「ことばの日」によせて

今日は「ことばの日」。解説書によると（『記念日・祝日の事典』東京堂出版）ことばを正しく使えるように心がけるため、5と18の語呂合わせから設けられた記念日とのこと。そこで当記念日にちなみ、普段書きとめておいた「新ことわざ」を綴ってみたい。人口に膾炙された「ことわざ」等のもじりですが、接木のようにことわざをつないで作ったものも含んでおります。なんとなく意味が通じてしまうところが面白いと思いませんか。
・君子は危うきに豹変す《君子は豹変す + 君子危うきに近寄らず》
・二兎を追う者は一石二鳥《二兎を追うものは一兎をも得ず + 一石二鳥》
・二度あることは三度目の正直《二度あることは三度ある + 三度目の正直》
・千里の道も五十歩百歩《千里の道も一歩から + 五十歩百歩》
・敵もさる者は追わず《敵もさる者 + さる者は追わず》
・馬の耳に真珠《馬の耳に念仏 + 豚に真珠》
・千客万来の拍手《千客万来 + 万雷の拍手》
・沈黙は時には金《沈黙は金 + 時は金なり》
・類は累を及ぼす《類は友を呼ぶ + 累を及ぼす》
・猫も杓子も杓子定規《猫も杓子も + 杓子定規》
・贅沢は敵だ敵は贅沢だ《贅沢は敵：第二次大戦中叫ばれた贅沢禁止のスローガン。敵は贅沢：ここでの敵はもちろん「英米」》
・欲しがりませんカツまでは《欲しがりません勝つまでは：前句と同様戦時中のスローガン》
・待てばカイロのピラミッド《待てば海路の日和あり》
・満員の生協《満員の盛況》
・嘘も方言《嘘も方便》
・婚前一対《渾然一体》
・工事間多し《好事魔多し》
・Single is the best《Simple is the best》
・Centimeter journey《Sentimental journey》