54のパラレルワールド

Photon's parallel world~光子の世界はパラレルだ。

地球温暖化は本当か!?

2006年02月20日 | パラソル
NHKスペシャル『気候大異変 第1回 異常気象 地球シミュレータの警告』『気候大異変 第2回 環境の崩壊が止まらない』について。

100年後、地球の二酸化炭素濃度は2倍になり、気温は4度上昇する。温帯にも熱波が襲い、大型台風が頻繁に起こり、アマゾンが砂漠になり、作物が育たず食物危機になり、疫病が流行する。

うわあ、恐ろしいですね。、、、もしも本当のことなら。

100年後の予測なんて信じられるか。「予測」というと聞こえはいいが、予言と同じだ。ノストラダムスの予言はどうなった?
1900年の人々は2000年のことをどれだけ予測できたというだろう。テレビ、コンピュータ、携帯電話、自動車、飛行機、宇宙ロケット、遺伝子、原子、何もだ。
そもそも気候というのは複雑なシステムで本質的に予測不可能なものだ。1ヶ月後の天気予報を信じますか?では100年後の天気は??
コンピュータシミュレーションは一体どうやって100年後の予測をしているというのか。それはどれだけ信頼できるものなのか。まったくだ。
100年後の予測なんて馬鹿げている。10年後のことさえわからないというのに。
(参考:「Aliens Cause Global Warming」マイクル・クライトンHP-speechesより)

地球温暖化。誰でも知ってる。二酸化炭素による温室効果が原因だ、と学校で習った。しかしこれはあくまでも「仮説」であって科学的に証明されていないのだ。
テストで「温暖化の原因は?」とあったので私は「わからない。そもそも温暖化自体が疑わしい。」と書いたら×にされた。ふざけやがって。

そもそも大気中のたった0.03%ほどの二酸化炭素が地球の気温にいったいどれほどの影響があるというのだろうか。温暖化の原因は他にあるのではないか。
たとえば土地利用。温暖化よりもヒートアイランド現象のほうが顕著だろう。東京の気温は過去100年間で3度も上昇している。アスファルトや高層ビルなどの影響だろうと思われる。さて、気温が4度上昇して地球に大きな危機が生じるというなら、東京はとっくに終わってるだろう。

マイクルクライトン「恐怖の存在」、ビョルン・ロンボルグ「環境危機をあおってはいけない」を読んだ私は、地球温暖化に対して否定的な見方に偏ってしまっているとはいえる。客観的に捉えているとは言いがたい。
しかし純粋な科学者は地球温暖化に懐疑的であり、地球温暖化を騒ぎ立てるのは政治・法曹・メディアである、というのを聞くと、やはり私は地球温暖化というものに対して批判的になってしまう。

さて、コンピュータが出した100年後の予測は、現状のまま何も変わらずに進んだ場合の予測である。現実においては、科学があらゆる改善策を提供するだろう。化石燃料はクリーンなエネルギーに代替されるだろうし、砂漠は減少し、森林は拡大するだろう、農業技術によって食物生産量も上がるだろう。そこにはまったく新しい技術があるのだ。
100年後の未来は、コンピュータの予測よりもはるかに明るいものになるはずである。
我々はメディアが作り出す「恐怖の存在」にそれほどおびえる必要はないのである。

恐怖の存在 (上)マイクル・クライトン
恐怖の存在 (下)マイクル・クライトン
環境危機をあおってはいけない 地球環境のホントの実態ビョルン・ロンボルグ

読んだらそう思います。。


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31 コメント

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TBありがとうございました! (ichinisan123)
2006-02-20 17:24:34
そうですね、100年後の未来の予測というのは

難しいものですよね。



私が子どもの頃に読んだ科学の子供向け本には、

近々、ミニ氷河期がくるかも!?

