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12/18南京事件映画と講演会の参加者の感想 

2016-12-26 09:21:30 | 集会・行動

① ありがとうございました。松岡先生のお人柄、粘り強さに、被害に遭われた方も元兵士も心をほだされ、当時の体験をとつとつと語られたことが、映像を通してよく伝わってきました。元兵士が笑って武勇伝のように話している姿(たしかその方は元38連隊)に衝撃を受けました。加害者であると同時に、彼も時の権力の被害者であるという両面から見ることが重要であることは分かっているのですが・・・。でも、それが79年前に実際に、南京の町で起こった事実以外の何物でもないことに、真っすぐ向き合っていくことが、私がしなければいけないことだろうと思いました。戦争は人の一生を壊し、生き地獄にしてしまうし、人を鬼のように変えてしまうものだと改めて認識しました。

② ありがとうございました。大事なことを聞かせていただいたと感じました。映画は見ている間、息がつまるほど苦しいものでした。それだけ悲惨な事実でした。私は実際に手を下した兵士たちだけが悪いとはいえないものだと思っています。証言の中にも出てきた「上官のいうことは絶対(天皇のいうことと同じ)仕方ない」とか、女性を強姦することがつきものだ、とあったように、「戦争」という中で洗脳されていくことの恐ろしさが何よりこわいです。人として到底行えるはずのない残虐なことを、当然のこと、そのことに何も感じない人がつくりあげられていくこと、が戦争の怖さだと感じています。我が身を守るため、上官の命令だから、理由や状況はそれぞれあっただろうと思いますが、起こったことをなかったことにしようとするのは許されることではないし、日本人として恥ずかしい行為だと思います。日本と中国の対立ともいえる状況は、偏った報道や政府の意向が含まれていることを忘れず、現在の問題の本質は何かを考えていきたいです。

③ 生々しい戦争の事実を、体験者が語る映画を観たのは初めてです。耳をふさぎたくなるような話しに、胸が苦しくなる。国家権力の下、ただただ従順に従い、人間性を失う兵士。思い出すこと、口にすることができない人たちは、過去の出来事としても封印したいと思う程、その実体の重さ、狂気と化したおのれの罪に対峙できない戦争は、最大の悪であると思う。許すことはできません。今もシリアをはじめ、世界で戦争があり、悲惨な状態に苦しむ人々がいる。戦争中両親は、上海、南京に父の仕事の関係で転勤していて、幼いころ、そこで母から聴かされていた日本兵の残酷な中国での行い、事実が本当に事実であること、これまで掘り起こしてこられた皆様の、ご尽力ご苦労に敬意を表したいと思います。

④ すばらしい企画です。非常に意義ある集いです。歴史が軽んじる日本の状況を日頃憂いているところですが、このような史実を地道に明らかにしていく営みこそが、日本を正常にしていく道でもあると考えます。奈良県平和委員会と生駒の民主団体の共同の取り組みも優れた姿です。諸準備の労を讃えます。旧知の方々にもお会いできる機会となり、感謝しています。松岡環氏の信念と行動には深く敬意を表します。今日のフィルムも問題を正面から見つめようとする、優れた構成、セレクトされ、凝縮された映像です。「30万人」論争、かねてから真実、客観的とは何かの宿題でしたが、松岡著作で把握できそうです。ありがとうございます。

⑤ 被害者、加害者双方への、ていねいな取材をされた松岡さんのご努力に敬意を表します。とりわけ加害者側の証言というのは、これまであまりなかったと思うので、貴重です。中国人を殺すことを何とも思わなかったと語った元兵士がいましたが、戦争というものの本質をよく表していたと思います。

⑥ 重い重い映画ですが、80年前の事実です。戦後生まれの私ですが、日本人として責任を痛感し、責任を持たねばならないことです。日本の戦後処理の誤りが、ここにもあることを考えます。両者は、80年前、70年前のことですが、将に今の問題です。私も69歳でまだまだ「若い」ので、スタデイツアーには是非参加させていただいたいです。

