二胡歴五年七転八倒

二胡に興味をお持ちの方&ビギナーへの参考になれば
//5年目のいましか書けない事//

奇説:かつて楊琴(中国のハープ)はチューナーであった(ドレミファソラシドの標準発振器)

2018-03-26 19:44:50 | 純正律ピタゴラス律平均律
数百年前を想定するとはいいながら、
前回の「二胡の音階をたどる」のような8の字運動はやってられませんね。
ワンタッチで各音程を鳴らす道具がほしいところです

今ならスマホでドレミを順番に鳴らすアプリがあるかもしれませんが、一昔前なら(今でも)横にピアノとか適当な楽器があれば、それで合わせてることでしょう

その点、楊琴のようなものはいいですね。チーンと鳴らして、しばらく残響が鳴ってくれる。その間に音の確認。
そのような音合わせ用の楽器を作るとしたら、



表1、前に書いた5度、周波数で1.500倍づつの開放弦の並び
表2、6本の弦を間に追加して、
表3、オクターブをずらしてレミファラシを割り当てます
便利な音合わせ道具が完成です(注:奇説です、念のため)

実際には弦6や弦7のような高音が難しいとか、2オクターブ下げるのは精度が悪いという事であるならば、弦6,7をやめて、弦Gを追加 (表.4)
弦5からスタート。ぐるぐる回りになりますが、



二胡やヴァイオリンの音合わせで書いたのとはすこし違う、ぐるぐる回り字運動でも合わせることも可能です。
じっさいにそういうような物が数百年前にあったかどうかは知りませんが、ワタシなら持っておきたいところです

高校の同級生でハープやっている人がいますが、こんど同窓会があれば昔のハープの音合わせの仕方を質問してみます。さあ、どうでしょうか?


(c) Kozi Nikomura (2014-2018)All Rights Reserved.