なんて書いてあったりしたのに、

大人になった今は、まるで逆ですし、

そういいつつも、一部メディアは今年の寒波の

強さについて、ミニ氷河期到来か、みたいなことも

言ってましたし、そういう意味では、予測は難しいことを物語っていますね。



悲観的にならずに、情報に振り回されずに、でも、技術者や会社や他人任せではなくて、自分ごととして、リスクのあること、明らかに環境を害したり負担をかけてしまっていることについては、少し節制してみるのがいいのかもしれませんね。希望的観測をありがとうございました!
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Unknown (54)
2006-02-20 17:43:00
「希望的観測」の使い方を間違えているような気がしますが、、

まあ南極の氷河が成長しているので次の間氷期の前兆ではないかともいわれていますから。

温暖化が嘘だとしても、環境をよくしようという雰囲気はよいことだと思います。
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はじめまして (伊藤 惠世)
2006-02-20 19:31:03
たしかに、やたらめったらおびえる事では

ないのかもしれませんね。
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TB TNX (cineaste)
2006-02-20 21:40:24
 確かに100年先の予想は難しいでしょうねえ。でも、現実に進行中の異常気象はやはり無視できません。地球温暖化には異論があるのは知っていますが、もし本当だったら取り返しのつかないことです。私は孫やひ孫たちの世代のために日々の暮らしをを見なおして生活していきたいと思っています。

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はじめまして♪ (か~るとん)
2006-02-20 23:17:24
TB有り難うございます。



冷静に考えると100年後の予想などというものは、確かに非常に難しいものですよね。

これを機に自分も地球温暖化に関する本を読んでみようと思いました。

近年の各国での異常気象等を考えると、日々の一人一人のちょっとした心がけも大切だな~と思います。

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はじめまして (kiyomi)
2006-02-21 07:42:54
地球温暖化の影響はやはりあると思います。

今生きている私たちは、どうにか暮らしていけると思っていますが、100年後、200年後も、さらに今よりよい環境で我々の子孫は生きているでしょうか。そうであってほしいと強く願います。
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コメントありがとうございます (54)
2006-02-22 14:33:07
異常気象というけれども何と比べて異常なのか、正常な状態とは何なのか。台風も津波も珍しいことではない。

そもそも地球環境はダイナミックに変化するものである。灼熱の時代もあれば氷河期もあった。もともと二酸化炭素濃度は90%以上あった。

人間にとって「異常」でも地球にとっては正常な活動なのである。それを制御しようとできるものではない。

地球が温暖化傾向にあるのは認めるがそれが人間活動のせいかどうかは疑わしい。異常気象は報道によるマジックである。

100年後の未来は今よりずっと豊かな世界になっているだろう。人間生活はいつも改善し続けているのだから。

孫やひ孫の世代がうらやましいです。

だからもちろん日々環境に気を配るのはよいことです。私も自然が大好きなんです。
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Unknown (Unknown)
2006-02-23 17:55:21
 京都議定書の科学的根拠となっているIPCCの第3次評価報告書は、世界各国の科学者の研究成果です。内訳は、計122人の総括執筆責任者と執筆責任者,516人の執筆協力者,21人の査読編集者,337人の専門査読者です。最近はいかがわしい情報が氾濫し、特異な学者による捏造事件も頻発していますが、IPCCの報告書はそのようなレベルのものではありません。この報告書をじっくり読まれることをお勧めします。

 地球の40万年の歴史をみれば、温暖化の事実は明確に分かります。「20世紀の日本の気候」→「暖かくなった地球」→ボックスに明記されています。​http://www.data.kishou.go.jp/climate/cpdinfo/20th/box3.htm?​

 温暖化の将来予測は、環境省の「環境省報道発表」→「2005年5月20日」→「中央環境審議会・・・」→第2次中間報告21pに記載されています。

http://www.env.go.jp/press/file_view.php3?serial=6749&hou_id=59...​

 今後の日本の方針については、環境省の「脱温暖化2050研究プロジェクト」が参考になります。​http://www.kantei.go.jp/jp/singi/energy/siryou/dai30/30siryou4.pdf?​

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Unknown (Unknown)
2006-02-27 08:11:10
大勢の学者がいっているからといってそれが真実であるかどうかはわからないです。真実だったとしても、温暖化によるメリットなどは触れていない可能性があります。



これらの学者は”環境問題”で食っている人たちであり、今後大丈夫という結論が出ると研究予算がでないですよね。

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Unknown (54)
2006-02-27 14:25:12
IPCCの内訳は温暖化で資金を得ている人たくさんということで、明らかに偏った見方がなされるであろうと思われる。

私はクライトンやロンボルグを信じて温暖化否定の立場をとり、これも偏った見方がなされているであろうと思われる。

しかし純粋な科学論文は温暖化を証明できていないというクライトンの言葉を信じると、温暖化は嘘であると考えるほうが妥当だと思います。

これも偏見だろうか。人間は偏見しかできないのだろうか。
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