容子の部屋

日記を思いつくままに綴っていきます。

インド共産党毛沢東主義派」

2006年12月06日 11時07分15秒 | 国際政治

 

 

インドには、英国の植民地時代から共産党が存在する。1925年に結成された。その後、中国やソ連の干渉などを受け、64年に親ソ連で右派のCPIとマルクス主義に忠実な左派CPIMとに分裂。これらの党は政党であり、現在のインド国政はCPIMの方が優勢を誇っている。

今回の「インド共産党毛沢東主義派」は上記の政党とは一応べつ。 近年武装闘争を激化させ約9300名の武装構成員が居るらしい。ネパールの「ネパール共産党毛沢東主義派」と連携もある。

 実は、隣国ネパールの方が凄い。1996年以来、政府と毛沢東派共産ゲリラの内戦が勃発、その犠牲者累計は11,000人にもなる。対して、ネパール政府(国王)は政党内閣を解散、民主主義を否定し国王親政体制にし、体制の強化を図っている。
(世界ニュース他)

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私はインドのニュースに最近は敏感になったようです・・。ネパール国の事情は詳しくはないけど大体は知っております。

ネパールとえば日本人はエベレスト登山をすぐ思い出すほど、日本の山岳登山家にとってはなじみがあるのですが・・・本来はネパール王国でもあるのですが、最近では、この毛派共産党が支配地区を広げ、国王は権限を大幅に移譲し、実質的行政からは身を引いた格好のようです・・・それだけネパールにおける毛派共産党が政府の中枢にまでくいいいているようです・・・

 何故このように他国の党の後援を受けた毛派共産党が人々の支持を受けているかを考えて見る必要があります・・・

ここネパールも、貧困蔓延や経済格差が背景に有りますが、最大の問題はネパール・インド共に「ヒンズー教支配」による階級性に対する不満・・・そこに昔からイスラム勢力との闘争が今も続いてます。

 インドは今迄はネパールに協力・牽制する余裕が有ったが、今度は自分の足元にもこの毛派共産党が勢力を伸ばしつつあります・・・

インドの毛派ゲリラの実態については、今年4月14日の『ニューヨーク・タイムズ』紙が、特集記事を掲載している。ますが・・・同紙によると、毛派共産党は、非合法の地下武装組織に徹していて、現在は政治の舞台に代表を送っていませんが、すでに、インド全土28州の中で13州に組織を持ち、中東部のチャッティマガル州の南端からネパール国境までの広大な地域を本格的な内戦状態に置いているといいます・・・

インドの情報機関は、ゲリラの数を2万人と推計しており、インド全土600郡の4分の1の地域に影響力を持っているとも言われております・・・

 毛派ゲリラの本拠地はチャッティマガル州であり、同州南端のダンテワダ郡では、面積でいうと60%の地域が、政府側の役人が立ち入ることができない「革命根拠地」になっている、と同州の高官は述べたそうです・・・

 インドの毛派共産党ゲリラは、かつて「ナクサライト」と呼ばれていましたが、38年前、ナクサライトはカルカッタ北部で武装蜂起をしたが、すぐに鎮圧された。そして、25年前、再び静かに浮上しつつあります。

現在、 毛派ゲリラが、以前のように、容易に鎮圧される兆しはない。2004年1月、ムンバイで開催された第4回世界社会フォーラムでは、大会の実行委員会がフォード財団から助成や政府の後援を受けたことに反対して、正規のフォーラムと道を隔てた場所で、「世界レジスタンス・フォーラム」を開催したそうです。

正規のフォーラムには11万人集まったが、一方のレジスタンス・フォーラムにも2万人が集まり、そればかりでなく、ここには、ネパール、フィリピンなどの毛派共産党ゲリラ、コロンビア、バスクなど、世界中の武装闘争組織が結集したと聞きました・・・

 インドの繁栄と増大する貧富の格差は、毛派ゲリラの活動に大きく貢献している様です。経済成長の恩恵に預かれない人びと、僻地の山岳民、少数民族、ダリット、そして教育を受けても職がない都市の若者たちは、毛派ゲリラの潜在的な要員となっている。そして、インドの経済成長に対する大きな脅威となっているようで相当の注意が必要です・・・

貧困蔓延や経済格差を改善していかねば成らないわけですが宗教が絡み、長年人々の生活に根付いた社会構造は創刊単に改善できないと思います・・

日本等も、もっとインドと経済的交流・人的交流を進め、この問題の解決には経済力をつける事と教育の普及が社会を変える原動力になると信じます。 

 インドで極左武装組織インド共産党毛沢東主義派が勢力を拡大し資金は恐らく中国から豊富にな円状を受けている事でしょう??・・・

インド政府は「治安上の重大な懸念」(内務省)として事態を深刻視し、13日にはシン首相が各州首相を集め、対策強化を指示しております。

 毛派は、貧農層の解放を目指し急激な工業化に反対しています・・・しかし現在のインドでは急速な経済発展の一方で、人口の約7割を占める農村住民の貧困改善が進まず、そうした社会のひずみがそれらの勢力拡大の背景にあるようです・・・

 ネパール共産党毛沢東主義派との協力関係があるとされ、武器調達などでイスラム過激派や北東部の分離独立主義派と水面下で接触する動きも見せている様で相当きな臭い匂いがここでもします・・


   容子の部屋別室を再開しました。よろしかったら覗いて見てください 

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