⑦ 南京大虐殺の真実を、大きな衝撃をもって拝見しました。今また教科書を通じて右傾化が進み、大変心配しております。教科書採択では、教育委員会へ育鵬社、自由社の教科書は採択しないよう申し入れています。孫たちには、絶対に右傾化した教科書は渡さないと行動しています。近代史をもっと教育現場の教師の方々も重視し、教師も学び、もちろん生徒たちも学ぶ、大切な歴史に学ぶことを、教育関係の方々も頑張ってほしい、「あきらめない」ことを熱望します。

⑧ 貴重な証言の数々を聞くことができて、南京で起きた事件の恐ろしさを想像することができました。その中で、もっと中立的に、何がどこでどのように起き、何人が被害にあったのか、の研究を進めてほしいと感じました。今回の内容は多くの偏りが見られ、心にすっと納得のいくものではありませんでした。戦争を反省することと、日本をどう維持、守っていくか、戦争を繰り返さないと叫ぶだけで、何も中身がないと感じる内容もありました。いろいろな意見を聞きながら、真剣に考えていきたいと思います。

⑨ 30年もの間、南京虐殺問題を追及され、あらゆる方法で、伝えようとされている、本当に感動しました。私のできることは、日本の政府を歴史の事実に正しく向き合える政府に変革すること、そのためにできることをもっと努力しようと思いました。ありがとうございました。あらためて、日本のメデイア、教育がのっぴきならない所に来ていることを強く感じ、恐怖を感じます。

⑩ 余りにも重い事実を突き付けられた、という思いです。戦争というものはかくも無残で、野蛮なことなのだと、改めて思い知らされました。一部の人たちは事実から目をそむけ、逆に事実を見つめようとする者に「自虐史観」などと非難しますが、そうした無反省の人間が権力を握っている現状。「美しい日本を!」と叫んで、日本を危ない方向に導かんとしています。歴史を直視しないこと、歴史を学ばないことは大きな罪悪だと感じます。日本の「侵略」はなかった、などと公言する安倍は大罪人です。

⑪ まだまだ知られていない事実、詫びても詫びつくせないことが行われた、私たちも微力ながら、南京大虐殺については語りついでいっています。きびしい戦いだったとの証言の、紫金山のふもとのうす紫の花(日本では大根の花)を兵士が持ち帰り、その花の名前で南京大虐殺を語った(松岡さんの調査が元に?)音楽構成「紫金草物語」(40分からの)を唄っています。ズバリ「日本人は鬼だ」の言葉も入れて、中国との交流を行い、歌い交わしています。私も虐殺記念館へも行きました。最初の訪問はきびしいもので、受け入れてもらえなかったことを聞いていますが、少しずつ理解され、私も3回訪問したときは歓迎されました。小さな交流ですが、広げ続けていきたいと思っています。もっと多くの人たちに知らせていくことが大切です。「アベ」を変えることが重要と思います。

⑫ 全精力を費やしての大事業、感謝いたします。日本政府が真に謝罪する日まで運動を続けなけれなならない。そこで初めて世界の信頼をかちとり、世界の中の日本としての道が始まると信じます。本日の開催ありがとうございました。

⑬ 私は山崎豊子さんの「大地の子」の大フアンです! 山崎さんの丹念な取材に感動し、重厚な内容に感銘を受けました。そして本日、この松岡さんの映画を鑑賞させていただき、勝るとも劣らない取材に感激しました!! 人と人、日本人と中国人、個人どうしは信頼し尊敬しあえるのに、かたや戦争となると差別し殺し合うことになる。何と愚かなことか! それをすべての国民、人類みんなが理解しあって、少しでも平和につながっていけたらと、強く願っています。

⑭ 今日は本当に貴重なお話し、ありがとうございました。知る(学ぶ)ということは、本当に大切だと思います。知ってから、次どう行動するか考えたいです。松岡さんのパワー本当に尊敬します。(奈良、岸本)

⑮ 参加できる機会に恵まれて幸いです。加害者にも被害者にも本当に粘り強いおつきあいを続けて、証言を引き出された努力に敬服。

 

12/18南京事件映画と講演会の感想文                   2016,12,20


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