カメレオンの独り言

当分は漫ろ言の漫ろ歩き、頭に浮かんだ事柄を挿絵と写真と下手な文で綴ります。色々と間違い多いですがご容赦を。

カメレオンの独り言-1869 『映画 大脱走』 封切り当時の松竹座のチラシ

2017年10月01日 | 日記





 『ステーィブ・マックィーン』 2017年9月






此の映画は、松竹座で封切りしたんだね? 残念ながら見逃したのか気乗りがしなかったのか、定かじゃないけど2番館で観た。

大阪劇場こと大劇の上階の名画座だった。当時、此の映画を観て、しまったって思ったよ。

なんで大画面の封切りを見逃したのか、未だに解んない。名画座で映画にのめってしまえば充分に満足はしたけどね。





1963年の夏公開 『大脱走』 アメリカ映画。 此の映画のチラシや新聞広告の切り抜きは捨てた中に沢山有ったけど、

パンフレットの下敷きに1枚残ってた。当時公開中の松竹座オールナイト興行のチラシだね。

オールキャストでこぞって出演する映画の中で揃いに揃って役者たちが個々にそれぞれ満足させた映画は珍しい。














『大阪松竹座 大脱走 封切り当時のチラシ』 1963年夏公開










『大阪松竹座 大脱走 封切り当時のチラシ』 1963年夏公開  今になれば上映館の名のあるゴム印が価値を高めてるよ。







顔見世程度でお祭り映画みたいなのが多いんだけど、此の 『大脱走』はズバ抜けてる。手抜きがないね? みんなが役どころ心得て

隙がない。間延びがない。ゲシュタボやドイツ兵に追われ追われて、時間に追われ追われて手に汗握るんだね。

転ぶようなテンポで展開されてバック音楽が、尚、ケツ煽って息をつかせない、ダタタタン、ダタタタン、ダタタタン、「やめとけ」





役者が揃ってるよ、もう、こんなのはそうそうないよ。スティーブ・マックィーン、男の中の男、七分袖のトレーナーに綿パン姿は

拘らない、「どういうことや?」 なんでも似合うから着てりゃいいってことさ。ブンブンバリバリバリとオートバイも軽やかに駆け巡る。

躍動感に満ち溢れておるよ。負けじとドイツ兵もオートバイ転がせてターンを切って主役のお株を頂く始末。「表現が、ちょっとおかしい」





過去に 『大脱走』は写真貼りまくって駄文を仕上げてるので今日はチラシのご紹介で終わります。













『1963年の夏公開 『大脱走』 アメリカ映画 ステーィブ・マックィーン』








同じ道を歩き続けるのも芸がないので、帰りは、いつもと違う道に足を延ばして目先を変えて歩いてみた。午後6時前後になると

もう、真っ暗けで歩道に明かりを灯したお店がポツポツ店先照らしてるだけ。群馬県の田舎道みたい。

「なんで群馬県や?」 いやいや、何とはなしに浮かんだ光景だよ。テレビで景色番組でも見たのがダブったのかね?





秋のつるべ落としと云うけれど、ホントだね、先ほどまで夕陽が西の空を染めて、辺りは、まだまだ明るかったはずだよ。

しかし、闇に沈んだ住宅街ではあるけども、住宅街なんだろうね? 「おかしいやろ? 住宅街はお日さんに照らされても住宅街なんだよ」

準工場地帯ではないね。工場らしき建物は見当たらない。学校が多いね。会社もチラホラ混じってる。





産婦人科もあるね。「なんで産婦人科なんだよ、この場合、病院もしくは医院とか総じて云うだろ?」 郵便局はないね。

「目の先に無くても近くに在るよ」 そうだね、そういえば、いつも歩いてる道に在ったね。「なんやねん」

ここら辺りの交差点って信号が有っても無くていいよなもんだよ。赤でも青でも誰も皆素通りだよ。アッ黄色。





「青でも赤でもお構いなしに素通りなのに、なんで黄色に驚く?」 次の青を待ってるんだよ。「みんな赤でもスイスイ渡ってんだろ?」 

横切る車道の車のライトも遥か向こうだよ、あっ右に曲がって見えなくなった。「何処に住んでるねん?」 

ふう~青になった、安全確かめて渡ってる。大凡の道の配置は頭に在るから迷うことなどないんだけど、ホンマ、暗いね。













『1963年の夏公開 『大脱走』 アメリカ映画 ステーィブ・マックィーン』







ママチャリの奥さん風が時折走り去る。慣れた道って感じだね。会社かね?車道を挟んで向かいは学校か、人っ子一人通らない。

ちょっとした死の町ふうだね。道路が左に曲がって向こうの方で交差点の信号が手持無沙汰で待ってるよ。

ちょっと大きめの会社風の建物過ぎて、ふっと壁際見たら、ぼ、墓地じゃやないか、なんで、急に真っ暗な墓地なんだよ。





ぼちぼち歩いてたけど、こころなしか競歩に変わってる。歩きよい道ではあるけど、今度は此処は迂回せんといかんね。

で、交差点に出ると信号が赤になって横切る車道を車が走ってる。人並みな町の雰囲気に変わって、アレ? ああ、此の通りに

繋がってんのか。なるほど、そういうことか、合点したよ。「がてんなんて云うか?」 時代劇で 「がってんだい」って云ってるよ。





オレが嫌なのはね、年配の人たちが同じように軽装に着替えてスニーカー履いて首にタオル巻いて腕を交互に高々と振って無理して

作った姿勢で歩いてるのを見ると、こんなの何処かの公園内に閉じ込めて歩かせろよ、目障りだよ。「おまえなあ~」

「だから群馬県みたいな人目の刺さないとこ歩くのか?」 其れも、ひとつの動機だね。孤高の狼は、何処でも群れたくないんだよ。





口で云うほど根性臭くはないけどね。嫌なら人っ子一人通らない墓地コースを歩いてりゃいいことだとは思うよ。

































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