論文過去問題という超一級資料の使用作法

2012-07-04 18:37:38 | 司法試験関連
論文の過去問題の取扱いである。

第4回~第7回本試験問題が最重要資料として全ての受験対策のベースとなる。第1回~第3回は参考レベルという位置づけで良い。まずは直近4年分を総力を挙げて「分析しきる」ことから始める。フレーム講義だと,2009年版,2010年版,2011年版が該当する(2012年版は年末予定)。まずは2011年版を視聴して欲しい(塾のサマーフェスタで安くなっているらしい)。

「答案を毎回書くのか」,という質問も多いが,「タイミングを見て適宜書く程度」で十分である。毎度毎度年度別に7科目同時に書く必要などない。それから過去問題の分析・研究は,書くときもあれば,答案構成で十分なときもあれば,問題文を読むだけのときもある。重要なのは「敵を知り尽くすこと」,「自分が現時点でどこまで対応できているのか実感すること」にある。後者は,日々の受験対策の定期検査みたいな位置づけだ。どれだけスキルが上達しているか,まだ不十分か,本試験に順応してきているか,というセルフチェックである。

日々の勉強は,「司法試験に受かる」という唯一無二の崇高な目的のために実施されなければ無意味である。絶えず方向性がずれていないか「精査」をしなければならない。

ロー2年生ならば,時間のある夏休み中に1年分書いてみて欲しい。「そこからのスタート」というわけである。なお,答案構成や問題文への書き込み,マーキング等は,本番でやるような質・量で「本気で」やって欲しい。
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