黒鉄重工

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第3回ビクトリア空港大撮影大会【2015/12/14】

2018-01-12 21:13:12 | バス・航空機撮影記

2015年12月14日。
ビクトリアの冬は曇りがちだ。
カナダのくせに雪も降らないほど温暖なのだが、いっつも晴れてるわけではない。曇っているか小雨が降っているかという日が多い。
天気も1日の間にコロコロ変わりやすく、朝は雨が降っていても午後になると晴れ間が見えていたりするし、その逆もある。
そういう気候なので、空の状態が大事な飛行機の撮影には不向きな季節なのだ。なので、この季節の間は私も飛行機を撮る気が起きない。寒いし。
なのだが、地方空港の割に被写体の種類の多さに定評のあるビクトリア空港、夏には及ばないが冬は冬で目ぼしい機材がやってくる。冬の間だけ就航する定期便があるのだ。
でも、中々休みの日と天気の調子が合わない。ようやく12月14日に行けそうだと思ったのだが、空港に着く頃にはドン曇りだった。引き返すのもアレなので、強行することにした。



そういうわけで撮影です。目当ての季節定期便を捉えるべくRWY27エンドで待機します。撮影地点の位置は例によってここから確認してください。
ヤツが来るより先にエアカナダエクスプレス(ジャズ航空)DHC-8-300 (C-FSOU) AC8063便(バンクーバー発)が着陸してきました。
エアカナダエクスプレスを運行しているジャズ航空の塗装なのがポイント。ジャズ航空の機材は順次エアカナダと同じ塗装に塗り替えられていて、ジャズ航空塗装は少数派なのです。



派手派手なDHC-6も来ました。
DHC-6は元々デ・ハビランド・カナダが開発した小型機ですが、現在はビクトリアに本社を置くバイキング・エアが製造を請け負っています。バイキング・エア製のDHC-6は400型のサブタイプを名乗っています。
この機体もバイキング・エア製のDHC-6-400です。たぶんできたてホヤホヤで、引き渡し前の飛行試験をやっているんでしょう。レジはC-GVVAですが、アレは多分引き渡し前の仮の番号です。
引き渡し先は航空会社ではなく、ロスネフチ Роснефть というロシアの国営石油会社。そこの社用機として使われるんでしょうね。



パイパーの小型機も着陸。たぶん個人所有機。



今度こそ来ました、お目当てのサンウィング航空B737-800 (C-FFPH) WG575便(バンクーバー発)が着陸です。
サンウィングはカナダのLCCでして、親会社は同名の旅行会社というのが珍しい点でしょうか。カナダ、アメリカから中米・南米のリゾート地へ向かうレジャー系の航空会社であるのも特徴です。
575便はバンクーバーを起点にして、ビクトリアへ寄港、その後目的地のサンホゼデルカボ(ロスカボス空港)に向かいます。どこやねん・・・というとメキシコのカリフォルニア半島の先端にあります。メキシコ有数のリゾート地だそうな。



着陸の次は離陸を撮るのでRWY09エンドへ陣地転換します。
途中にバスの整備工場があるのですが、そこに3台のバスが停まっていました。
左はインターナショナルステージラインズのMCI D4005。MCIの現行モデルです。
中央と右はMCI MC-9。ステンレスボディの骨董品。1980年代に製造されていたバスで、観光バス等でギリギリ現役でいられてるのはこの世代あたりが限度かな?・・・と。あと10年もすればMC-9のようなコテコテのアメリカン観光バスも一掃されているでしょう。



空港の隅で寝ている謎のB737-500 (C-FPHS)。たぶん貨物機なんだと思いますが、どうやっても全体をうまく撮れないので困ったやつです。



RWY09へ到着。
まずは緑ジャズことC-FSOUのAC8064便バンクバー行きが離陸。曇り空ですが、離陸撮影時は晴れ間が。というか晴れ間でシャッター切れるような構図にしたので、周りは曇ってます。



C-FFPHのWG575便サンホゼデルカボ行きも離陸。無難に収められてひとまず満足。
冬季の季節便はあとエアトランザットが就航していたんですが、こっちは撮らずじまいです・・・。



再びRWY27エンドに移動して着陸機を撮影。
ホライゾン航空DHC-8-Q400 (N413QX) AS2161便(シアトル発)でした。着陸はやはり曇り空。



飛行機学校のセスナ(C-GTDK)。



次に着陸してきたのはエアカナダエクスプレス(ジャズ航空)ボンバルディアCRJ-200ER (C-GJZJ) AC8067便(バンクーバー発)。
ジャズ塗装のCRJというのも珍しいような。にしても200型は胴体が短くて、ほとんどビジネスジェット機ですね、これじゃ。



さらにユナイテッド・エクスプレス(スカイウェスト航空)CRJ-200LR (N912SW) UA6212便(サンフランシスコ発)。
最初は撮るのに手こずっていたユナイテッド航空のCRJも慣れてきたもんです。



ビジネスジェットのブリティッシュ・エアロスペースBAe125-800 (C-FKGN)。初めて見た機種でございます。やったね。



再び離陸撮影のためにRWY09エンドへ。
まずC-GJZJのAC8068便バンクーバー行きを撮影。



N912SWのUA5268便サンフランシスコ行きも離陸。ちと陰ったな・・・。
これで今日は終いです。



さり際に見えた誘導路にいたDHC-6-400 (C-GVKI) 。これは製造元のバイキング・エア所有の機体です。デモや試験なんかに使われているというところでしょう。



吹きっ晒しの滑走路の周辺はとにかく寒かったので、空港の展望ラウンジで一休み。売店のティムズでドーナツとコーヒーを買うのは欠かせません。
ラウンジからは737とコンベアの貨物機が見えます。



真後ろのDHC-8。旅客機のお尻もまた奥が深いのだ。



334飛行隊のCH-124が任務を終えて帰投するところも捉えられました。ちっこいけど。

今日はこれでおしまい。