未来を考えるために、歴史から。

国際情勢と歴史について書いてみた。そんなに面白味なさそうな、興味あるない分かれそうだ。

書評「フィンランド人が語るリアルライフ」

2016-10-19 07:48:26 | 日記
日本国籍のフィンランド人、ツルネン・マルテイ氏の著書「フィンランド人が語るリアルライフ」を紹介したい。この本は、作者がフィンランド人にインタビューし、現代フィンランドの問題を明らかにしていくものである。フィンランドといえば教育の充実など、日本でも「優等生」のイメージが強い。しかし、フィンランドも多くの問題を抱えている。

第一に、冬の寒さと暗さである。フィンランドの冬は太陽が出る時間が極端に短い。そのため、人々の心も暗くなり、うつ病やアルコール依存の原因にもなる。第二に、人種差別である。フィンランドでも移民や有色人種に対する差別は一部存在する。第三に、消費中心と個人主義である。とくにヘルシンキなどの首都圏では、多くの人が引きこもりがちになり、自己中心的な人が増え、人とのつながりが希薄になっていると指摘する。

他にも問題は色々あるが、この本を読むとフィンランドも日本と似たような問題を抱えていることが分かる。フィンランドだけでなく、多くの先進国が似たような問題を抱えているのかもしれない。フィンランドの課題は、ある意味「現代世界の課題」でもある。

・参考文献
「フィンランド人が語るリアルライフ」(2014年)ツルネン・マルテイ/著、新評論
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