黒鉄重工

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2011/04/05~06 桜とバック運転を求めて 前編

2011-04-06 22:11:06 | 鉄道撮影記
本来ならばすでに大学の新学期が始まっているのですが、震災の影響を受けて新学期スタートが延期してしまい、新年度に入っても実家にいるままです。しかし、この状況を逆にうまく利用しなければ。
4月になってもまだ静岡にいるということは、桜と絡めた大井川鐵道のSLを撮ることができるということ。これを逃す手はありません。TAMOさんも誘い、いざ春の川根路へ!



大井川鐵道の沿線に一番鉄道ファンが集まる時期ともいえる桜の季節ですが、ポイントはたくさんあります。
まずやってきたのは家山駅。この日3本走るうちの最初の列車である1001レは家山止まりなので、撮影ポイントは家山以南に限られます。
家山駅の駅舎は先日お土産屋が開設されました。


家山付近の定番ポイントである家山川橋梁で迎え撃つことにします。初めてSL撮影に来た時もこで撮りましたっけね~。
肝心の桜ですが、3月末になっても咲く様子がないので当日は不安でしたがその2、3日前から急に暖かくなってくれたおかげで、なんとか見栄えする咲き具合になってくれました。ある意味今回のメインともいえる被写体ですから、これがなくては始まりません。



そして、1001レ。牽引機はC10 8。大井川鐵道の春の風物詩である「さくら」のヘッドマークつきです。なんとなくですが、タンク機に「さくら」は似合いますね。

さてこの1001レ、家山に着いたらすぐに新金谷駅にとんぼ返りし、引き続き101レの運用につきます。この回送列車612レも撮影します。



駅と川の間のカーブで撮影。うまい具合に桜も入りました。
普段最後尾のいぶき501がヘッドライトをつけて本線を走行する姿にしびれますね。



ちなみに、引っ張られているC10 8は最後尾ながらヘッドライトを点灯。あたかも前進しているかのような写真を撮ることができました。



次の撮影ポイントへ移動します。川根温泉笹間渡駅で下車して20分くらい歩いたところにある一本桜と呼ばれている場所です。沿線の中でも一番早く桜の咲くところで、桜が咲くと咲かないでここほど人の出入りが激しい場所もないのではないかと。
車窓からは一瞬なので気をつけて見ないとおそらく見逃してしまうのですが、外から見るとなかなかなハイライトぶり。



ここでC56 44牽引の1003レを撮影。



桜を通り過ぎた所でもシャッターを切りましたが、他の木とかぶってしまいました・・・。車体長が長いC56だったのが仇となったのもあるかも。なかなかタイミングがシビアでした。

さらに3本目の列車101レを撮影するために地名駅に向かうのですが、川根温泉笹間渡駅に戻っても電車に間に合わないので、歩いて地名駅まで行くことに。
道中で2本のトンネルを前と後ろから響いてくる自動車の轟音にビビりながらくぐって行きました。トンネルを歩いていくのって本当怖いね。



地名駅近くの地名坂で101レを撮影。牽引機はC10 8です。ここは桜の開花が遅かったようで・・・。煙でごまかしてもらいました。



地名駅でしばし休憩。歩き続けで疲れました。



和風と洋風のトイレだと!?中華風のトイレとかもあるんですかね?
和式・洋式って言いたかったんでしょうね、きっと。



地名駅に残る遺構といえば駅の千頭側にある日本一短いといわれているトンネルですね。本来は線路の上を通る木材運搬用の索道から線路を守るためのシェルターです。
他に明治に造られた旧東海パルプのレンガ造りの発電所があったのですが、こちらは取り壊されたようです。残念でした。

このやってきた21001系に乗って次の駅へ向かいます。


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