未来を考えるために、歴史から。

国際情勢と歴史について書いてみた。そんなに面白味なさそうな、興味あるない分かれそうだ。

宗教の倫理と現代

2016-10-19 07:33:48 | 日記
現代では、日本やヨーロッパの先進国には宗教心が強い人は少なくなった(韓国やアメリカは例外である)。しかし、みんなが無神論者になったわけではない。むしろ日本では仏教、ドイツや北欧ではキリスト教の倫理が社会に根付いている。これだけ科学が発達した現代日本でも、「縁起が悪い」「死んだ人の悪口は言わない」などの仏教的発想は残っている。ドイツでもキリスト教(プロテスタント)の質素・倹約を実践している人は多い。実際、ドイツ人の食生活、特に夕食は極めて簡素らしい。

ようは、宗教の力は衰えてもその倫理観はなくならないという話である。むしろ、宗教の権威が絶対だった前近代よりも、現代人は宗教の教えを実生活で実践しているかもしれない。これから無宗教の人が多くなっても、宗教は死なない。

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