2月定例会&筒井時正玩具花火製作所を訪ねる

2012-02-21 05:42:07 | みやまの伝統産業

 政治学級二十日クラブでは、今年度の学習目標として、「みやまの魅力探し」を柱に掲げ、「みやまのよさ」を肌で体験する学習を重点としてきました。
 今月の定例会では、日本で唯一、線香花火を作っている「筒井時正玩具花火製作所」を訪ねました。この線香花火もほとんどが中国製となってしまい、国内で製造しているのはわずかに二社だけだそうです。この一社がみやま市の高田町にある「筒井時正玩具花火製作所です。ここで作られているのは、「手牡丹」と「スボ手」の二種類です。
▼「手牡丹」線香花火・・・・・和紙でくるんだ花火です(日本古来の線香花火)
▼「スボ手」線香花火・・・・・・・藁(わら)に火薬を付けた花火です。
 原料は、和紙・藁と硝石、硫黄、松煙です。藁に付着させるのに膠(にかわ)を使います。
線香花火は、全て制作は手作りで、長年の経験が育んだ芸術品です。
 この地で線香花火を作り続けて80年、「スボ手」といわれる線香花火を作っているのは、みやま市高田町、ここだけだです。
 今回、ここを訪れて見て、みやま市には日本唯一と言っていい「三つの宝」、線香花火・天然樟脳・櫨蝋があることを改めて知る機会となりました。
・「手牡丹」線香花火
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・「スボ手」線香花火
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・線香花火と和蠟燭をセットにした新製品
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・精霊流し「灯籠・蓮華」も作ってる(材料の全ては、菓子の最中など、自然環境に配慮され、溶けて魚の餌になる)
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・松煙と硫黄
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・硝石
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・説明を聞く学級生

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▼みやま日和(新 海津阿蘇御田植祭