある「中間線」を、中国側は沖縄諸島のすぐ西側にまで広がる大陸棚の東端「沖縄トラフをそれぞれ主張しています。この議論は日中協議が始まった平成16年以来、次官級、局長級の各協議を通じ平行線をたどったままだなのですから・・・

 これに対し中国政府高官の一人は協議の場で、「国際法はヨーロッパでできたものだから、裁判に訴えたら(同じ自由主義社会の)日本が勝つだろう」と中国側の不利を認めておりまます。また、その上で「日本に負けるわけにはいかない」と強調したそうです。

 中国はベトナムとの間にも、天然ガス資源が有望視される南シナ海のスプラトリー(中国名・南沙)諸島、パラセル(同・西沙)諸島などの領有権問題を抱えているのですが・・・ここでも実際には全く譲歩する構えは見得ません。

中国高官の発言には、歴史問題が存在し、東アジア地域の主導権を争う大国同士である日本に対しては、ベトナムに対する以上に固い姿勢で臨む考のように感じます。

このような各国との紛争を調停する機関として、国際司法裁判所国際海洋法裁判所 国際司法裁判所(ICJ)は国連憲章に基づき1945年に設立されたそうですが・・所在地はオランダ・ハーグに在るそうです。

国家間の紛争を国際法による公平な裁判で解決することで、国際社会の平和と安全を維持することを目的とする国際海洋法裁判所(ITLOS)は国連海洋法条約に基づき96年に設立され、所在地はドイツ・ハンブルクにあります。中国はこの問題を日本側から国際司法裁判所国際海洋法裁判所 国際司法裁判所に提出される事を嫌って様々な圧力を加えているのだと思います・・・それに怯えてかいまだ実行してないとは情けない・・・               

(産径新聞記事引用)

                波   


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4 コメント

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どうして日本は国際裁判所に訴えないのか? (遊人)
2008-03-15 07:17:37
容子さま

始めまして・・この記事が目に止りましたので訪問しました。

元々日本の領土であった尖閣諸島が、今では中国がこの地下に石油資源が埋蔵されている事が解ってから、にわかに自国領と言い出し・・今では試掘の櫓まで出来ている有様です。

容子さまの記事でもご指摘のように、中国もこの地は
国際法上は日本の主張の方に理があることを事実上認めているようですが゛・・日本政府の弱腰をいい事に試掘を始めているようですね。

早く日本政府が国際最願書に提訴する事を願う者です。戦後どれだけこの問題で話し合いがもたれても平行線のまます・・

今の吹く舵手所では到底望み薄いでしょうが、日本の将来のために頑張る首相の登場をのぞみますね。
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尖閣諸島問題は国際裁判所で・・ (容子)
2008-03-15 11:54:05
遊人さま

ようこそのお立ち寄りを・・・感謝いたします。
さて、この尖閣諸島をめぐる問題は中国側の一方的採掘で日本は以前から両国で話し合いで円満に解決しようとしていたのですが・・現在でも平行線のままです。

日本もいい加減この問題を国際裁判所に提出してそこでの裁定を仰いだらどうでしょう??中国側は、「裁判に訴えたら日本が勝つだろう」・・といっているそうです。

最早二国間での話し合いは到底つかない物と思いますガ・・政府の勇気ある決断を願います・・・




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Unknown (anafan)
2008-03-16 11:50:13
容子様

中国は、自分の非は、対外的には認めないが、自己の非の認識は、している。従って内部的には対策も講じる。

こういう傾向があると思うのですね。

ギョウザ事件もそう。結構、いろいろ中国内部では問題視、及び法律改正なども行っているようです。

こういう海洋資源問題も、中国の面子を立てながら交渉を推進していけば、日本にとって、実利を得る解決策を得ることができるような気もしますね。
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福田首相ではダメでしょうが・・ (容子)
2008-03-16 22:03:47
anafanさま

そういう見方もあるのかも知れません・・ただ、この尖閣諸島問題は交渉してから総統に年月がたちました。

確か小平氏はこの問題は、後の世代に引き継ぐ・・と言ってからでも大分たってます。

貴方さまは現地にいて中国人と多くの交渉をしての交渉術だと思います。

http://mikitogo.at.webry.info/200706/article_20.html

これは私のブログにTBをくれる人の意見です。


でも、この件に対しては硬軟の戦術をもちいないと、解決には至らないと思うのですが・・

一方で国際裁判所に提出して、一方で話し合いと言う風にしないと・・今では地図の一部でしょうが、魚釣島と記載されております。

中国人にも面子があるように日本にも面子が在ると思いますガ・・
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